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第十六話:ソラノカケラ1

12月29日 ノースポイント 那覇基地SAF本部 16:50
「明日には大規模な空戦が始まるなんて今まで誰が想定したのやら・・・・」
「さあ、な。ファイアコブラリーダー我々はコモナの周辺で援護だからなあ・・・・といっても一番最初に交戦を始めるんだが」
「NASDFやSASDFだけじゃなくユーク軍やオーシア軍から抜け出して傭兵として参加する奴も我々と同じ周辺援護を任されるらしい」
「ハア?・・・ISAFの奴等は前に出たがらないんだな・・・・ふざけやがって」
「しかたねえだろ?奴等はこの後に上陸作戦があるんだと」
「特殊戦を舐めてないか?連中・・・・」
「おもしれえ・・・・やってやろうじゃねえか。それでこそこっちは向こうと対等になれるんだよ」
「だからと言って簡単にやられるなよ?ストームリーダー」
「うるせえな、ちゃんと戦略は各隊ごとに考えられてあるんだろ?」
「当たり前だ。グールリーダー」

そんな話をしている奴等――SAFとして参加している傭兵やNASDF・SASDF各隊のリーダーの話を聞きながら刹那はNASDF・SASDF戦技教導隊の合同部隊[EMMET]に声を掛けた
「エメットリーダー、初の実戦だが、死への恐れはあるか?」
「他の通常部隊には実戦経験はあるの我々が死への恐怖を持つわけ無いでしょう、一佐。・・・それにコモナ諸島は我々のソラですし、集る蠅はトコトン落としますよ」
「そうじゃない、戦場の狂喜に呑まれない自信があるか?飲まれたら地獄にコンマ数秒で落ちる。あるかないかの二択で答えろ」
「・・・プッ・・・ククク・・・・勿論Yesですよ。人を撃った経験もありますし、第一陸軍国家であるエルジアの空軍機が我々の腕前に敵う筈無いでしょう?」

彼等は1995年時とは全員メンバーが違う為実戦経験は無い。それでも生残れるだけの技術と思考を持っているが、血と硝煙と煙の中で正常な判断で弾薬と燃料を節約し、冷静な判断で敵をソラから叩き落さなければ戦場では命取りになる。刹那はこの中で唯一実戦経験の無い彼等にそう忠告したのだ。
「我々は戦闘で敵が尻に火を付けて逃げ出すまで敵を追い立てますよ」
「なら・・・良いんだがな・・・・・私は単独行動を取る。各隊はそれに上手い事合わせた行動を上手く取ってくれよ?敵を恐怖のどん底に追い立てたいからね」
「コピー」
「ラジャー」
「了解だ」
「ヤヴォール」
「ダー」
「サー イエス サー」
「ラージャッ」

様々な敬礼が返って来るのを確認すると、刹那は号令を掛けた。
「良し、全SAF・フォースリコン・NASDF・SASDF・航空傭兵部隊はコモナ諸島を繋ぐ高速道路まで進出し、NASDFのドローン戦闘機と共にコモナ宇宙センターのロケット発射を阻止に来るであろう敵航空隊を邀撃する!移動開始は0412310230!作戦、敵性脅威の予想戦力は移動中にAWACSより報告が来る筈だ。作戦前の集まりは解散だ。各隊で戦術・戦略を積み上げておけ。以上!」
作戦前の最後の集合、5人の小・中隊長が自分の部隊員達の所へと歩いて行く。情報漏洩を防ぐ為互いの戦術戦略は一切互いに知ってはならないと言う決まりを作り、反則者には即座に銃殺と言う罰則をも作った。周りの動きとは別に刹那は想定外な行動を取り始める
「先に行ってるぞ。各隊は準備を終えてから来い。良いな?」
既にエンジンを温めてあった機はすぐにエンジンを完全に立ち上げ、キャノピーを閉じた。計器と言う計器が刹那の思いを正確に捉え、正確に動き出す。
(久しぶりだな・・・この高揚感・・・・)
そう思いながら・・・・

コモナ諸島 12月31日 01:30
「連合の先遣隊がノースポイントを出発したと報告がありました。二時間後に到着の予定です!」
「了解だ。ロケット各種装備、計器類のチェックを怠るなよ!」
コモナ宇宙センターではいつも以上に慌しい空気に包まれていた。
≪第3メデイカルセンター、収容受け入れ準備完了!何時空襲があっても大丈夫です!≫
≪NMSDF艦隊ISAF艦隊がエリア05-24を通過!5時間後に戦闘展開が可能になります!≫
≪AWACSより定時連絡!0125現在、敵影無し!但し、IFFグリーンの航空機がそちらに接近中との事です≫
「此方発射管制センター、やけに気が早い友軍機だな・・・・デフコン4維持!」
≪了解!ロケット発射台の安全確保を優先!≫

そしてそこで作業する管制官達は大粒の汗を垂らしながらも宇宙センター内のセキュウリテイーの確保に明け暮れている。
≪・・・接近中の航空機より通信です。ISAFの暗号電文ですね。解読します。"我はSAF一番機コードネーム・ブラックデスサイズ、防空任務のために二時間早着す"以上≫
「コントロール了解。着陸地点の照明を灯せ!」
≪先遣隊一番機を確認。アプローチを開始します!≫
東の海の水平線上に明かりが灯り、そこにあっと言う間に航空機用ライトをつけた機がが下りてきた。地下にある此処からはから直接は見えないがモニター越しで確認できる。
≪これからもっと忙しくなるな・・・≫
≪ロケット各種確認OK!≫
「よし!総員対空対水上警戒を厳に!」

コモナ諸島 上空2000m 07:45
≪夜も完全に明けた・・・ブラックデスサイズより全隊に告ぐ、そろそろ奴さんの鉄騎が飛んでくるぞ≫
≪ダー、グールリーダーよりグール各機へデフコン1に移行≫
≪ラージャッ、ファイアコブラリーダーよりファイアコブラ各機へ第一種戦闘態勢へ≫
≪ストームリーダー、ヤヴォール。ストームリーダーより各機戦闘準備!≫
≪フォースリコン02小隊了解、各機編隊を広げろ≫
≪エメットリーダー了解、IRST・レーザー照射オン。スタンバイ≫
各隊の編隊が多方面に広がっていく、北から来るとは限らないのだから戦域を広く確保しなければならない。AWACS[スカイアイ]は燃料補給・整備中なので我々が上手い事連携して制空権を確保しなければならない。この作戦は最後の最後まで秘匿されていたため主力が遅れるという事態に陥ったのだ。
≪此方グールリーダー、敵編隊を確認した。機数10、敵の先遣隊だな。≫
≪了解した、グールは低空より後ろに回り込んで奇襲を掛けろ≫
≪グールリーダーコピー、各機降下しろ。ステルスの性能を見せ付けてやれ≫
ディスプレイ上に複数方向から敵の先遣隊が続々と集まってくる。しかも空中管制機か給油機が2~3機いる様だ。此方は刹那の機を含め全てステルス性能を有する機体だ。奇襲が成功すれば相手の士気を砕ける。
≪ストームリーダー敵機確認。マスターアームオン。・・・シーカー・オープン、ストーム各機FOX2スタンバイ≫
≪エメット各機へ、ミサイル発射後は編隊を二分してサッチ戦法で再度アタックだ。エメットリーダー、マスターアームオン≫
≪グールリーダー、シーカー・オープン。ロックオン・・・・≫

各隊が敵の後ろを取ったのを確認すると、刹那は号令を掛けた。
≪ブラックデスサイズより各機へ、クリアード・トウ・エンゲージ!≫
≪グール1!FOX2!2、3、4も発射後ブレイク≫
≪ストームリーダーFOX2!2、レフトターンNow!≫
≪エメットリーダーFOX2!各機欲張らずに一発かましたら高度を取れ!≫

たったいま、大陸戦争で最大の大空戦の幕があけた。

fin
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