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第十五話α:巨人たちの咆哮・・・・前編

ノースポイント 入間統合自衛軍基地地下5階会議室 12月16日 01:45
「この戦争の折り合いはどうつけるのだ!?」
「やはり、武力介入でしか・・・」
「しかし!UNFの戦力は割けられん!!各国もPKOは出せないと言っている」
「では国連総会に提訴してみるか!?腐った利権の亡者共、しかも灰色の息の掛かった奴等が大使等が我々の言う事を素直に聞くか!?」
「し、しかし!!このままでは・・・」

もう議論が始まってから10時間は経つ。彼等は刹那同様にUNF第一機動連隊所属の各国の軍人達だ。階級は大体尉官から~佐官クラス、彼等の部下には特殊部隊出身者で編成されている。
「・・・・」
刹那はこの議論は聞いてはいたが発言はしなかった。実質リーダー格の刹那だったが同じ所から抜け出せない議論に厭きれていたのだろう。
(軍人ではこれぐらいが限界だな・・・・政治家でもマフィアでもそうだろうが・・・・)
そう刹那は考えていた。
「中佐!あなたはまだ発言してませんぞ!!何か意見はあるのでは!?」
周りの視線からそろそろ限界かなと思い、重かった口を開いた。
「・・・・貴官らは未だに同じ議論で争っているようだな。・・・・・・君達は特殊部隊だろう?だったら非公式にエルジアを苦しめ灰色の計画を妨害できる作戦を練ったらどうだ?こんな議論聞いているよりかゴミ袋と話してる方が10倍は建設的で効果的だよ」
「うっ・・・・」
相手が皆ひるんだ隙を付いて一気に畳み掛けた。
「まったく・・・飢えからの命令が無ければ何ら動けないのか?そんなのだから何時まで経っても軍人は軍人なんだ。たまには自分で大規模な作戦立案や部隊編成を考えてみろ。それが出来なければ狗に変わりは無い。銃を取り、頭を振り絞って考えて見ろ。それが出来なければ第一機動連隊から外されるのだからな・・・・先に失礼する。私の部隊の指揮権も君等に預けよう。当分の間はSAFとして活動するよ」
そう言うと席から立ち上がり、会議室のドアを開けて上に通じるエレベータに向かった。エレベータに乗った後に衛星携帯で自分の部下に指揮権が他に預けられた事を告げた。地上に着くのと同時に、愛機に向かった。これから"暇つぶしの殺し合いに"大陸内部の太陽光発電所を爆撃する為に・・・・

ユージア南西部 16:45
≪此方AWACSスカイ・アイ、目標は大陸深部の太陽光発電所と付随する建物だ。作戦開始!≫
≪ダルモエード3、了解で御座いますです≫
≪此方ツクヨミ、了解≫
≪此方レイピア5了解≫
≪ブラックデスサイズ・・・了解。・・・・っとIRSTに感。エルジアの歓迎委員会だ。機数15・・・大型双発機6・・・小型単発機・・・4・・・可変翼機・・・5・・・各機BVRスタンバイ≫

正面IRSTに捉えた敵機の数を読み上げながら僚機に合図を送る。
≪此方スカイアイ、中間誘導は任せてくれ。10カウント後に発射≫
≪レイピア5よりレイピア各機へ、了解か?≫
≪レイピア2了解≫
≪レイピア6了解、ミーテイア、スタンバイ!≫
≪ツクヨミ了解、AMRAAMスタンバイ≫
≪シグマ1了解、シグマ2へ、直ぐに格闘戦になる。カバー頼むぞ≫
≪シグマ2了解≫
≪メビウス1AMRAAMセット・・・マスターアームON!≫
≪オメガ11よりダルモエード3、ヴァイパー1へ、我々は高度を落として攻撃速度に上げる!≫
≪カウントダウン開始!10・・9・・8・・7・・6・・5・・4・・3・・2・・・・Now!≫
≪≪≪≪≪≪FOX3!!!≫≫≫≫≫≫

呼吸を合わせて味方機からミサイルが発射される。だが敵機からミサイルが発射されたのを見逃さなかった
≪ブラックデスサイズより各機へ、敵機もミサイルを発射。これより当機が特殊ECM戦を開始する。此方側のミサイルを除きレーダーが無効になる為、有視界戦闘で対処されたし≫
≪此方スカイアイ、了解。暫くは管制が効かなくなる。無線での連絡は可能なんだな?≫
≪当然だ。それで戦況を判断して欲しい≫

そこまで言うとECM戦と書かれたスイッチを押す。C4I(通信・指揮統合システム)を直接弄くってコントロールを乱す電波とある一定の周波数とIFFを判別し、それを妨害する電波を発信させる。敵機のミサイルが僚機を追尾しなくなり、直進するのがIRST上に見えた。此方のミサイルも敵機に迫っていく。
≪3・・2・・1・・着弾、Now・・・・スカイアイへ戦果報告、撃墜5、撃破2、残りはドロップタンクとチャフを使って避けた様だ≫
≪了解ブラックデスサイズ、そのまま高みの見物と洒落込んでくれ。レイピア5!エンゲージ!≫
≪メビウス1エンゲージ!!アフマドさんには負けませんよ!≫
≪言ってろ!レイピア2エンゲージ!!≫

各機が前進を開始する。刹那の任務はデータ収集だった。まだ彼等攻撃隊は知らないがこれはストーンヘンジの射程を見極め、特殊砲弾の威力を確かめる為の囮なのだった。刹那の機体は高度35000フィート上空で敵地施設上を飛んでいた。敵のレーダーはとっくの昔に反応していたが、ミサイルを5~6発放っても高速で回避される為に沈黙していた。
≪此方オメガ11・・・間も無く目標αに突入する。全機上昇!!≫
オメガ隊以下敵施設攻撃隊が一気に上昇していくのがIRST上で確認できた。その次の瞬間・・・
ズガアアン!!
≪うわっ!?オメガ11イジェクト!!イジェ―――≫
≪各機気をつけろ!!対空砲火だ!!≫

IRST上に出ていたオメガ11のTNDが爆発した。その周囲では濃密な対空砲火が生み出されていた。
≪ブラックデスサイズより攻撃隊各機、敵の対空砲火が厚い様だな。援護を要請するか?≫
≪特殊戦の手を借りるまでも無い!オメガ2!突っ込むぞ!うわっ!SAMだ!!≫
≪・・・・見ちゃいれないな。不発設定、FOX1≫
直ぐにSAMから発射されたミサイルをロックして零式奮進弾を放った。零式奮進弾が敵のミサイルに直撃し、粉砕した。
≪た、助かった・・・≫
≪ダルモエード3、此方ブラックデスサイズ。敵の高射砲は二基だけか?再度確認しろ≫
≪は、はい、そうで御座いますですが・・・・どうかしたので御座いますですか?≫
≪了解≫

刹那はそのやり取りが終わると、ふと思考に入った。
(新型の対空砲弾、か。成程ストーンヘンジの技術を応用したのか・・・・だったら、簡単に崩せる)
機体を急降下させた。既に音速を超えている。
≪ターゲット・・・・Lock・ON!!FOX1!!≫
胴体下に半分埋め込まれた零式奮進弾の残弾3発を全て使い切り、残りはバルカンと増槽のみ、それで目標α・・・敵のSAMと高射砲に叩き込む。
≪目標沈黙。残りはAAGUNだ。低空侵入時に注意しとけ≫
≪此方オメガ4、助かったよ特殊戦!リリース!≫

機を持ち上げて友軍とバトンタッチするように上昇に転じる。友軍機が爆弾を落としていく。敵の施設や太陽光発電のパネルに当たり、爆発。破片が太陽光を反射し、中々幻想的な世界を作っていた。

Fin
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コメント

感想などを
そう言えば、刹那とメビウスⅠがISAFのツートップエイスなんでしたね^^
しっかし、刹那にはどんな未来が待っているのでしょうか…
刮目しておきます!

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