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第二章 蒼の死神と黒の死神:第一話 始動

??? ??? ???
「・・・・・!!」
「・・・!?・・・・・!!」
「・・・・・・・。・・・・!」
地下の会議室では男達が議論をしている。その内容は余りにも単純だが余りにも複雑だ。
「まあ、まあ、諸君。研究を続けよう」
肥満体のゲルマン系の男がそれらを静止させた。いや、ここに居るのは皆ゲルマン民族なのだが。
「ですが!余りにも無謀です!世界を闘争に巻き込むなぞ、10兆年たっても!」
若い男が制止した男にその議論の事に反論した。
「君、既にエルジア、エストバキニアとは手をくんどる。後はオーシアだけだ。何も問題ない」
肥満の男はフンと息を荒げて言った。
「ですが・・・あの男は!!あの、あの不死の死神は如何するんでs!!」
バン!!!!

肥満の男の手にあるデザートイーグルが火を吹き、その男を派手に吹っ飛ばした。
「敗北主義者は必要としてない・・・アシュレイ、こいつを片せ」
「ヤーヴォール」

2002年 12月31日 ノースポイント 10:00
「平和ってのもなぁ・・・・」
刹那はカフェテリアで超が付くほどの久々の休息を取っている。だが、戦場の臭いが体から取れない。もう平和になじめないのだ。
「そう言えばあれから8年・・か」
思いにふけっていると一組の男女が接近してくる
「やあ、久しぶりだな。まさかと思ったが未だに生きていたか。ラインハルト」
銀髪、そしてベルカ訛りのエルジア語の男。隣に中央ユージア系の女性をつれている
「おう、エーリッヒ。18年ぶりだな。」
サングラス越しにその男女を眺め、もう季節外れも良い所の漆黒のトレンチコートを着て椅子から起き上がる。彼にとってこれは外に出る時の制服に等しい。
「暑くないのか?まったく噂どおりだな。変な奴」
ククと苦笑しながら銀髪の男は言った。
「変な奴で悪かったな。所で、隣は誰だ?彼女・・・ではないな。相棒か」
表情一つ変えずに言う刹那。その女性が少し顔を赤らめるのがサングラス越しでも分かる。
「しかし、エーリッヒ昔はベルカのエース今やエルジアのエース、か。昔年下だった私が良くお前を苛めていたいじめグループと1対6で戦ってたからな。驚いたよ」
久しぶりに感情が出た気がする。
(ヨロコビ・・・だったよな・・・)
"まだ"慣れきっていないのか、感情と言うのを忘れている。
「そうか?そう言うあんたは今やこの国では英雄なんだろう?」
そのエーリッヒの言葉に少しチクッと来た。
「ああ・・・・"ユリシリーズの英雄"なぞ嬉しくも無いがな・・・・肩書きなぞ要らん」
3年前 ユリシリーズ飛来 
その時私は次期FXの「機龍」に乗り込んでいた。飛行テストと実射試験を兼ねての事だった。
その日は快晴で、星が良く見えた日だった。そして、警報が鳴って・・・・。
そこで思い出すのを止めた。ノースポイントとサウスポイントは防空用レーザー兵器・機龍・イージス艦ナガト以下自衛軍の全力迎撃により、被害は小隕石による津波だけだったのは奇跡に等しい。だが・・・ユージア各地ではストーンヘンジの迎撃むなしく、大型隕石が大量に落下した。さらにストーンヘンジの一基が隕石で全壊、修復不能になった。ノース・サウスの迎撃を刹那は機上から指示しながら自らも迎撃に買って出たのだ
「さて、話とは?」
刹那はようやく本題に入ろうとした。
「ああ・・・本国からのお達しでな。我が国は貴国と貴国の同盟国との共同訓練を希望している」

コモナ諸島北方 1月25日 14:59 ノースポイント第一護衛艦隊
「5・・4・・3・・2・・1・・訓練開始!!」
護衛艦ムラサメの艦長は無線に叫ぶように言った。
「レーダーコンタクト!!方位2-4-0、敵数、海上35!上空25!距離50000!!本艦隊への攻撃態勢を取っています!!」
「アクテイヴ・ソナーに感!!方位1-4-5!深度400!距離40000!敵数4!!音紋解析完了、ロサンゼルス級!!」
「敵艦隊、此方を完全捕捉した模様!!速力増大!!」
「敵潜さらに増速!!25ノット・・・27ノット!!」
「旗艦ナガトより発光信号、ゼンカン ニ タイクウ タイセン タイカン セントウ ヲ ゲレイス・・・以上です。」
「後方の第一機動護衛艦隊および同盟艦隊から邀撃・打撃任務部隊の発進を確認!!」
「総員対空・対潜戦闘用意!!デフコン5!!敵第一波は主砲とCIWS、そして97式魚雷!!」

ムラサメの艦長はほぼ1時の方向を睨みつけた。
「来るぞ・・・・」
その声がした直後、CICから怒号の様な声が聞こえた。
「敵艦対艦ミサイル発射!!!命中まで2分40秒!!」
「敵潜より魚雷発射音!!・・・・音紋解析・・クソッたれめ・・・サブハープーン!!」

艦長は艦内無線に落ち着いた口調で言った。
「バカスカ撃ちやがって・・・テメーらそれでも軍人か・・・ったく・・・正当防衛射撃!!主砲撃ちー方始め!!
その命令はCICの砲雷長が復唱し、主砲が1時の方向を向いた。この演習、実は電子戦によってレーダーに映し出してやっている。潜水艦は魚雷やハープーンミサイルに模した音波・電波発信模擬魚雷を放っている。
「トラックナンバー1249主砲、撃ちー方はじめ!」
「主砲撃ちー方はじめ。マニュアルで撃て!!」

ドンッドンッドンッッドンッドンッドンッドンッドンッッ!!!!
「トラックナンバー1249から1260まで撃墜!!」
「新たな目標、敵魚雷!!感16!!ぜ、全門済射です!!」
「さらに敵航空機よ対艦りミサイル発射!!」
「主砲撃ち方止め。ソナー、落ち着いてやれ。これを迎撃の後、目標エイギル艦隊を壊滅させる!」
「ナガトが主砲済射します!!」

レーダーに表示されていた対艦ミサイルの光点が一気に消失する。パルスレーザーをレーダーと連動させて照準したのだ。冷却に30秒かかる。
「よし後は魚雷か・・・・方位・速度そのまま。全艦に2本ずつ97式魚雷を放つよう送れ。目には目を沈黙艦隊には沈黙艦隊をだ。あの潜水艦4隻はオヤシオ・ミチシオ・ウズシオ・セトシオに任せる。」
「了解。信号送れ」
「右舷対潜戦!97式対潜魚雷発射始め!」
シュシュゴッ・・・ザバン・・シャアアアアアアアア・・・・・

魚雷管から2本の魚雷が放たれる。勿論この魚雷は直ぐ燃料が切れた。
「目標命中!!全弾誘爆したもよう。ソナー効力15%に低下!」
「了解!!ソナーデジベル最大!!航空隊に攻撃指示!!」
「攻撃隊より了解が返って来ます。・・・・AAM-4、零弾(零式奮進弾)の発射を確認」
「よし、敵航空機は!?」
「直衛機とさっきの攻撃機だけです。敵攻撃機が食われています。」
「敵対艦ミサイル第二陣接近。如何しますか?」
「決まっている。再度迎撃。その後SSMー3(ASMー3の艦載型)で攻撃だ」
「ソナー効力50%回復、敵潜探知、方位1-4-5と1-6-4に一隻ずつ。他は友軍艦のみ。・・・・あ、方位1-4-5の敵一隻を撃沈判定」
「了解、敵対艦ミサイルに対し正当防衛射撃、CIC指示目標主砲撃ちー方はじめ」
「トラックナンバー1261主砲撃ちー方はじめ。」
「撃ちー方はじめ」
ドンッドンッドンッドンッドンッドンッッッ!!!!

空砲が連発で発射される。だが全ては防ぎきれない。
「トラックナンバー1274と1276が接近!!」
「CIWS!!A・A・W・AUTO!!」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!!
「目標全撃破!!」
「SSMー3諸元入力完了!!」
「発射!!Salvo!!」

電子の破壊槌がレーダー上の光点となって飛んでいく。その数30。
「敵艦が応射中の模様。対空ミサイルがSSM-3に襲い掛かってますが、インターセプトに失敗しています」
「さあマッハ3の破壊槌よ。敵の城壁を破壊しろ!!」

次の瞬間、若干3基インターセプトされたが残り22基が敵の主力に突っ込んだ。
「大半はエイギル艦隊中央に命中・・・。殆どが航行不能か爆沈判定です。圧勝ですね・・。」
レーダー員が報告をしてきた。残弾もまだある。これが実戦だったらエルジア通常戦力最強のエイギル艦隊に損害ゼロでの圧勝となる。しかも専守防衛を貫いてだ。
――大した物だ。とムラサメの艦長は驚きを隠せずに居た。

fin
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