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1.5話 新天地へ

1995年1月15日ノースポイント北部オクジリ基地 ハンガー 11:00
セツナの前には隊長のハヤシリョウコ一尉と隊司令がいる。
「それじゃあセツナ、頑張ってね」
「リョウコ一尉もお元気で、隊司令もご配慮有り難う御座います」
「うむ、向こうでは何が起こるか解らないからな、気を付けてな」
タラップを使って様々な所が変わった愛機に乗り込んだ。
「整備長に有り難うと伝えておいてください・・・わざわざ改造までしてくれて有り難いです」
セツナはこれからノースポイントとユークトバニアの中間の公海にに浮いているユークトバニア空母「ハルシオン」に乗り込む。ユーク空母を借り、オーシアの近海で射出してもらい、目的地のウステイオ南部のクレスタ基地まで一飛びという、国家の懸念を超えた大事業である。
「にしてもユークは良くこんな案を通しましたね」
やはりなんか微妙な感じがするので二人に聞いてみた
「サウスポイントのお陰でしょ、多分この案通さなかったら輸出を止めるとでも言ったんじゃない?」
「はは、そうかもしれないね、セツナ三尉、[ハルシオン]は君が正月に対応した部隊の所属空母でもあるんだ、もしかしたらその時の相手に会えるかもしれないね」
セツナは目を丸くした。何で一介の隊司令がこんな事を知っているんだ?と
「何で知ってるのか、って目だね、実は私の友人が中央で調べてくれたんだ・・・無論これは他言禁止の話だからね」
(ああ、なるほど)
「隊司令、中央にご友人がいらっしゃたんですか!?」
「ああ、そうだ」
隊司令は時計を見て
「もう時間だね、じゃあ向こうで頑張ってな、セツナ三尉」
大きな声で応答し敬礼を送った
「はい!出撃します!」

ノースポイント北部オクジリ基地 滑走路 12:00
<<ヴァルハ、いやフェザー1、クリアード・フォー・テイクオフ>>
セツナは新たなコールサインを間違えた管制塔に苦笑しながら突っ込みを入れる
「こちらフェザー1了解、管制塔!戻ってくる時はちゃんと憶えといてくれよ!」
すぐに応答が帰ってくる
<<憶えてるわけ無いだろ!>>
ギアブレーキを解除、エンジンスロットルを上げる
「・・・V1・・・VR・・・V2!テイクオフ!」
フワァと機体が浮き上がる感じで飛び上がった。

これでは何がおきたか解らないので時を戻そう

1月7日ノースポイント北部オクジリ基地 隊司令室 14:00
「やあセツナ三尉、たった今飛行教導隊から連絡があったよ」
隊司令がコピー用紙を差し出しながらこう言った。
「は?」
まだ暖かいコピー用紙を受け取り、その内容を見る。
「まさか・・・!?」
「そうだ、おめでとう!三尉」
その用紙にはこう書いてあった
――――――――――――――――――――――――――――
・世界遠征試験の結果
・以下の者は特に優秀であり遠征隊の隊長・副隊長に命ず
・隊長:NASDF北部防衛隊 第104防空飛行隊 コバヤシ・セツナ三尉
・副長:SASDF南部航空隊 第304防空飛行隊 ハヤシ・ヒカル三尉
・以下の者は比較的優秀であり部隊員を命ず
・NASDF首都防衛隊 第205防空飛行隊 ニシヤマ・シン三尉
・SASDF北部航空隊 第302戦術防衛飛行隊 ハヤシバラ・ゼン三尉
・尚、遠征部隊のコールサインは「フェザー」に統一す
・部隊集合の時刻は1995年1月15日 15:00 ユークトバニア空母「ハルシオン」に集合されたし

NASDF防衛省直属 飛行教導隊 隊長 アキヤマ・タカシ二佐
SASDF防衛庁直属 飛行教導隊 隊長 カドマツ・ツヨシ一佐
――――――――――――――――――――――――――――
「あ、有り難う御座います!」
深々と最敬礼をするセツナ
「おいおい私がやったんじゃないよ」
と笑いながら否定する隊司令
二つの飛行教導隊の隊長の名が入っている。という事は、これは二つの国の防衛長官と防衛大臣から認可された部隊という事である。
「下がっていいよ、三尉、君は我々北部方面隊の誇りだ」
「失礼しました!」
退室許可が出たので敬礼をして退室した。その先には心配して来たのか、隊長と整備長がいた。
「「ど、どうだった!?」」
微笑んで例のプリント用紙を二人に見せる。みるみるうちに表情が変わっていく
「やりやがったなこの野郎!しかもキッチリ隊長取りやがった!」
「冷や冷やさせて~この馬鹿セツナ!出来たなら出来たって口で言いなさいよ~!!」
罵声をどんどん浴びせかかる二人。無論喜んでのことだ。
「まさか隊長だとは思わなくって」
とセツナは照れながらそう言った。
「バカ・・」
そう言うとリョウコはセツナに抱きついた
「へへ・・お前の機体、俺が特注にしてやるよ!」
ニィッと笑いセツナの肩をたたく整備長。

ノースポイント東120マイル 14:10
「もうすぐ空母が見えるはずだ」
と周りをきょろきょろ見ながらゆっくりと高度を下げていくセツナのファントム。暫くすると海面にキラッと光るものを発見した。
「ユーク空母か?」
さらに高度を下げ、確認する。と同時に後方からのレーダーロックを受けた
「!!」
とっさにバックミラーを見る。後ろにいた機体はF-14だった。
<<・・聞こえますかー!?応答してください!こちらはユークトバニア海軍第2空母航空団第11戦術戦闘飛行隊所属機のファング1です!そこの機!所属と官名と目的を答えなさい!>>
(お迎えか!)
セツナはほっとしてすぐに応答した
「こちらはノースポイント航空自衛軍 北部方面隊第104防空飛行隊所属機のフェザー1・セツナコバヤシ三尉です!ユークトバニア空母[ハルシオン]に着艦したいのだが、どうすれば?」
相手が少し沈黙する
<<了解しました・・これが一機目っと・・・ではフェザー1、着艦の仕方は大丈夫ですね?>>
すぐに返答した
「はい」
<<了解・・・そのまま降下して着艦コースに入ってください>>
「了解・・・これより着艦します」
セツナはそのままゆっくりと機体を降下させていった。甲板員がランデイングワイヤーから離れてゆく。
「ギアダウン、アレステイックランデイングフック、ダウン!」
<<両方とも下がっています・・・そのまま速度を137ノットで維持、高度チョイと下げてください>>
「了解」
セツナは細かな指示を飛ばすF-14の搭乗員にひそかに感謝した。
(あと3マイル、・・・あと2マイル・・・あと1マイル!)
「タッチダウン!」
ギュッという音がして機体が急制動した。
<<ヒュウ♪ナイスランデイング!うちの前席より上手いわ!>>
<<なんだそりゃあ!?俺が下手くそだって言うのか!?>>
<<だってそうじゃない!!昨日だって舌噛みそうだったし!一ヶ月前はギアを壊して整備長にしかられたじゃない!それに5ヶ月前には・・・・>>
<<頼むからそれ以上言わないで~!!>>
このようなやり取りを聞いていてセツナはクスと笑うとこういった。
「いえいえそちらの指示のお陰ですよ」
<<あら、そう?>>

fin
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コメント

小説の第二話草稿を立てていたので返信遅くなりました
m(__)m申し訳ありません

地名の下だけでも置いてみる事をお勧めします
(例)
[ノースポイント北部オクジリ基地 1995年 12月31日 21:38]
Northern of the North Point
"Okujima Air Base" 2138hrs. 31 Dec 1994

他の英語を使う部分でも、微力ながらご協力いたしますので、その気になったらメール、またはこちらのブログ、掲示板(作りました)にご一報ください
>日本語の下につけると、ZEROの雰囲気が出ていい感じになります。
さ、流石にそこまでは無理です・・・。英語力があんましないので・・・
編集不可能
編集が出来なくなってしまったので、連番です。すみません

無線の台詞は私が勝手に作ったものですので、気に入らなければ削除してください
これはおまけです
PROLOGUE
Northern of the North Points
"Okujima Air Base" 2138hrs. 31 Dec 1994

"Mshima Rader Site" 2300hrs.

"Okujima Air Base" 2310hrs.

"General (Defence Center?)" 2314hrs.

"Okujima Air Base" 2315hrs.

Walhalla1, Walhalla4, you are cleared for take off.
Intercept to angel 20, heading 090.
This is Walhalla1 roger..…聞こえた!?セツナ三尉!

This is Yomotsuhirasaka to Walhalla1, Walhalla4. You are under my control.
Walhalla1 roger.
Walhalla4 roger.
Target heading 270 at 450, angel 20. 3 miles to the Air Defense Identification Zone.
It continued disregarding our warnings. 15 minutes to contact.

"Northeast of the North Point" 2320hrs.

"Northeast of the North Point" 2325hrs.

"Northeast of the North Point" 2335hrs.

"Northeast of the North Point" 2354hrs.

"Okujima Air Base" 2310hrs.

日本語の下につけると、ZEROの雰囲気が出ていい感じになります
更新が早いのは、親が昼にいなくて、自由だからです。
来月になればかなり遅くなるはずです・・・。悪しからず。
>この小説では
><<クリアード・トウ・テイクオフ>>
>となっていますが
>ACEシリーズ、エアロダンシングでは
><<クリアード・フォー・テイクオフ>>
まずい今までクリアード・トウ・テイクオフだと思ってた。ちょっと確かめてきます。
こうゆう風になったのは、第二話から他の人をバンバン出すと言ってしまったからです(汗)
コウシンハヤイナーソウクウノシニガミ(ズボフ
拝見いたしました
1.5話と半端な数ですが、ボリュームは充分ですね
一日おきに掲載していく死神さんはすごいです
私なんか一週間に一回出来るか・・・

あ、気になった事を一つ
この小説では
<<クリアード・トウ・テイクオフ>>
となっていますが
ACEシリーズ、エアロダンシングでは
<<クリアード・フォー・テイクオフ>>
が使われていたような気が・・・・
気になっただけですので、間違いだったらすみません

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