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第三十四話:国境無き世界との接触

7月9日 オーシア サンド島 14:00
「ファアア・・・あ~ダリィ」
暇で暇で仕様も無い刹那。人に会えるのは週1と言うのだからつまらないのも当然だ。
「ま~だ、連中は動かないのか」
如何しようも無いが、一つだけ気にする事があった。それは「国境無き世界」の動向である。
「Drやピクシー、ウィザードなら、こっちの技術と戦闘力を買って出そうだがなあ・・・」
刹那は今、書類上は死んでいるとは言え、防衛省の重要幹部の一人。世界最高の戦闘能力、技術力を手に入れる事は、彼等にとってこの上ない戦力になる筈だ。どんな手を使ってでも接触を図るに違いないと刹那は読んでいる。その時が奴等を止める一つのチャンスでもある。
「・・・さっさと来いよ・・飽きれて来た」

??? ??? ???
「ジョシュア・・それは本気で言ってるのか?」
カプチェンコはウィザードことジョシュアに問いた。
「あんたの言う理想を完遂するのに必須課程と思うがな。鬼神よりも圧倒的に強いし、何よりも連合の奴等にとっちゃ、ショック以外の何物でもない」
ジョシュアはサラリと答えるとラリーに目をやった。
「・・・確かに、鬼神・・いや相棒は奴を恐れてる。それに上手い事交渉すれば現在、実質世界最強のノース・サウスポイントをこっちに引きずり込めるしな、いい案とは思うが・・アンソニー、君は?」
部屋の隅っこに立っていた黒人にラリーは意見を求めた。
「それで、我々の目標が達成出来るなら。やってみる価値はある」
その言葉を聞いたジョシュアはニヤッとしながらこう言った。
「1対3。決定だな。奴は今サンド島で幽閉されている。働いてもらうには借りを作らなきゃな」

7月15日 オーシア サンド島 23:00
「ん?」
ヒイイイイ・・・・
眠ろうとした時、滑走路の方に静かなエンジン音が響いた。
「なんだ・・?・・!」
そこには、小型のビジネスジェットが一機滑走路の中心で止まっていた。
「国境無き世界の連中・・か」
ぽそりと呟くと、早速、その機体に近づいた。すると拳銃を持った男が数人やって来た。
「刹那一佐だな?来て貰おうか」
迷わずに機体に乗り込むと、手錠を掛けられた。
「手際が良いな。これはカプチェンコかジョシュアの指示だな?」
その質問には答えず、すぐに機体を離陸させた。
(恐らく、適当な空港まで行って、ベルカ国内に移動となるんだろうな・・)

??? ??? ???
「着いたぞ、降りろ」
男に促され、機体から降りると、手錠が外された。
「ようこそ、国境無き世界へ」
そこにはアンソニー・パーマーがいた。
「フ、主要メンバー直々にとはな」
微笑みながらも腰まで伸びた後髪をさすった。
「何か、いる物は?」
パーナーに言われ、刹那は普通に答えた。
「まずは髪留めバンドとシャワーを」

??? ??? ???
「中々良いシャワーだった・・じゃあ、話を聞こうか?ジョシュア」
髪留めバンドを後ろ髪につけてパイロットスーツに身を通した。ジョシュア少し呆然としていた。
「?如何したんです?」
「あ、いや・・何でもない・・・」
元々、顔立ちが良かった為か、女性と見間違えられたらしい。
「では・・我々の目的は君の知ってる通り、[大国に対する革命]だ。あの利益優先の超大国共を無くし、世界の人民達に平和を与える事だ。ここにいる者は皆、大国に飽きれ、ある者は復讐を誓っている。そこで・・」
ジョシュアはそこで少し口を止めた。
「我が母国に協力せよ・・だろう?」
刹那はその言葉を継いだ。
「そうだ。君の母国は50年前の敗戦でオーシア、ユーク、FCU、エルジアに恨みがある筈だ。戦力を出せとは言わん、後方支援でも良いんだ」
ジョシュアはまるで女を口説くような感じで言った。
「・・・・・・・・・・気に喰わん
刹那は長い沈黙の後ぽそっと言った。
「何?」
「貴様等は核搭載量産型V2で逆らう奴を殲滅し、その力で世界を抑えるつもりだろう?それが気に喰わんと言ってるんだ」
刹那はまったく感情を表に出さず冷静な声で言い退けた。
「拒否は出来んよ。貴官はもう逃げられはせん」
ジョシュアはニヤリと笑いながら右手を上げた。と同時にその部屋にいた、ラリー、パーマー、そしてその他5人の男が銃を構えた。
「揃いも揃って、玩具を突き付けて、流 旭の血を引く私を殺せるとでも?」
その言葉を言った後、黒い影が飛び、全員の銃がいきなり飛んだ。
「んな!?」
「ウオッ!!」
「ウワアッ!!」
その黒い影は刹那の手でパシッと止められた。
「鎌――だと!?」
それは――長さ1.4M、刃の幅30cm、刃渡り50cmはあろう大鎌。
「金属製の30cm位の笛の様に見えるけどな、実は護身用の鎌だ。拳銃に比べたら圧倒的に構造が簡単なんだよ」
簡単な折りたたみ収納式の鎌は全員の銃を弾き、ブーメランの様に戻って来た。
「此処であんたを殺すのは簡単だが、それじゃあこっちとしても結構困るからな。次会うときは敵同士だ」
そう言うとさっさと立ち上がり部屋から出た。
「クッ!逃がすな!!」

fin
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コメント

連続失礼します。

「取り入れたい」→「取り入れさせていただく」

ですね。本当に失礼しました。
拝見しました。

笛が、笛がぁ
>長さ1.4M、刃の幅30cm、刃渡り50cmはあろう大鎌
・・・・もう開いた口が閉まりません!w
しかし、「国境無き世界」が来ないっていいながらいざスカウトされると一蹴するとは。彼は引く手あまたの美人さんか何かですか(苦笑

先日のお願い、ありがとうございました。当分先の話になりますが、すこし取り入れたいと思います。
あと、「絡めたい」ってなんだかぞんざいな言い方だったと反省しています。すみませんでした。
・・・・
>長さ1.4M、刃の幅30cm、刃渡り50cmはあろう大鎌
なんですかこれは!?
一体どんな人間なんです、刹那さん?

これで、色々と楽しい展開になりそうですね
また、次も期待してます

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