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ANOTHER STORY――全ての始まり

1970年 ユーク大陸ベルーサ社会主義共和国 10月28日 空域エリア42通称"舞踏館" 14:05
「まったく・・・こんな寂れてちゃなぁ・・来るんじゃなかったぜ」
流・旭はあきれた様子で下を眺めた。連日の反乱軍・政府軍両軍の空爆でどの街も寂れていた。
「全報酬を叩いて手に入れたファインテイングファルコンは此処じゃ無敵だな・・・あ~つまんねえ」
敵機はMig-17やmig-21が主流でsu-27、mig-29とは戦う機会が中々無い。あったとしても、歴戦の傭兵であり、世界でも有数の実力を持つ自分に敵う奴は居ない。さらに最新鋭機F-16Aとあって鬼に金棒状態だ。
「は~・・・・何かいねえかなあ」
F-4からの流用レーダーには何も映らず、ただ飛んでいるだけ。視界にも何もいない
「"真紅の流星"とかいねえかな・・・・!!」
レーダーに反応、一機だけだ。此処は「舞踏館」。実力以外では生き残れない。未帰還率80%と言う超激戦区なのに単機で飛ぶとは自分くらいの実力がないと自殺行為だ。
「ちょっとは・・楽しめそうだな」
ニヤリとしながら増槽を落とし、増速する。今のこの機体にはサイドワインダーと20mmしか搭載していない。と言ってもこれが標準装備なのだが。敵機をHUDに捉えた。
「!?藍色のラースタチュカ!?まさか・・藍色の妖精か!?」
Ta152を連想させる濃い青のmig-29、背中の丸みから改良型とわかる。藍色の妖精――自他共に認める世界屈指のエースの一人。この時世には珍しいベルカの女性の傭兵。
≪へえ・・こんな所で深緑の刃に会うとはねえ・・≫
こっちのA7M2"烈風"を連想させる深緑のカラーに気付いた様だ。この独特の女性のベルカ訛りは紛れも無く彼女の物だ。
「まったく・・去年までは戦友だったのにな・・」
去年――オーレリア独立紛争では基地が違い、二人は顔を合わせた事は無いが、戦場を何度も共に戦った戦友だ。その戦う様子はレサス政府軍を恐怖の底に陥れた。
≪仕方ないでしょう・・傭兵なんだから≫
だんだん近づく二機。暗黙の了解の様に互いのミサイルを落とした。思いっきりドッグファイトをする為だ。
≪この私が流に挑むとはね≫
「馬鹿言え、必然的にこうなっただけだ」
やがてヘッドトウヘッドで互いをレティクルに捉えた。距離は500まで近づいて
ヴァアアアアアアアアア!!!!!!
二機の機関砲が火を吹き、曳光弾がコックピットを掠めた。が、当たらない。機体を微妙にずらし、交わしたのだ。機体を旋回させ敵の後ろに回ろうとした
≪クッ・・・流石ね・・≫
旋回Gに耐えながら相手は余裕を見せる。純粋なドッグファイトならFBWを持つこっちが有利だが、相手はポストール機動が簡単に出来る機体だ。尚且つパイロットの腕前は同じ。条件は5分5分だろう。
「チッ・・・」
もう少しと言う所で逃げられる。もし相手が短AAMを持っていたらすでにオフボアサイトによって狙い撃ちされていただろう。
「舐めるなァ!!」
450ノットある速度を犠牲にし、9GのハイG旋回でHUDに捉える。
≪低速域?・・上等じゃない!!≫
敵機はエアブレーキを使って速度を落とし、320ノットまで落とした。
「貰ったァ!!オラァ!!」
ヴァアアア!!
動きが鈍くなった敵機に20mmが火を吹き、敵機の右排気口に直撃、黒煙が出た。
≪クッ・・まだッ!!≫
機体を直立させ、一気に背中を取りに来た。コブラだ
「なッ!しまった!!」
気付いた時にはすでに背中を取られていた。
≪頂き!!≫
ドドド
30mm弾がF-16の胴体からエンジンにかけて直撃した。
「クッ・・この機もお終いか・・・だが!!!ぐおおおお!!」
こっちも操縦桿を思いっきり引っ張った。機体が大きく上に向いた。角度が50度になった時点で即座に脱出体制を取り、イジェクションレバーを引いた。
バンッ!!
≪んなッ!?クッ!≫
激しいGに耐えながら、無線の声を聞いた。途切れそうになる意識の中でニヤリとした。
バオッ!
パラシュートが開き。周りが見える様になるとすぐにもう一個のパラシュートを探した。
ドォン・・
爆発音が遠くでした。その方向に白い花が一個咲いた。
「フ・・・・」
ニヤリとしながらそのパラシュートに少し体を傾け近寄った。
「くう・・・・まさか体当たりとはね」
彼女は悔しそうに唇をかみ締めた。
「怪我はお互い無いみたいだな・・・」
相手の体を眺めて確認した。
「仕方ないわね・・・宜しくね・・少しの間だけど」
彼女は割り切ったように言った。此処は内陸部の荒野だから水も動物も少なく互いの協力が無ければ死んでしまう。着地してパラシュートを切りはなす。
「さて・・・こっから如何すっかな」
荒野のど真ん中にたった二人。地図でも何所か解らない位広々としている。
「取り合えず・・食料と水を探さないとな・・・!!??」
ギュワアアアアアアア!!

「あ、あれは反乱軍のミラージュF1とF-5!!」
南の方角の轟音の先には10機ほどの小型の単発機と双発機が編隊を作って飛んでいる。
「おい・・・北の方角!!あいつは・・政府軍のmig-21にsu-7!!」
北からは6機の編隊がやって来た。
「なんてこった・・救援部隊じゃないか!」
偶然起きた二人の戦闘で両軍から救援部隊が出たのだが、これまた偶然鉢合わせしたのだ。

fin
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コメント

おんやぁ~??
これはまさか、セツナ君のご両親の馴れ初め(ドゲシry

ゆっくりと鑑賞させていただきます

そして、久々の更新、お疲れ様です

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