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第二十八話:極秘広域核発射阻止作戦:オペレーション・レクイエム②

デインズマルク 首相官邸 07:59
「うわお・・5機くらいかな?・・・迎撃用ー意。ついでに死に方用ー意・・・うわっち!」
鉄帽の上からぶん殴られ、かがみこむ隊員。
「勝手に死ね!このドアホ!迎撃用意、パイロットを上手く狙え!」
副官は大声で下令した。早速、ほぼ全ての銃が敵ヘリに向く。
「撃ち方始めー!射ぇーーーッッ」
ドン!!ドン!!ドン!!パン!!パン!!パン!!ドドド!!ドドド!!!!
一斉に火を吹き、敵ヘリはパイロットを撃ち抜かれ、あっと言う間も無く地上に落下した。
「撃墜確認、良し、警戒態勢に移行!」

ベルカ領海深度10M 08:05
「良し、浮上。戦闘用意」
狭い潜水艇の中には5人の完全武装した兵と操艇している士官がいる。隊長は89式小銃改(カービン銃)に初弾装填した。
ザバア・・・
潜水艇のすぐ傍に航行中の重巡洋艦がある。その後ろにピタッと付いた。傍にもう一隻浮上した。
「行くぞ!」
フックを掛け、甲板を駆け抜けて一気に艦内に突入した。
「第一分隊はCIC、第二分隊は艦橋・通信室を制圧しろ」
隊長はすぐに指示を出すと、目を配った。それを合図に一気に皆、駆け出す
この艦は第二艦隊所属「ハインリヒ」、もう一つの重巡洋艦「ヴィルヘルム」にも二分隊が突入した。
所々で、ナイフが一閃、サイレンサー付の小銃が火を吹き、相手に気付かれる事無く、制圧していく。
≪此方第一分隊。CICの敵を殲滅、破壊活動を開始します≫
≪此方第二分隊、通信室、艦橋制圧、破壊活動を開始します≫
無線で報告が入る。それとほぼ同時に隊長も艦底に突入、5箇所ほどC4を仕掛けた。
「自沈用意良し。総員撤収!」
指示を出すと、すぐに艦後部に走った。
「艇内で点呼!急げ!」
潜水艇に飛び乗り、味方が戻るのを待った。5名全員帰ったのを確認するとすぐに潜行した。
6分後、この二艦は突然味方に発砲し、空母「ニヨルド」以下ほぼ全ての第二艦隊所属艦を沈め、自爆した。核兵器「V1」は起爆せず、海の藻屑となった。後に謎の第二艦隊行方不明事件となる。一説では積んでいた核でイカレタ乗員の反乱や、一説では第二艦隊に沈められた連合の艦艇の怨念。と後にオカルト話として語り継がれる事となる。それがNMSDFと海上保安庁の精鋭中の精鋭がした事とは知らずに・・・。
他にも第三潜水艦隊の一隻が僚艦に魚雷を全門発射し全艦沈め、自沈した。「Ⅴ1」は起爆する事は無く、海の藻屑となった。

デインズマルク 首相官邸 08:15
「さあて・・こっからが正念場だ・・・」
副長は正面官邸入り口を睨んだ。他の出入り口は対戦車地雷や接触爆弾が大量に設置され、正面入り口には・・・
「敵軍が来ました!約一個機動中隊!200名です!正面に集中!」
隊員が叫んだ。
「カールグスタフ!用意!射ッ!!!」
84mm砲が火を吹き、砲弾が敵装甲車を破壊した。
「次ッ!LMAT!!用意!!射ぇッッッ!!!!」
副長はすぐに下令した。対戦車ミサイルは確実に敵装甲車の燃料タンクを撃ち抜き、起爆。3台が爆発した。10台中4台が爆発した為、車両での突入を諦め、歩兵が約120人程がジュラルミンの盾を持って突入してきた。
「まだだ・・引き付けろ・・」
副長は味方の射撃を待たせた。それは・・・
グワッ!!グワッッ!!グワッ!!
「地雷原だ!止まれぇ!」
敵兵の一部が一気に吹き飛んだ。C4を起爆させたのだ。敵兵は止まって射撃をしてくる。だが全員隠れていたため、当たる筈も無い。
「止まったぞ。殺れ
副長は冷静に言った。すぐ傍の喋り屋の隊員が何かを何度も握った。
ボボボボボ!!!!
敵兵は何も言う間も無く、蜂の巣になった。
「C4で足止めさせて、20個のクレイモアの同時点火、避けられるなら避けてみろっつうの」
ニヤリとしながらその地獄絵図を眺めた。僅かに生き残って重態の敵兵が蠢いている。それをまるで虫の様に、狙撃して楽にしてやった。
「頭か心臓をぶち抜け、彼等とて好き好んでああなりたいのではない、速やかに撃ち殺してやるのが奴等の為ってもんだ」
副長は冷淡に言った。
≪sir!yes sir!!≫
無線からは普通に応答が帰ってくる。初めて人を殺したが最後、その後は殺人に何の罪悪感も出ない。そう言う物だ。

オーシア オーレッドから東に50kmの陸軍基地 現地時間07:20
「さて、行くぞ!」
偽装された軽装甲機動車10台は一気に地雷原を突破、基地に乱入した。上空ではAH-64DとOH-1がオーシアの主力戦車、ヘリ、装甲車を壊していく。
特殊なECMを使いオーレッド全域を通信不能にしての奇襲攻撃等と言う物は想定外だ。敵は混乱し、重火器を使えずにいた。ここには核を搭載したMRBMが20基ほど在る。
「敵兵を掃射しろ、撃て」
タタン!タタタン!ダダダダダン!!!
合図と同時に車上のM249やM2の機銃掃射が始まった。敵兵は反撃できずに、射殺されて行く。何といっても速度は70kmで走行しながら手当たり次第撃っているのだ。場所を知った時には既に撃ち抜かれていた。
「その調子だ。基地を一周して掃射したら、散開しろ」
隊長は此処でも落ち着いた命令を出した。彼等ラストバタリオンには2つだけのルールがある。それは
――死に押れるな――どんな時でも自分を忘れるな――
たったこの二つのルール、これが彼等の強さだ。そう、死に押れる事、つまり殺す事に慣れる事は自らを死へと追いやる行為。自分を見失うという事は初心を忘れた時だ。例え、罪悪感は消えても敵の命を絶ったと言う事実を忘れてはならない。昔の一介の武士が何度も何度も戦で生き残って得た教訓だ。悟りの境地と言っても良い。
「今だ!ブレイク!!」
隊長は無線に言った。車両が一気に散開する。そこに砲弾が飛んできた。
「甘いんだよ、狙いが!」
バン!!
隊長は扉を少し開け砲弾を放った敵兵の額に89式の5.56mmを叩き込んだ。
≪此方ニンジャ、外は制圧した、敵は見えん。中に突入せよ≫
OH-1から報告を受け、各車両は建物のすぐ近くで停車した。
「良し、後は作戦通りだ。突入!!」
隊長はそう叫ぶと、隊員の一人を踏み台に小銃の銃床で窓を割って突入、敵兵を射殺していく。そして小隊の一部隊員と共に地下へと向かった。
10分後、軽装甲機動車が基地を出た瞬間、基地は大爆発を起こし、跡形も無く文字通り吹き飛んだ。

セレス海 現地時間05:04
「良し、まだ敵とは気付いてない様だな・・・対水上戦闘用意!!対艦ミサイル、目標入力開始!」
IFFを偽ったミサイル高速艇の中ではレーダーに捉えた、敵艦――ユーク巡洋艦「アドミラル・カニエーク」、「アドミラル・ラストーニャ」に照準を合わせた。
「目標、トラックナンバー2-6-4-5,2-6-4-6。SSM-3、撃ち方始め!続いて!127mm主砲!敵艦橋、主砲を狙え!!!」
「SSM!発射ァ!!Salvo!!」
バン!!バン!!
最新の対艦ミサイルは白煙と轟音と共に敵へと向かう。迎撃の暇を与えない、奇襲攻撃。敵艦のレーダーに直撃、二隻のCICを消し飛ばした。
「127mm主砲!撃ちー方始め!!」
「撃ちー方始め!!」
ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!
速射砲が火を吹き、今度は敵艦の艦橋と主砲に命中、指揮系統と攻撃方法を失い、艦は停止した。だがそれだけでは済まなかった。
ズグワアアアン!!!!!!
主砲弾庫に火が回り、爆発。轟沈する結果となった。核ミサイルを抱いたまま・・・。

ベルカ デインズマルク 首相官邸 08:20
「こりゃスゲえな・・・敵二個中隊接近・・・っと、突っ込んで来ないな・・・ヘリもいないし・・地中から来るつもりなのかな?」
お喋りの隊員はこういった。
「いずれも無いな・・・恐らく心理作戦だろう・・だがそんなのに乗るほど甘くはない。狙撃部隊、射撃用意。一射撃の後、撤収しろ!」
副官はまだ活躍の無いスナイパーにやらせた。
ターン・・ターン・・・ターン・・ターン
M24狙撃銃は敵を撃ち抜いた。
「向こうも狙撃部隊で来る筈だろう・・他の入り口は!!」
隊員にそう言うと鏡で偵察させた。
≪全ての入り口、壁、周囲の建物、異常ありません・・・どうします?≫
部下から報告を受ける。
「奴等はそうは簡単には来れはせんよ。此処はトラップの巣窟だからな・・監視を続行せよ。特に周囲の建物に人影がないかを調べるんだ」
此処は比較的見通しが効く。だから狙撃部隊に警戒しているのだ。
≪・・・・!敵発見!方位2-2-0、距離1200!スナイパーだ!≫
報告を受けるのと同時に、手を上げた。
「殺れ、最高の屈辱を味合わせて殺れ」
ターンターンターンターン
敵は蜂の巣となって斃れた。頼みのスナイパーが殺られ、いきり立った敵が突っ込んできた。
「馬鹿な奴だ。撃て」
ドガガガガガ!!!!!!!!!!!ダカカカカカカカカカカ!!!
ありとあらゆる銃口が、敵を捕捉、斃して行く。敵は少し後退し、小丘に伏せた。
「今だ、怯んだぞ。滅びろ」
ボボボボボボボ!!!!
クレイモアが炸裂し、敵は全滅した。
トラップは何重にも仕掛けられており、接近は不可能で、さらに遠くから狙えば、目の良い隊員に鏡越しでもすぐに解り、撃ち抜かれる。空から行けば良い的になる。さらに首相官邸と言う事もあり、破壊は論外だ。まさに難攻不落の城だ。

fin
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コメント

拝見
ノースポイントの人間は化け物ですか?

もやは感想すら書く言葉を見つけられません

でも、今後も期待してます

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