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第二十七話:極秘広域核発射阻止作戦:オペレーション・レクイエム①

6月6日 ベルカ ガルデンブルク基地周辺 0:00
「バタリオンリーダーよりALLバタリオンへ」
無線機にぽそりといった。
≪バタリオンα、感度良好≫
≪バタリオンβ、感度良好、指示を待機中≫
≪バタリオンc、感度良し、指示を≫
≪バタリオンδ、感度良し、準備完了≫
≪バタリオンε、無線感度良し、どーぞ≫
≪バタリオンζ、準備良し≫
≪バタリオンη、準備良し、指示を≫
≪バタリオンι、準備良し、待機中≫
≪バタリオンμ、戦闘体制良し、待機中≫
≪バタリオンν、間もなく作戦空域に入る、準備完了≫
10個の返答が帰ってくる。それを確認した後、こう言い放った。
「・・・これより、オペレーション・〔Requiem〕を発動する。目標は各国の核戦力を0にする事だ・・・但し、総員の帰還を持って、作戦の成功とする。現在判明してるのは、手元の資料にあるとおり、連合79発、ベルカ13発。不明はベルカ側の7発だ。現状ではその七発は捜索・破壊不可として、除外する。一発でも多く、破壊し。全員帰還せよ。それ以外は許可しない。以上だ。これより無線封鎖を開始する。目標の破壊報告以外は入れるな、OVER!!」
プツッと無線を切る。目の前にはUH-1「ヒューイ」が完全武装の兵士を満載しローターを廻して待機していた。
「見事な演説だぜ。セツナ"一佐"殿」
隊員の一人が笑いながら言ってきた。
「ああ・・・全員死ぬんじゃないぞ。何があっても生きて帰れ」
そうぴしゃりと言うと、ヒューイに乗り込んだ。首相官邸強襲部隊は1個小隊、(10人づつの五個分隊)と制空隊一個航空隊(NASDF教導隊、コールサイン・コブラ。乗機「心神」20機)だ。
「一人でも多く・・・救って見せる・・散っていった戦友・・・散った人々への償いのためにも・・・」
64式小銃を目の前に立てて呟いた。その目には既に迷いも、恐怖も、憎しみも無い。澄んだ藍色と澄んだ濃緑の瞳があった。作戦名〔Requiem〕意味は――鎮魂曲

ベルカ 首都デインズマルク 06:20
「綺麗な朝だな・・・」
隊員の一人がぽそりと呟いた。
「ああ・・・必ず・・またこれを見る為に・・・生きて帰ろう」
他の隊員も呟く。
「・・・そろそろ空軍が気付いてやって来るな・・制空隊、頼むぞ・・」
空を見上げると空を占位する二十機の心神が飛行機雲を作って編隊飛行をしている。
「地上の第二から第五分隊、突入準備完了した模様。作戦開始しましょう。・・一佐」
隣の副官の一尉が促す。全員がこっちを見つめた。
「ああ・・・突入用意、降下準備!屋上に着陸し、3階各所窓ガラスから突入する。地上は1階から来る、同士討ちに注意せよ。地下への突入は私が単身でやる。諸君は全火器を用いて、武装MPを撃退しなさい」
一気に言うと全員の顔が一気に強張った。初の実戦はいきなり補給、援軍無しの突入、防衛戦だから無理も無い。
「落ち着けば大丈夫です。私を信じてください」
セツナはそう言うとニコリとした。いくらか緊張が解れたらしい。
「目標上空!これより下降、ランペリング降下を用意してください!!」
パイロットから報告が入る。信号弾を機体から体を出して上に向け撃った。攻撃開始の合図だ。ロープが一気に下がりそれに捕まった兵士達が降下を開始した。
「行こう・・・守るために・・」
自身も降下を開始する。シュルルルルルと一気に降りて着地した。
地上では装輪装甲車3台が突入してくる。
隊員の一人がロープを引っ掛け、中吊りの状態になる。中の様子を偵察した後、グッドサインが出た。勢い良く壁を蹴った
ガッシャアアン!! ドウ!ドウ!
ガラスを割って突入。2人居た警備兵が驚いている隙に足を撃って、制圧。
「三階、総理執務室、制圧!」
(三階、警備室、制圧!)
(三階、廊下、制圧!)
どうやら完全に制圧したらしい。一階も少し銃声が聞こえただけで、すぐ静かになった。
「後は二階だ。同士討ちに注意!」
すぐに指示を飛ばし、階段を下りる。
「敵兵は見当たりません。・・・味方が来ましたよ」
報告を受け、下を覗くと、味方が駆け上がってきた。
「一階は制圧、被害無し。射殺数ゼロで、今敵兵の応急処置中です」
第二分隊から報告を受け、頷く。
「二階を制圧します。制圧したらメデイックを此方へ。敵兵は、二階会談室に集めて置いて下さい」
すぐに命令を飛ばす。
「Aye Sir!行くぞ・・付いて来い」
第二分隊と第一分隊でクリアリングを始める。まずは会談室。ドアノブに手を掛け、鍵が掛かってないのを確認する。ハンドサインで指示を飛ばし、突撃銃と9mmSMGを構えた。
バンッ!!ドン!ダン!ガーン!
「会議室制圧!敵兵二名、負傷の模様。」
隊員が声を低く言った。もう気付いている筈だから、こっちの戦力を解りづらくするためだ。
次はトイレとプレスルームだ。
「行きましょう・・」
廊下を音を立てずに移動する。またドアノブに手を掛ける。鍵が掛かっていた。手を上げると同時に、長い筒を持った兵が静かに来た。
「30秒前・・・」
時計を睨む。ライフルを構えなおし、その時を待った。
「3・・2・・1・・」
カウントゼロと同時に筒をドアに叩きつけた。と同時にフラッシュ・バンも投げ入れ、少し待った。
バン!!ドン!パパン!!ガウン!
89式小銃、64式小銃、9mm機関拳銃が火を吹き、フラッシュ・バンで怯んだ敵を正確に撃ち抜いた。
「プレスルーム制圧!敵兵五名、負傷!メデイック!あがって来い!」
(トイレ制圧!敵兵一名武装解除!)
ほぼ同時に無線に叫ぶとバタバタと衛生兵が上がってきた。
「良し!総員聞け!官邸は確保した。だがこれからは此処を守り抜かなきゃならん、心して掛かれ!総員作戦通りに配置に付け!」
無線に叫ぶと地下道への隠し扉を開けた。
「頼んだよ。皆さん」
そう言うと一人向こう側へと歩いていった。

デインズマルク上空 07:12
「くっ・・つ、強い!」
シゲネ・ダテは自分の部下とアドラー隊と共に正体不明のステルス戦闘機と戦っていた。
(一体何なんだ!?F-22にしては小さいし、F-35にしても双発ではないし、su-37を上回る旋回性、機動力を兼ね備えるとは・・・!エルジアで開発中のX-01でも、ユークのT-50でもない!一体、一体何なんだ!?)
驚異的な旋回性、スピードを持ち、IRSTじゃないとロックオンも出来ない。今までの戦闘機とは格段に性能違いだ。背中は取れず、ずっと逃げ続けている。
≪アルセム1!此方アドラー!大丈夫か!≫
アドラーはこっちにも気を配ってはいるものの、当の本人も喰い付かれたままだ。
「何とか!くっそ~!振り切れない!!何なんだ!こいつ等は!」
ダテは旋回しながら後ろの敵機を見た。
「!?日の丸!?NASDF!?」
一瞬主翼に日の丸が見えた。
≪何だと!?馬鹿な!日の丸をつけた航空機は敵のはるか後方にいる筈じゃあ!≫
アドラーや他の部隊員達は驚いた。何たって、NASDFは連合の補給作業しかしていないのだから。
「どうなってんだ!一体!!」

デインズマルク 首相官邸地下 07:50
「まったく、50M先から重機関銃の一斉掃射か。やってられんな」
セツナは動けずに居た。地下にエレベーターで250Mまで降りたのは良いが、ドアが開いたとたん、機銃掃射を受けたからだ。
「ま、防衛側としたら、最適の時間稼ぎだな。・・・だが、私には無駄だ」
そう呟くと、両手を前で縦に揃え、盾を作り、身を低くして、突撃した。両手、両足に銃弾が当たるが、強化義手、義足はそれをはじいた。
「シッイイイイイイ!!」
叫びながら、一気に陣地に殴り込んだ。敵兵が驚いている隙に、思いっきり、殴り、蹴り、踏みつけ、内臓を抜き取ったり、撃ち抜いたり、手刀で頭から股まで斬り捨てたりとまさに死神のごとく、敵兵を片っ端から殺して行く。そして敵兵が全滅し、コントロールルームに突入した。
「最低でも5分掛かるな・・持ってくれよ!!」


デインズマルク 首相官邸 07:51
「・・・こりゃ、壮観だな・・・」
隊員の視線の先には、装甲車2台と敵兵約40名が戦闘準備している所だ。
「先手を打つぞ、カールグスタフ!発射用意!」
≪Ayesir!カールグスタフ、準備良し!≫
「良し!射ェッッ!!
グワッ ズガアン
号令と同時に屋上から84mm砲が発射された。その砲弾は装甲車に直撃、二台とも吹き飛び、死傷者が溢れた。
「ライフル分隊!撃ち方始め!面だ!徹底的に面で攻撃!!奴等に顔を上げさせるな!!」
ダガガガ!!ドガガガガ!!ドンドンドン!!!
建物全体から発砲されているようだ。敵兵は遮蔽物を失い、次から次へと射殺される。ほぼ壊滅して敵は撤退した。応射すら許さない攻撃だった。
「撃ち方やめ!対空警戒態勢!次はヘリで来る筈だ!ステインガー!ハンドアロー!機関銃隊!屋上へ向かえ!!敵スナイパーに注意せよ!!カールグスタフ隊はそのまま待機!!」
副官はすぐに指令を出した。隊員は急いで向かう。空ではまだ戦闘が続いていた。
「いいぞ!その調子だ!後30分少々、持ってくれ!」

fin
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レクイエムレクイエム(Requiem、レクィエムとも書く)は、ラテン語で「安息を」という意味の語であり、以下の意味で使われる。(概論を参照のこと).wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- History 

コメント

始まりましたね・・
NSDF強すぎです。心神20機とかすごいですよ本当。
見つからなかったベルカ側の7発はもしや・・
実際こんなんだったらヤバイですよ。

次も期待してます。
始まった・・・
オペレーション、『レクイエム』

NSDFの力はこれほどまでとは・・・

まぁ、馬鹿な政治家はいないようですし、制約のほうが少ないみたいなので、これぐらいまでいけますかね?

続編を期待してます

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