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第二十一話:生と死

5月17日 ウステイオ クレスタ基地 談話室 13:00
「凄かったですよね。あのミサイル!名前は・・・え~と(汗」
セリーヌは未だにセツナが持ってきた秘密兵器の威力に感心していた。
「零式奮進弾!(怒・・略して零弾だけど・・・これで7度目です」
呆れながらも、同じ台詞を言った回数を述べた。
「三尉~あんな物あるんだったら最初から使ってくださいよ~・・・つーか、ください!」
ヴィッターは強請って来るし・・・。
「だ・めです!(怒)あれは家の軍の最新鋭のミサイルなんですから!」
もう怒りを通り越して、呆れる方向に向かっている。
(まあ、量産しにくいレーザーやレールガンに比べたら効率的だろうな)
未だに駄々をこねる奴等はもう無視して"もう一つの秘密兵器"を見に行った。

ウステイオ クレスタ基地 宿舎 13:10
「確か・・このコンテナだよな」
小さなコンテナを開ける。そこには真っ黒に染まった拳銃と真っ白に染まった拳銃があった。
「13mm対物拳銃・・か。重いな、結構」
重さは20kg、銃弾は13mm徹鋼弾、13mm焼夷弾、13mm炸裂弾、炸薬はTNT、装弾数は4発。人間ではほぼ扱えない代物。
「人間なら問題だが、私はもう人間ではない・・・」
体の一部が人間ではなくなった自分の為だけに作られた拳銃。
「完璧だ、ミドリカワ一佐」
作った人間に感謝の意を表する。
早速窓の外の山に対して二丁の銃を構える。
ド、ドガッ!!!!!!!!!!
「ッヒョウ!凄い反動だな・・・ん?」
撃った先の山の木が、二本倒れた。
「うわ・・・この距離でこれか、威力も凄いな」
ただただ感心する。この拳銃と各種弾装計12個は懐に隠して置く事にした。
何事かと何人か来たが問題じゃない。とりあえず基地の外に出た。

ウステイオ クレスタ基地近郊 13:30
「・・・さて、定時連絡の時間だが・・・お、来た」
pipipipi!
「え~と、何々?」
内容は以下の通りだった。
≪北の騎士達はジョーカーを出した。ジョーカーの持つ物は光の剣なり≫
内容を見て、ニヤッとした。
「セツナ三尉!ブリーフィングが始まりますよ!」
後ろから声を掛けられた。この声はセリーヌ曹長だ。
「済まないが、今回は上がりたくない。皆さんでやってくれ」
そう言うと相手は違う声でこう言い返した。
「だったらあの事をばら撒くぜ!それでもいいのか?」
この声は三枝だ。ギクッとしたが落ち着いて対処した。
「別に構いませんよ、その時はどうなるか・・・お分かりでしょうね?」
相手は諦めたように去っていった。
「あのキリングフィールドで生き残れるかな?」
ぽそっと呟いた。

ウステイオ クレスタ基地 談話室 16:00
「・・・・・」
セツナは少し不愉快になっていた。周りががらんとしていたからである。
「セツナ三尉・・・ちょっと」
アクセルはぽそっと呟いた。アクセルの方に行く。
「なんです?何かあったんですか?」
セツナはアクセルに聞いた。
「あなたのことで良からぬ噂が立っています。例えば・・ノースポイントのスパイ、とか。味方殺しの天才とか・・・」
アクセルは声を潜めて言った。
「・・・事実だから仕方ないですね」
セツナは普通に言い返す。相手が驚くのも計算の内だ。
「・・・どう言う事ですか!!」
声を潜めながら怒鳴った。
「・・・私が今も尚残っているのはベルカへの鉄鎚等ではありません・・・国からのお願いでもあるんです。情報収集をしている防諜部第3課の仕事を手伝っているだけです。・・・ま、それこそスパイ行為でしょうけどね。・・・けど安心して下さい。まだ貴方方を敵に廻す事はありませんから」
一気に言うとアクセルの肩を叩いた。
「・・・信頼しても良いんですね?」
アクセルは確認した。
「勿論!・・・あ、後。次の作戦、参加拒否したほうがいいですよ。参加すれば高い確率で焼き殺されますから」
そう言うと元いた場所に戻った。
「焼き殺される・・・?どう言う事?」

5月19日 ウステイオ クレスタ基地 野外駐機所 14:00
「み~んな行っちゃいましたね」
セツナは友軍機が消えていった北の空を見た。隣にはアクセルがいる。
「あの言葉を信じて残ってみましたけど・・・」
未だに言葉の意味が分かっていない。
「ロイ君の機体に無断でカメラつけちゃいました。これで観戦しちゃいましょう」
そう言うと小型薄型テレビを取り出した。
「・・・・何時の間に?」
アクセルは聞いた。
「昨日の夜中ですよ」

ウステイオ クレスタ基地 談話室 15:30
「おお~ロイ君、撃墜3ですよ~やりますね」
HUDの裏側につけたカメラは正常に動いていた。
「どうやら、輸送機が来たみたいですねえ」
セツナは現状を詳しく見ていた。アクセルも同様だ。
「・・・・・あ!!」
アクセルは大声を上げた。目の前の輸送機が光によって分断され、爆発したのだ。すぐに機首が南へと向かう。
「さあて、帰ってこれるかな?」
ニヤリとしながらセツナは見ている。
どんどん加速し、南へ撤退する味方機。そこで彼はパソコンを取り出した。
「彼等を助けてあげますか」
インターネットを立ち上げて、訳の分からない数字が並ぶコンピューターに侵入した。
「な、何してるんですか!」
アクセルはいてもたってもいられなくなった。
「本国経由で敵さんのレーザー兵器の衛星経由装置にウイルスを送ってるんです。今集中してるから、皆さんを助けたくば黙ってください!」
きっぱりと言うと、キーボードを叩き出した。
カチャカチャカチャカチャカチャ・・・・
3分間アクセルは時々味方が蒼いレーザーに巻き込まれる映像とパソコンの画面を交互に見続けた。
「良し!!送信!!」
エンターボタンを押すとほぼ同時にテレビ画面の目の前一杯にに来たレーザーがフッと消えた。
アクセルは一気に腰が抜けた。
「な、何やったんですか?」
アクセルはセツナに聞いた。
「当分あの攻撃が使えない様に、ランダム数値で敵さんのミラー衛星の位置情報を狂わせました・・・。合わせようとすれば、ずれる様にしましたよ。つまり空にレーザー撃っても宇宙に行く様にしておきました・・ふう、間に合ったあ~・・・助かりましたよ・・・皆さんは」
セツナはソファーにドッと座った。

ウステイオ クレスタ基地 野外駐機所 17:00
「酷い攻撃だった・・・」
マーロンや三枝は凄く疲れた目をしていた。ロイは興奮気味だ。
「・・・目の前にレーザーが来て、もう駄目だーって時にいきなりレーザーが消えたんだ。ああ、神様を信じてよかったよ・・・」
と整備員に言っている。
「まさか、あの長距離レーザー攻撃をパソコン一個で無くすなんて・・・」
まだ信じられないアクセル。そんなアクセルに彼はこう言った。
「アクセルさん。これは私一人でやった訳ではありません。正確にはノースポイントの技本の技術部の人間に手伝ってもらったんです。制御装置に侵入出来たのは彼等のお陰でした。・・・いずれにせよこれで犠牲が減ったのは事実です。・・・分かりますか?この戦争は第三国の支援無くしては成立しない事を。」

fin
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コメント

拝見、出来ました
早いっすよ!!!
どうすればこんなに早くなるんですか!?

こちらはようやく第8話の公開が出来るかどうかの場所なのに…

今後も期待してますけどね(笑
それにしても、早いなー・・・

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