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軍事講義第四回:データリンクとは?

昨今の軍隊では、RMA化が激しく行われている

RMAとは「軍事における革命 (Revolution in Military Affairs)」の略称の事だ

軍事に関する諸要素の「革命的な変化」を指すが、現代では「情報による軍事革命」をRMAと呼ぶ

その要素とは

・敵より強力な情報収集能力

・情報の高いレベルでの管理・運用能力

・戦力を構成する部隊間での密接な連携

・最小限かつ効果的な攻撃能力(命中率)

・多種多様な攻撃からの防御能力(直接攻撃の他にも、サイバー・テロ攻撃などへの防御)


その中核をなすのがデータリンクだ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E8%A1%93%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF

ELEC_Link-16_Scenario_lg.jpg

データリンクは「ネットワーク中心の戦い:NCW(Network-Centric Warfare)」に必要不可欠な存在である

NCWのコンセプトは「センサー機能、意思決定機能、攻撃機能をネットワークで連接することで戦闘力を増大する」ことだ

総司令官等の意思決定者から末端の兵士までが常に全体像を捉え、意思決定者は戦況を考えながら兵士を行動させる

これが現代のデータリンクだ

因みに、NCW以前の戦いは「従来の「消耗戦」に代表される戦車・艦艇・航空機といったプラットホーム中心の戦いPCW : Platform Centric Warfare」とされている

実はNCWのコンセプトは先祖がえりをしている

昔の戦争は、意思決定者である「将」が戦場全体を自分の目、及び斥候・物見で敵を捜索し、伝令及び自分の声を持って作戦指示を決定していた

兵は最前線の傍にいた将の直接指揮下、若しくは極近距離での伝令の指示で戦っていたのだ。これなら作戦指示伝達のタイムラグが短くて済む

しかし、戦争にライフリングの刻まれた銃器長射程の大砲が登場した事により、「将」が前線に出る事はこれまで以上に危険となっていく

これまでは「近距離の伝令」及び「自らの目」を持って情報を得て戦っていたのが、これら遠距離兵器の登場によって

「将」は後方に下がり

「斥候・物見」が敵を見つけ、交戦状況は遠距離から駆けてきた「伝令」が伝える

将はこれを聞いてから思考し、作戦を練る

作戦が決定した後に「伝令」に指示を伝えて遠距離を走らせる

「伝令」が前線に到達したら指示を伝えるというプロセスが増えた


つまり、タイムラグが増えた事になる

時代が進むにつれ、電信や無線と言った通信技術が拡張されていくが、直接「目で見える戦場」とは異なるので、作戦指示を出しても失敗する場合も増えていく

しかも、混乱が生じれば意思決定者は正確な情報をつかむ事が出来なくなる

さらには、妨害も可能と言う訳だ

それを解決しようと言うのが、情報の視覚化と情報送受信タイムラグのゼロ化である

それが戦術データリンクだ

戦術データリンクは自友軍の得た情報を、各種兵器プラットフォーム及び部隊長と共有し、視覚化して情報を得る事が出来る

この情報はそのまま司令部に送られ、短時間の内に作戦行動が決定される

各種兵器プラットフォームと部隊長が司令部の決定した作戦行動を取る


さて、先程の昔の戦争(「将」が自分の目で作戦を決定する)と比べるとタイムラグの差が殆ど無い事に気付くだろう

情報量に差はあるが、NCWとは昔の戦いに先祖帰りしただけなのだ

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