HOME>スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
HOME>SS

第十二話:フトゥーロ運河③

フトゥーロ運河中央部 ケストレルCIC 12:19
≪イーグルアイより作戦中の全軍へ、ラウンドハンマー作戦の成功を確認≫
イーグルアイからの報告で歓声が湧くはずのCICはそんな事は出来ない状態だった。
「右舷より敵機!対艦ミサイル発射!!ファランクス!給弾急げ!」
「左舷より接近中のミサイル!11時方向、距離150メートル海面に着弾!」
「!僚艦フランク被弾!・・・フランクより入電[ワレ コウコウフノウ ケストレルノ ケントウヲ イノル]です!」
艦長のウィーカーは歯軋りした。まだ半分だぞ、と
「此方ケストレル!航空機部隊は何をやっているんだ!!」
≪此方ガルム2!ネガテイヴ!敵が多すぎる!もう少し持ってくれ!≫
≪此方チェイン!ネガテイヴ!!もう槍もないし、残弾も!≫
例のガルムの二機は二機のsu-27に足止めされているし、他もほんの一握りの部隊しか敵攻撃隊への対処が出来ていない。
「・・本気で通すつもりは無い様だな・・・」
ウィーカーは半ば諦めていた。すでに、不発の一発が突き刺さって、そこから浸水し僅かに傾斜している
≪こちらミーテイア!敵機が2機!そっちに行ったぞ!クソ!!ミサイルアラート!≫
まるで本艦に止めを刺すように二機がやってきた。
(終わりか・・・)
敵から対艦ミサイル4本が発射された。2本迎撃したが、防空網をねって敵ミサイルは接近してくる。迎撃――不能
俯いたその時だった。
グワッ!!
突然ミサイルが爆発したのだ。
「!?!?!?」
誰もが艦隊が迎撃したものと信じ込んだが、違った。
≪ふう・・危ない危ない・・此方デスサイズ、敵対艦ミサイル撃墜2≫
明るい未塗装の超々ジュラルミンの日の丸をつけたファントムが艦隊ギリギリで迎撃したのだ。
(馬鹿な・・・!いくらなんでもこの砲火に突っ込んでくるなんて)
ウィーカーは驚愕の色を隠せなかった。第3艦隊の全力迎撃の中を何の躊躇も無く突っ込んでくるなんて信じがたいのに。

フトゥーロ運河中部 艦隊より東に2キロ地点上空 12:20
≪ふう・・危ない危ない・・此方デスサイズ、敵対艦ミサイル撃墜2≫
ピクシーは旋回機動を取りながらも周りの状況を把握していた。
(対艦ミサイルを撃墜!?馬鹿な!?)
いくら大柄な対艦ミサイルとは言えど、撃墜は至難の業だ。驚いている間に機動が鈍ったらしい。ミサイルが襲ってきた。
「ぐっ!しまった!避せない!?」
すぐにフレアを出すが、ミサイルは確実にピクシーの機体に迫った。
グ、グワン
後方で二回爆発が起きた。と同時にミサイルアラートは鳴り止み、ロックオン警報も消えていた。
「何だ!?」
後ろを振り返ると追ってきた金色のsu-27は片翼が吹き飛び、きりもみになって落ちていき、ミサイルも爆散していた。
ド・ドオン・・
少し遠くでも同じような爆発が起きた。相棒の方だ。
「相棒!大丈夫か!?応答しろ!」
もしやと思い、相棒に問いかける。
≪・・・私は大丈夫。そっちは!?≫
相棒の声を聞きほっとする。
「ああ・・・でも一体何が・・・」
キョロキョロと辺りを見渡す。が何も見えない。レーダーにも反応は無い。
≪・・・そちらは、円卓から帰った二機ですね?≫
突然、一機のファントムが1番機の所を占位する。
「ああ・・そうだが?」
≪まったく、あの噂は嘘だったんですか?あの程度の相手に苦戦するとは到底思えないのですが・・・≫
答えるのと同時に、若いピリピリとした声がやってきた。
≪!?日の丸!?≫
相棒が驚きの声を上げた。
(日の丸だと!?あの!?)
自身も驚いた。何言ったって、すでにゲルコニス・ラウンドハンマーに参加している筈だったのに何故コスナー作戦に参加しているのかが解らなかった。
≪とにかく、今は全力で艦隊を守りましょう。≫
若いパイロットに促され、機を敵攻撃機に向けた。

フトゥーロ運河中部 艦隊より西に3キロ地点上空 12:21
≪こちらミーテイア押されてる!援護を!!≫
友軍からの救援要請、すぐに急行する。
「・・・ターゲット2機確認、援護目標、藍色の制空迷彩の主翼と尾翼に白いラインのF-15C。」
目標を捉える。そこには2機のF-20と一機のF-15がいた。丁度自機が横から突っ込む感じの状態だ。
≪ミサイルアラート!もう駄目だ!!≫
一発のミサイルがF-15を捉える。
「・・・・堕ちろ・・・」
ミサイルに照準に合わせ一瞬だけトリガーを引く。一拍置いてまたトリガーを引く。
ヴァ・・ヴァアアアアア
バルカンが火を吹いた。と同時に一気に三つの火球が出来たかと思うと、一気にミサイルが起爆し、敵機二機の片翼が吹き飛び、パイロットが脱出した。
「・・・撃墜2・・・無事ですか!?」
F-15に寄り添って聞いた。
≪やれやれだぜ。助かったよ・・・。日の丸さんよ≫
相手のパイロットがほっとしている様子だ。
「今は、艦隊の護衛が先です。安心するのはまだ早い」
注意する。するとこう返してきた。
≪日の丸さん、事を急ぐと元も子も無くしますよ≫

フトゥーロ運河中部 ケストレルCIC 12:22
「踏ん張れ!!空の戦士達の奮戦を無駄にするつもりか!!」
ウィーカーは隊員達を叱咤激励した。
≪行ける!行けるぞ!≫
僚艦からも自らを叱咤するように言い聞かせてる。皆、一生懸命だ。
≪もうすぐだ!もうすぐ突破できる!≫
≪撃て!進め!もう少しだ!≫
「全艦機関最大戦速!!此処を抜けるぞ!!」
≪行けぇ!!遅れるなぁ!!≫
≪そうだ!進め!敵戦列を散らせ!!運河を抜けるんだ!!≫
≪被弾を恐れるなあ!!前だけを見ろ!≫
全ての僚艦から喚起が湧き出ているようだ。
後―――――1キロ!!

フトゥーロ運河中部 ケストレルCIC 12:24
「抜けた・・・」
誰かが言った。
「・・・此方ウィーカー!!我が艦隊は運河の通過に成功した!!航空部隊の諸君!!支援感謝するぞ!!!」
ウィーカーは叫んだ。感動のあまり抱き合う隊員もいる。
この運河にいる全軍が喚起と歓声と喜びにに包まれた。

4月24日 12:24――この日、この瞬間。初めての反抗作戦が成功した瞬間だった。
だが、その中ですすり泣きする声が聞こえた。セリーヌ曹長の特徴のある声
(セリーヌ曹長?まさか・・・)
マクベス隊に接近すると、傭兵の一部が何か言っていたようだ。だが、マクベス隊の誰かが死んでないのなら気にしてられない。すぐに次があるから―――

fin
スポンサーサイト

この記事のトラックバックURL

http://4253blog.blog115.fc2.com/tb.php/20-ab49402a

コメント

お初です
いやぁ、忙しくて最近見てなかった間に登場させていただいて感謝感激です(つД`);.';

今後も主人公の八面六臂の活躍楽しみにしています。

あんまり無理をせず自分のペースで更新なさってください(´∀`)ノシ
初カキコです。
これまで小説を拝見してきたジャンです。

アトレー君キターーーー(゚∀゚)ーーー!!
ちゃんと名言も言ってる・・
これに全俺が感 動 し た(ぇ)

セツナ君も今回も大活躍。
対艦ミサイルを落とすとかすご・・

さてフトゥーロも終わったと事で次はソーリス・オルティスでしょうか。
次回に期待してます。
出た!!
彼女の悲しみの声
本当にありがとうございます
感激で目から汗が・・・

こちらも最大戦速で執筆中です
近いうちに、第7話(前後編、別編の第4話は除きます)
が公開可能位置に付くかと・・・

<<こちらサンダー、デスサイズ宛にフトゥーロでの功績の感謝の絵を既に送った。描くのに時間がかかったが、暇つぶし程度に楽しんでくれ>>

コメントする

管理者にだけ表示を許可する

 

Template Designed by めもらんだむ RSS
special thanks: Sky Ruins DW99 : aqua_3cpl Customized Version】


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。