HOME>スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
HOME>未分類

第十一話:フトゥーロ運河②

フトゥーロ運河南部 オーシア第三艦隊上空 12:00
「此方デスサイズ。イーグルアイ、着艦許可を願います」
セツナはAWACSに言った。流石に許可をもらわないと着艦は出来ないのだ。
《イーグルアイからデスサイズへ、着艦を許可する》
許可をもらい、着艦体勢に移行する。
《一機降りてくるぞ!退避!!》
ケストレルの甲板員が着艦コースから退避していく。
「3・・2・・1・・タッチダウン!!」
ギュッとランデングフックがランデイングワイヤーに引っ掛かる音がして、140ノットの失速域の機体は制動した。
《ナイスランデイング!直ちに燃料・弾薬補給を実施する!》
「了解!」
<<ミッションコンプリート、ネクストミッション・敵艦船への対艦攻撃その後、艦隊防空>>
AI[エースストライカー]から報告を受ける。
「了解・・5分で燃料と機関砲弾をつんでくれ!」

フトゥーロ運河 ケストレル甲板上 12:05
《デスサイズ、クリアード・フォー・テイクオフ》
射出指揮所から離陸許可をもらい離陸する。
「了解、デスサイズ行きます!」
宣言すると同時に、最大出力までスロットルを上げる。
「グッ・・」
射出のGに耐えながらも、操縦桿を引いた。
高度3000フィートで友軍機編隊と合流し、北に向かう。ラファールM1機とF/A-18E4機、su-325機の編隊が近づいてくる。どうやらオーシア・ユークの対艦攻撃隊のようだ。その他には、敵艦隊上空の掃討を担当するマクベス隊のF-14AとサピンのドラケンとラファールMのエスパーダ隊だ。
対地攻撃隊はユークのメテオロール隊Su-32、8機とオーシアのウィザード隊F-16XL8機だ
《イーグルアイより各機!これ以上奴等を集結させるな!攻撃開始!!》
イーグルアイが戦闘開始を宣言した。

フトゥーロ運河北部 ラウンドハンマー作戦空域 ベルカイージス艦CIC 12:08
「敵編隊約25機捕捉、方位1-8-0、距離40キロ、速度650マイル、高度2500」
レーダー員が報告する。
「対空戦闘用意!!ESSM!諸元入力開始!」
砲雷長が下令した。どんどん復唱させる。
「来たな、連合軍め、思ったより早いが問題ない、この運河は通さん!」
艦長が舌なめずりをした。
「ESSM!諸元入力完了!」
隊員が叫んだ。
「よし、ESSM!発射始めェ!!」
砲雷長が下令した。
「後部VLS!ESSM!発射ァ!Salvo!!」
ズ、ズンとミサイルが発射された。

フトゥーロ運河北部 ラウンドハンマー作戦空域 12:10
「来た!約50基!」
セツナの機のIRSTはミサイルの数を克明に記していた。
《何!?うお!本当だ!!》
他の機がチャフを散らし、回避運動を取り始めた。
≪N・O・Eに移行せよ≫
エースストライカーが命令した。
「了解」
超低空に移行する。ミサイルは確実に近づいてきた。
<<4秒後に急上昇せよ>>
また命令し、それに従う。
「3・・2・・1・・NOW!」
一気に上昇する。と同時に衝撃波が襲ってきた。海面に着弾したのだ。
<<回避成功、損傷無し、友軍損害、対艦攻撃隊、2機。対地攻撃隊1機。制空隊の損害は0>>
エースストライカーが損害を報告する。舌打ちしながらも低空高速飛行に移る。
「エースストライカー、敵軍で最も厄介な奴は?」
<<敵艦隊最後部、敵イージス艦。現状での撃破可能の可能性、0.5%>>
歯軋りをする。
「エースストライカー、現状でイージスを確実にしとめる方法は!?」
<<超低空のままマッハ2で突入、距離500で対艦ミサイル二発を放つのみ、ただし被撃墜の可能性、80%>>
「20%もあるなら十分だ」
軽く笑みがこぼれる。スロットルをマックスにし、突入体勢に入る。積んでいる対艦ミサイルはオーシア製ハープーンミサイル。すでに友軍は一部は対艦ミサイルを放ち2~3隻、潰していて、友軍第二陣が攻撃態勢にあった。次の瞬間、聞きなれないオーシア語が聞こえるのと同時にオーシアのラファールから対艦ミサイル2本が放たれた。
《Rest In Peace・・・》
(安らかに眠れ・・・か)
そのミサイルは迎撃の網を交わし、最後列の巡洋艦2隻に命中し対空火器の殆どと艦橋を吹き飛ばした。だがそれでも敵の砲火は衰えなかった。
「マッハ1.8・・これだけあれば十分!」
敵艦隊まであと―――5キロ

フトゥーロ運河北部 ラウンドハンマー作戦空域 ベルカイージス艦CIC 12:12
「敵一機!突撃してきます!」
隊員の一人が悲鳴のように叫んだ。
「何!?ミサイルの迎撃が忙しいってのに!」
副長が叫んだ。
「て、敵機の目標は本艦です!!」
レーダー員がまた叫ぶ。
「何だと!?」
砲雷長は思わず叫んだ。
「クソッ、トラックナンバー2-4-0-5、主砲!撃ちー方始めー!」
「主砲、撃ちー方始めー!!」
発砲を下令する。

フトゥーロ運河北部 ラウンドハンマー作戦空域 12:13
「・・・・・」
目の前の目標から砲弾が飛んできて、さらに他の駆逐艦の対空砲も一気に火を吹く。
(・・・何千発の機銃弾の中でも当たる時は当たる、当たらない時は掠りもしない・・・・)
昔、父親に教えてもらったことを頭の中で復唱する。
「・・・・」
目の前で砲弾が炸裂しても、曳航弾が目の前に来ても動じない。ただ目の前の目標を睨み続けるだけ。
(もう少し・・・)

フトゥーロ運河北部 ラウンドハンマー作戦空域 イージス艦CIC 12:13
「だ、駄目です、間に合いません!」
隊員が悲鳴を上げた。
「まだだ!CIWS!!AAWオート!!」
砲雷長はCIWSを発射させた。
「ヒ、日の丸・・・し、し、死神・・・・・」
船外監視モニターには一機の日の丸をつけたファントムが何千発の機銃、砲弾の中を疾走して来る姿があった。CICの人間、いやこの艦の乗員にとって死神に見えたのだろう。
「カ、カ、カ、カミカゼ!?」
副長は最悪の事態を想定した。

フトゥーロ運河北部 ラウンドハンマー作戦空域 12:13
<<発射せよ>>
エースストライカーから命令が下るのと同時にトリガーを引き、操縦桿を左斜め手前に倒した。
《――――死神――――》
命中の直前に無線からベルカ語でこう聞こえた。
その後ベルカ軍の攻撃は一気に弱まり、12:18にはほぼ沈黙した。
スポンサーサイト

この記事のトラックバックURL

http://4253blog.blog115.fc2.com/tb.php/19-45706e55

コメント

おぉ
名前は出てないけど登場してる!!とても感激です。今後も執筆活動頑張ってください^^
あら?
予想よりもラウンドハンマーの話が大きかったですね・・・
しかし、マクベス隊がいる以上。セリーヌのお話はあるのかな?

>「カ、カ、カ、カミカゼ!?」
思っちゃいますねー(笑
太平洋戦争の終結から、すでに62年と14日
あのときに散って言った命の事を忘れてはいけません
http://www2s.biglobe.ne.jp/~k_yasuto/top_title.htm

今後の展開に期待いたします

コメントする

管理者にだけ表示を許可する

 

Template Designed by めもらんだむ RSS
special thanks: Sky Ruins DW99 : aqua_3cpl Customized Version】


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。