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軍事研究第19回:F‐X選定に関する事案§5

今回も゛また゛F‐Xです。やはり気になるものです。候補の詳しい解説(上級者向け、前編が機体解説・後編が機体の配備状況、ミッション内容)

F‐15(FX)
前編

後編


F/A-18E・F
前編

後編


ユーロファイター
前編

後編


以上が現状において最も可能性のあるF‐X候補だ。(恐らく全部見るのに3時間はかかるだろうが・・・)

空自のF‐Xの要求は他国空軍とは異なり、かなり特殊なものになっている。今回特にクローズアップされているのが

・長い航続距離
・高い速度性能
・高度な空戦性能
・低被探知性(ステルス性)
・対艦/対地攻撃能力
・航空自衛隊における円滑な運用
・国内航空宇宙産業育成

といった具合である

F‐35はもはや候補から外されたのも同然な扱い、F‐22の輸出型開発ももう間に合わない。となれば、この3機種又はF‐15(FX・SE)vsユーロファイター(トランシェ2・3)かF/A-18E・F※vsユーロファイターとなる(F-15・F/A-18はボーイング製品なので売りに来るとすれば片方しかない)

※と言ってもSEの登場で事実上のF-15vsユーロファイターだが

では3機種の能力を見てみよう
ユーロファイター(トランシェ3)
・レーダーは機械式ながらも比較的強力だったキャプターレーダーからAESA化されたレーダーへ変更(レーダーの能力向上、現在試験中)
・PIRATE(IRST+FLIR)の能力とAESAの組み合わせによりトランシェ3はさらなる対地・高隠密性対空攻撃能力を得ている(F-15・F/A-18は機外搭載装備品・さらにライトにングⅢを機体胴部下面に搭載可能)
・正面象限RCSは第4.5世代機最少、側面はF-16の3倍増
・超音速巡航能力所持(さらなる遠距離からの攻撃が可能となり、離脱も早い)
・対電子戦・自己防衛能力もデコイ・チャフ・フレア・RWR(レーダー警戒受信機)・レーザー警戒受信機・ALAAM・HARMによるWW(ワイルドウィーゼル:防空網制圧)能力など当初より豊富・強力である
・FBW・カナード+デルタ翼による低速時の高い機動性・デルタ翼機の特徴である高速一撃離脱も強い
・WVRAAMのインターフェースは自衛隊の使用するものと同等で流用可能だが、BVRAAM用の半込み式ランチャーにAAM-4の太さでは入らない(要改修)
・トランシェ3ではコンフォーマルタンクが新設され、航続距離が延びる
・エンジン出力も上げられ、現状でも推力重量比は10:1(ドライ時)近くとされる
・BAESから機体への改造が許可をされている(ただし、その情報を共有する)
・その為、これに施した改造後の結果をATD-Xに反映できる(ATD-Xの先、次のF-Xの際に国産機として出る可能性が上がる)
・トランシェ3はまだ出来ていない(限定対地能力仕様のトランシェ2ならばある)

F-15FX/SE
・設計が古い。特にFX仕様の場合、正面象限RCSが450以上(F-16を1とした場合)に跳ね上がる場合がある(エンジンのフィンが正面から見て露出しており、これがレーダー反射面積増大の理由)
・ただしSEの基本性能verならばこれは解決される(最大でF-35並の低正面象限RCS)
・いずれもF-15の対空戦闘能力を引き延ばしつつも(APG-63(V)3・AESAレーダー搭載)、非常に高い対地攻撃能力を持っている(APG-63(V)3対地モード、LANTIRNやスナイパーXRポッドなど)
・搭載量では圧倒的(空対空においてもステーションNo.1・No.9が使用できるようになり自衛隊のWVRAAM・AAM-5を追加で4基搭載できる)
・LANTIRNポッド(暗視装置、レーザー照射装置、地形追従レーダー)を常時搭載している。対地・対空レーダーに合成開口能力を備えたAN/APG-70を採用しており、LANTIRN(航法用ポッドAN/AAQ-13と照準ポッドAN/AAQ-14のセット)と組み合わせて目標の地図を瞬時に作成する。これらにより、夜間での山間部飛行も可能としている
・しかしソフトウェアの輸出規制に抵触する可能性があり、その面では不利
・バンカーバスター(高貫徹力誘導爆弾)・SLAM-ER(長距離空対地スタンドオフ兵器・パイロットが目標選択可能)の運用能力がある
・SEもまだ実機どころかウェポンベイの技術実証機すら出てきておらず、SEの装備(ウェポンベイ付コンフォーマルタンク・レーダーブロッカー・レーダー吸収塗装・素材)がFXに追加される可能性が高い
・航続距離・戦闘行動半径などもずば抜けているが、超音速巡航能力は無い
・F-15Jに比べ若干格闘戦能力が低下している(HMDを用いない場合)

F/A-18E・F(Block2仕様)
・格闘戦能力が非常に高く、一機種で高度な対空・対地・対艦戦闘を展開でき、空中給油(E型のみ)・電子戦(F型をEA-18Gに改修すれば可能となる)までもが可能
・加速性能が悪い 
・超音速巡航能力は無い
・航続距離が短く、増大化も不可能
・最新鋭のアビオニスクと高いレーダー性能を持つ
・左右非対称装備により、どのような任務にも即時対応できる(この3機種は対地・対空混合搭載が可能だが、対空・対地を同時に運用できるのはF/A-18Fのみ)
・既に配備が始まっており、すぐにでも機体を配備できる
・AMRAAMを12基、AIM-7相当でも8基と非常に高い空対空戦闘能力を持つ(同時8目標に対し攻撃が可能)
・騒音値が高い(ターボジェットのF-4よりは小さいが)

いずれもデータリンク装備はNATO規格である。若しくは僚機・AWACS・地上施設と連接・情報共有できる


なおイギリス防衛評価研究所(DERA)の試算(実際の戦闘機パイロットがJOUSTシステムと呼ばれる戦闘シミュレーターを使用し、仮想敵機スホイSu-35と西側諸国の戦闘機が交戦したケースをシミュレートした)では
Su-35を1として
ロッキード・マーチン F-22 ラプター 9.0:1
ユーロファイター・タイフーン 4.5:1
スホーイ Su-35 フランカー 1.0:1
ダッソー ラファールC 1.0:1
ボーイング F-15CMSIPⅡ イーグル 1.5:1
ボーイング F/A-18+ 0.4:1
ボーイング F/A-18C 0.3:1
ロッキード・マーチン F-16C 0.3:1

とされている。贔屓されている可能性は完全に否定できないものの、信頼性はかなりある数字だろう(他の研究組織の数値がないのもあるが)

なお、F/A-18+とはF/A-18Cの能力向上型である。ライノ(F/A-18E・Fの公式愛称)は少なくともF-15CMSIPⅡ以上の対空戦闘能力は保持しているが、F-15E系列はF-15CMSIPⅡと同等の対空戦闘能力を有している 。しかし、F-15SEの装備を装着できればF-15FXは一気に性能が向上する(ステルス性の向上=生残・隠密性の向上=攻撃・防御能力向上)

なのでまとめると以下の様になる

・空対空戦闘能力 ユーロファイター≧F-15FX(SE装備)>F/A-18E・F>F-15FX(SE装備なし)

・空対地戦闘能力 F-15FX≧F/A-18E・F>ユーロファイター(トランシェ3独自改良型)>ユーロファイター(トランシェ2独自改良型)

・空対艦戦闘能力(対水上レーダーの視程・対艦ミサイル搭載可能本数) F/A-18E・F>F-15FX>ユーロファイター

・友軍機支援能力 F/A-18E・F>ユーロファイター≧F‐15FX

・ADIZ侵入彼我不明機対処能力 ユーロファイター>F‐15FX>F/A-18E・F

・敵地攻撃能力 ユーロファイター(トランシェ3独自改良機)>F-15FX≧F/A-18E・F>ユーロファイター(トランシェ2独自改良機)

・柔軟な作戦遂行能力 F/A-18E・F>ユーロファイター>F-15FX

・自己(編隊)防御能力 F/A-18F(EA-18G改修対応機)>ユーロファイター≧F/A-18E>F-15FX

・戦力化(独自試作型生産・改良・量産機生産・試験・配備)までに要する時間 F/A-18E・F≦F-15FX<ユーロファイター

恐らくはこのような形になるだろう

なお、空中給油の受油方式に関してはC‐130Hの完全なKC型化、若しくは機体の方の改修(ユーロファイターは改修をやり易いとの事)で対応する

当ブログ「SS」及び「防衛研究」には著作権があり、無許可転用を禁ずる

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