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第10.5話:旧敵

ソロ島 スクラップヤード内の飛行場 11月8日 01:00
キイイイイイイイイ・・・・キュッ・・・
誰からも見られず、島全体が飽和状態となった為に廃棄された航空機の墓場、それが・・・この島。そこに、まだ若きF-4Eスーパー改Ⅱが降り立つ。人の気配はある。それは、オーシア軍の管理人やこの様な場所を好みとする海賊やマフィア等の荒くれ者ではなく、ノースポイントの正規軍人だ。此処に駐留しているのはノースポイント航空自衛軍第501偵察飛行隊のRF-14戦闘偵察機とその搭乗員と整備員、そしてその消耗品などの部品や食料を運ぶAIP搭載潜水艦から乗り込んで来た警備の陸上自衛軍のレンジャー小隊や海上自衛軍の潜水艦のクルーたちだ。この基地は火山性の島の中にあるのでレーダーからは映りにくく、航空機の飛行ルートからは外される。衛星すら上を通らず、衛星携帯電話や、電気・ガスも無い。普通の有線電話等すら通じない世界から隔離された島。刹那は機体をタキシングさせながらふと思った
(相変わらず、寂れた所だ)
真水は出るが、こんな所に立ち寄るのは海賊かスクラップヤードの航空機の部品を盗って売りに来る連中、そしてマフィアの裏取引所としてでしか賑わうことは無い。そこに目をつけ、周辺の海底に低周波アクティブソナー・パッシブソナーを設置し、赤外線・サーモグラフィを用いた監視カメラと対空用の赤外線探査装置で島とその上空・海上・海中全体を監視。ありとあらゆる無関係の人間の接近を排除し、完全に世界から隔離させる事でノースポイントは自国軍の展開を隠す事に成功した。それを手引きしたのは刹那だ
ヒイイイイイイィィィィィン・・・・
「お疲れ様です、刹那二佐」

お迎えご苦労。カーウィン島のベルカ騎士団は上手くやっている、状況は悪くない。・・・ゼネラルの連中がブリックスのファルケンの奪取に乗り気だそうだ。カーウィンの連中にやらせるらしい。上手く情報をリークできたようだな、一尉

「はい、所詮は企業ですからね。連中はオーシア軍から一大ビジネスを潰されて、それの埋め合わせに躍起になっていますからね、まるで餌を与えられた犬です」
刹那は機体から降りた所で待っていたノースポイント防諜部の情報官の一等陸尉と話し始める。ゼネラルリソースはオーシア軍がユーク軍の追撃作戦中に灰色の男たちの手によって発生した「ユークトバニア国立第七工科大学襲撃事件」の最中に下水プラントを破壊された。当然刹那とノースポイント軍はその光景をカメラに収める様に指示して、第501飛行隊を極秘裏に派遣した。灰色とブリックスの戦闘機が工科大学とその周辺を攻撃する映像と、ベルカ騎士団と彼らが交戦しブリックスの新鋭機、「ファルケン」が撃墜され、逃げ帰る所を抑える事に成功した。しかも、その事実に誰も気付いていないし、灰色の男達が使用している飛行場上空まで空中給油してまで追跡し、「灰色の男たち」が使用する飛行場の位置も把握させた(灰色の男たちとブリックスが使用している飛行場は複数ある)
「この情報もいつかは役立つでしょうね。ところで途中で寄り道をされたのですか?随分と遅かったですが」

まあ、な。ちょっとした「地雷」の設置さ。強大な企業や個人が世界をコントロール出来る程に肥大化したら、作動する地雷だ。何年後に作動するか分からない代物だが、その時が来れば確実に作動し、それらの力を格段に落とせる。その後は普通の陸上戦術と一緒だ。・・・・私を「100%裏切らない駒」が連中が動けなくなった所を「雑草すら残らない程度」に叩いて、「永久に」一切の抵抗力を消す。それの資金集めとか、準備とかに奔走されるよ、まったく・・・。ところで、ユーク軍による都市への同時多発報復攻撃と、それへのオーシア軍の連鎖的報復攻撃の場所"も"押さえたか?

刹那はいつもと変わらない調子で情報官に聞く
「勿論です、二佐。協力者のお陰で連中の行動は筒抜けですからね。10~20年後位に役に立つような代物ですが・・・灰色とブリックスを叩いた後に再起不能にさせるには十分な証拠は集まっていると思いますが?」

否、まだ足りない。連中はその程度では足りない。奴らは15年耐えた。その証拠の意味が薄れる30年くらい耐える事など、容易な事だ。奴らは表の世界・裏の世界に出来た「癌細胞」だ。物理的にも叩き潰し、30年後も有用な証拠を取り、30年後それらを掻い潜ってまた奴らが息を吹き返してきたら、その時に散々他と叩き合って弱体化した後に誰一人残さず、一族郎党もあの世へ送る。証拠が足りなければそれより早く連中は息を吹き返す。しかし、私には長い準備期間が必要だ。だからこそ徹底して連中の息遣い一つ抑えて洩らすな。・・・・私がこの肉体を消す時は連中が滅ぶまで。それまでは諸君らにはついて来て貰わねばならない



「フフ・・・まさに人生をかけた「トラップ」ですね。我々はあなたに我が国の体面を守り、侵略者から守ったと言う大きな借りがある。あなたが死ぬまで、我が国はついていきますよ。途中で裏切る可能性は"あるにはあります"が」

裏切っても構わないさ。そのトラップは私が死んでからしか作動しない、それに今死亡して、準備不足のまま「その時」が来て、作動してもその効果はかなりある。・・・・だが、出来れば完璧の状態で仕上げたいものだ。中途半端だと意味を成さない。世界は統率された国家の軍事力・外交力・経済力よる統治以外は「危険すぎる」。そんな事はさせる訳にはいかぬ

刹那は苦笑いしながら、彼の言葉に答えた。刹那はまるで預言者の様に、企業が大きくなる事を見込んでいた。そう・・・・数十年後、国家という枠組みが、軍事力を有する多国籍企業の台頭によって意味を成さなくなる事を予見し、今は策を練っている真っ最中だ

彼はクローン人間になる過程で外見上の年齢を誤魔化す為に「成長加速」と言う細胞培養技術を使っており、ある設定年数までは「培養終了時の肉体を維持できる」が、その年数を超えてしまえば「急速に肉体は衰える」と言う副作用を持つ。刹那はそれを20年と設定した。クローンとして生まれてから既に15年が経っている上に、今回の件でクローンプラントをノースポイントに渡さねばならなくなり、自分の手から離さなければならなくなった。その為、その時が来ても戦う事は無理に近い。「いずれこうなるだろう」と予想していた彼は、決して「老い」も「死」もない場所で戦えば良い、と考えていた。

そこは人類が体験した限りなく熱戦に近い冷戦が終わった直後に世界に普及し、今も、そして未来も人類にとってなくてはならない「現実空間には存在しない空間」・・・彼はそこに「誰も逆らえない」、「誰も気付かない」、「全てを永久に支配し続ける」絶対的な「駒」を置く事で、肉体が死んだとしても刹那の意思で人類がそのシステムを「完全に捨てる」まで世界を手中に収め続ける事を目論んでいる。その空間の名は

electrosphere


彼は、もはや人ではなかった。人に倒されるべき「化け物」となって戦い続ける事で、その空間に仕掛けている巨大な、あまりにも巨大なトラップから人々の目線を背けさせていた。彼の本当の目的は「国家と言う名の組織による統治」。だが、これまでの国家と違うのは、その規模だった。彼が作ろうとしているのは自分が作り出したAIが考え、ベストより安全策のベターの道へと進ませる「誰の意思にも拠らない統治」で、さらに「決して崩れさせない」と言う不可能に近い政府を作る事だ。それを喩えるべき名称は

世界政府


ソロ島 スクラップヤード 11月9日 01:45
≪・・・西陸曹、何か感じませんか?≫
「ああ、何だ?この・・・べた付く様な殺気は・・・第一分隊、警戒しろ」
陸自迷彩服3型や自衛軍初のデジタルパターン迷彩の空自迷彩服2型の上にACIESと次世代近接戦闘情報共有システムの統合された装備を着込んで警戒巡回に当たっていたレンジャー分隊と空自警戒部隊が妙な感覚を覚えて相互に連絡を取り合う。しかし、周囲には何も見えない。モノキュラー(単眼式)の暗視ゴーグルで周囲を探るものの、無残な機体だけを映しているだけだ。
「管制塔、何か反応は無いか?」
≪こちら管制塔、ソナー感なし。赤外線探査装置もだ・・・ん?ちょっと待て。地上の集音器が何か音を拾った。Hブロックの第4ブロックだ。・・・・複数の足音が聞こえる。第一分隊、警戒して捜索しろ≫
「了解。第一分隊各員、Hブロックへ。第二分隊はその場で警戒待機。ツーマンセルで行動し左右前後を同時警戒しろ。急げ」
≪第二分隊、了解≫
空自の警戒要員はそのまま待機し、レンジャー隊員だけで音のあった方向へと進む。5分程度警戒しながら移動し、目的の場所まで着いたが何も居ない
「誰も居ません、故障でしょうか?」
「いや、そんなはずは無い。誰かが此処を嗅ぎ付けた様だ。散開して探せ、機内も探せ」
先程から感じる殺気はさらに強くなっている。間違い無く自分たち以外の誰かが此処にいる
(3時方向で何か動いた。人影だぞ。原2曹と林3曹、行け)
ハンドサインで指示を出し、2名がそちらに向かう。トラップが無いかも警戒しつつ、周囲を探る2名は20m進んだ先で足を止めた。ハンドサインで彼らも情報を送ってくる
(・・・35m、1時の方向に不明勢力5名。索敵しながら、間隔は5m程度で我々の飛行場の方へ移動中)
(・・・発砲は控えろ。静かに仕留める)
ハンドサインでさらに指示を出し、01式小銃のフラッシュハイダーを素早く外し、サプレッサーを刻まれたネジに合わせ、取り付ける。敵が気が付いた時でも即射殺出来る様にする為だ。それに、敵がそいつ等だけとは限らない。他の奴に気付かれない為でもある
(・・・良し、殺れ)
ザザ・・・ヒュバッ!ドッ!・・・ジャリッ・・・ドスッ!・・・・タタッ
まずは最後尾の奴が後方から一瞬目を放した隙に一人がナイフで首を串刺しにして始末する。もう一人は、その前に居た奴が後ろに誰かが居る事に気付く前に後ろからヘルメットを避けて側頭部からナイフを脳髄に突き込み、殺す。しかし、彼等は些細なミスを犯した。敵が警戒していなければ死んでも気付かなかった事だ。血が地面に落ち、僅かに音を立てた
(!マズイ、射撃開始)
「何――」
シュカカッ!シュカカカッ!シュカカカッ!
サプレッサーの僅かに聞こえる甲高い音が、その敵の耳に入った最後の音だった。ダブル・トリプルタップ撃ちで敵兵は胴体の肝臓・心臓、そして頭部か首を撃ち抜かれた。彼等は糸が切れた操り人形の様に崩れ斃れる
「・・・5キル、危なかったな。次からは気を付けろよ」
「はい、分隊長。・・・・それよりこのクソッタレどもの銃器を見てください。全部ベルカ製だ。装具品の多くもベルカ製・・・・しかも、GSG-9で使われているモノです」
「・・・・灰色か?そんな馬鹿な。連中に就けた監視からは何も報告は無かったぞ。だとしたら、一体何者が?」
その敵が持っていた銃器はG3の5.56×45mm弾対応のHK33のアサルトカービンHK53だ。これは一部の軍のほんの一握りのエリート部隊にしか支給されない。ベルカの銃器メーカー「ヘッケラーウントコッホ」のG3モデルの中でも特別視される様なアサルトカービン銃だ。装備品もベルカ警察の特殊部隊GSG-9と呼ばれる部隊の物で(カウンターテロ部隊の中では精鋭中の精鋭)、よく「フル装備の超高級車並み」と揶揄されるほどの高度に洗練されて高い合理性を持つ物だ。こんなの装備できるのはよほどの資金のある組織であっても、政治力がある組織であっても不可能に近い
≪第二分隊、Dエリア、第1ブロックにて敵を発見、交戦中。敵数15ないし17≫
「・・・了解した。分隊、移動だ!」
コムリンクに友軍が接敵した旨の報告が入る。彼等は残弾を確かめ、第二分隊が戦闘中のエリアへと急いで移動を始めた

01:55
「クソッ、なかなかしぶといぞ!」
「リロードする!援護を」
「敵は散開しているぞ。"点"で撃て」
空自の警備要員としてこの島に派遣されていた部隊は敵の動きに翻弄されていた。彼等は特に射撃術や格闘術に優れた者で構成された特設部隊だ。だが敵は一定の地点に10秒と止まらずにすぐさま射点を変えて撃ってくる。そのお陰で、有効射が与えられない
パンッ!パパンッ!ドドドッ!パパン!ドドドドドドッ!
「第一分隊がこっちに来ている。それまで持ち堪えろ!」
「敵に側面を突かれるな。一気にやられるぞ」
彼等は陸自のお下がりの銃である89式RIS仕様で応戦しているものの、敵のほうが火力が強い。徐々に距離を詰められていた。指揮官は後退を指示するほか無かった
「後退だ!後退しろ!」
「連中の狙いは一体何なんだ!?畜生が!」
第二分隊は敵の火力に押される形で、相互支援・相互後退で退いていく。これ以上下がれば敵兵が駐機してある機体に攻撃を加える事が出来る
「これ以上は退がれん!何としても排除しろ!」
「掩体の航空機に敵を近づけるな。喰い止めろ!」
パパンッ!ドドドッ!ドドッ!パパパンッ!
徐々に下がりながらも、敵を近づけないように制圧射撃を続ける。しかし、相手との距離は縮まりつつあった。敵兵が何かを投げてくる。それは味方のすぐ傍に落ちてきた
「何だ!?・・・・ッッ!手榴弾!
あわてて伏せたが、近すぎる。駄目か、と覚悟を決めた
ガッ!ドンッ!
爆発する約1秒前にそれを誰かが敵に蹴っ飛ばした。敵兵一人がもろに破片を喰らい、爆風を受けて後ろに倒れた

無事か?

ドンドンドンッ!
「二佐!?」
その人間は刹那だった。黒いコートを身に纏い、片手で小銃としては重い筈の64式小銃を構えて発砲しつつ、伏せた隊員を起き上がらせる。と同時に敵の側面に向けて走り出す
「奴だ、殺せ!」
「仲間の仇だ!引き裂いて殺る!」
敵兵達は暗闇で踊る様に動く刹那に照準をあわせる。一人がナイフを持って刹那に切りかかってきた

殺せるのか?お前らのような狗が、この私を?

ビュオッ!トンッ・・・バンッ!ビシュッ!
刹那は敵が突き出して来たナイフを持った腕を右手で受け流すと同時に、左手でレッグホルスターからSIG P220を引き抜きスライドを噛んで引いて初弾を装填、勢い余って刹那に背を向けた敵の後頭部に発砲した。放たれた9mmParabellum(「Parabellum」とは、ラテン語の「Si vis Pacem, Para bellum(もしも平和を望むなら、まず戦争に備えよ)」に由来する)弾は敵兵の後頭部に命中、崩れるように斃れた

言わんこっちゃ無い。猟犬の狩り方なら嫌と言うほど知っているからな

刹那のコートは戦闘服となっている、肩から足まで覆い隠すコートは敵地で武装を隠すのにもってこいのモノだ。さらに、相手に自分の身体的特徴を隠す意味合いもある。それが夜間ならば尚更である。
「この野郎!」
シュカカッ!シュカッ!シュカッ!
敵兵が引き金を引こうとした瞬間、2、3人が頭から血と脳漿を噴出して斃れた。
≪第一分隊だ、第二分隊大丈夫か?≫
「ああ!何とか間に合ったか!」
≪良し、挟み込むぞ!≫
敵兵は前後からの強力な射撃によって追い込まれていく。50秒もしない内に敵全員が死亡・又は重態となった。刹那はその重態の中の一人の首を掴む
「はあ・・・はあ・・・こ・・・この・・・し・・し、死・・・神・・・め」

お前は何所の人間だ?

「・・・だ・・・だ・・・だ・・れ・・・が、そ・・・・ん・・なこ・・・・と・・・・・・を・・・教え・・・・るか・・・・・」

フム、見た所はマフィアやゼネラル、灰色・ブリックス・国家機関とは違った装備だ。GSG9とて、私の支配下にあるしな。・・・もし喋ったら生かして返しても良いぞ

ニッコリと満面の笑みを敵に向けながら刹那はその敵の装備や傷口の具合を見る。今すぐ治療すれば助からない様な傷ではない
「フ・・・フフ・・・カハハハッ・・・げふっ、ごぶっ・・そうかい・・案・・・外優し・・・いんだな・ま・・・だ・・死にた・・・・くな・・い・・面白い・・事を・・・教えて・・・やる・・・俺・・・達は・・・お前・・・・が・・・殺し・・・・た・・・奴・・・が・・・俺・・・らの・・・・飼い主・・だ」

ほう、死人が喋ると?面白いジョークを言う奴だ

「・・・お前・・・に・・・出来・・・る事・・・・は・・・あ・・・の方・・・も・・・やれ・・・・る・・・お・・・前・・・が・・・最・・・も・・・影響を・・・・受けた・・・・男だ・・名は・・・・ア・・・ントン・カプチェ・・・・ンコ・・・さ、さあ・・・言った・・・ぞ・・・助け・・・て・・・くれ」
(・・・カプチェンコだと?馬鹿な・・・奴は、私が確かに・・・・)
刹那の顔から笑みが消えた。変わって疑問と困惑の表情が出る。しかし、敵兵は彼の思考を遮る様に懇願した
「は・・・はやく・・・」

・・・そうだな、今すぐ「治療」してやる

ドンッ!
・・・キ、キン・・・
刹那は治療と言いながら、敵の頭を撃ち抜いた

苦しまずにあの世に逝けて良かったな

彼は死体に向けてこう言い放つと、隊員達に後始末を頼んだ

??? ??? ???
「そうか、彼の拉致に失敗したか」
≪申し訳ありません。やはり、「灰色の「自称」精鋭の兵隊」程度ではぬるかったようです。それに、無理にでも殺そうとしていたそうですね。ストッパーだった作戦担当者は死亡しました≫
薄暗い部屋の中にいる男の衛星携帯電話の通話相手は女だった
「いやいや、お前が気にしなくたって良い。作戦担当者の事は残念だ。彼は妻子持ちだったな。しかし、これで彼も私が「生きている」という事を良く知ってくれただろう。そうだろう?我が娘よ」
≪ええ、父様。私の"戦友"の実力はどの位か、良くお分かりになったでしょうか?≫
「そうだな。長年彼の"戦友"だった、お前の言っていた事は事実だったのが良く分かったよ。それじゃ、またかける」
男は携帯を置き、その薄暗い部屋の占有物を眺めた。
「楽しみだ。実に楽しみだ。ラインハルト君、君ともう一度刃を交えるのが実に楽しみだ。15年前の、あのB7Rで私を"殺せた"のは君しかいないのだから」

To Be Countinue…
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