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軍事研究第一回目:陸自普通科連隊と警察機動隊との連携事案

初めての研究です。第一回目は最近増加している陸上自衛隊普通科連隊(陸軍の歩兵連隊に相当、自衛隊の「言葉狩り」の一環としての表記である。軽装甲機動車・高機動車により機動力に富む自動車連隊化が進んでいる)と海上保安庁や警察機動隊(SATのような特殊部隊を含む)の連携訓練についての研究です。

まずは、普通科って何?って方には後ほど詳しく説明いたします。
機動隊に関しては、恐らく説明不要でしょう。まあ、簡単に言えば所轄の交番などの警官や捜査官が対処不能な事案(立て篭もり事件など)に対処する重装備且つ高機動性に富む警察の部隊です。

つい先日には、東京ビッグサイトのイベント会場で「ダーティーボム」(放射物を撒き散らす爆弾)が爆発した事を想定した訓練が実地で行なわれ、陸自第1師団、中央即応集団と消防・警察機動隊・海上保安庁が連携して訓練を行なったのは記憶に新しいと思われます。この場合(警察のみでは対処不能の事案が発生した場合)、自衛隊には治安出動・国民保護等派遣要請がなされます。自衛隊側は、その要請に応じて適切な装備品(例えば今回の場合は、化学防護服を着用し防護マスクをしっかりして、OH‐6により、観測を行なって化学防護車による除染を行いつつ消防の救助隊と連携して要救助者の救護を行いました。相手がインドのムンバイ同時テロのような市街地への大規模攻撃目的ならば、89式小銃とその実包・防弾チョッキ2型等の様な比較的軽装備で市街戦に備えます)を即座に整え、可及的速やかに現地に中隊又は連隊規模で駆けつけます。つまり、最上層部から命令があるまで動けません

それに対し警察側はイベント会場などの警護を行なっている場合が多いです。そういう場合は現地の警察官からの応援要請により、部隊が編成され素早く動けます。その代わり、自衛隊側と違って装備は劣ります(治安維持組織と国防組織では元から装備の要求が違うのです。防弾チョッキ一つにしても、警察側は小口径小銃弾を防げる程度のものを、陸自側は防フルロード小銃弾セラミックプレートを挿入するかしないかで防弾性能が大きく変わり、重量も変わり、そしてタクティカルベストが不要な様に多機能化を狙っています)

その組織の内容も、目的も、装備も違うのが共同訓練を行なうのには大きな訳があります。それは

対テロ戦

この一言に尽きます。

テロ攻撃一つ例にとってもムンバイ同時テロのような国家対国家の非正規戦(ゲリラ戦闘・要人奪取・隠密による敵後方の要所攻撃による敵国の弱体化を狙うもの)に近いものもあれば、宗教原理主義者の様な兎に角自分達の論理を通したいが為の攻撃。と言うのもあります。

因みに、ムンバイ同時テロでの犯人は数年前まではただの一般市民でした。ほんの数年だけで年間1000万ドル程度の訓練でアレだけの被害を出せる事を考えれば、テロ攻撃は極めて効率的だと言う事が判るでしょう。(訓練内容は10マイル(18km)ランニングなどの各種基礎訓練、銃器・爆発物取り扱い訓練、ボート機動訓練etc)
しかも、パイロットの訓練までしていた9・11テロ(陰謀説は別として)に比べたら格安且つ簡単です。ローリスク・ハイリターンな攻撃ですね。

このインド・ムンバイに対する攻撃には警察特殊部隊とインド陸軍が連携して、犯人のいるホテルの全ての部屋の制圧と犯人の射殺・確保を行いました。

この事例を見れば明らかですが、警察組織と軍事国防組織が協力せねばならない程に状況が切迫しやすいのがテロ攻撃です。その点では9・11後から共同訓練を行なっていた自衛隊・警察・海上保安庁はちゃんと仕事をしているといえるでしょう。しかしながら、まだ問題は山積みです

緊急車両指定を受けていない自衛隊車両の機動等の様々な問題がありますが、事態鎮静化を図る事が何よりも大事です。
一番の問題は武器使用のハードルです。敵が無差別殺傷を始めた場合、即座に敵を制圧しなければ被害は拡大する一方です。その時は正当防衛・緊急避難により射殺できますが、日本赤軍のよど号ハイジャックの様な立て篭もりで、ある目的のために相手が武器の使用を限定していた場合は、制圧時の武器使用に許可がいる場合があります

この点は、上層部が決める事です。イザ!と言う時に、しっかり判断できるのか、その点が最大の懸念です

※陸上自衛隊普通科:陸軍で最も汎用性に富む歩兵部隊の自衛隊での総称です。師団隷下の連隊規模で各地方の防衛の一端を担っています。最近は正規戦闘重視から対非正規戦・機動力重視に再編されて多くのの連隊が高機動車・73式トラックにより自動車化(トラック等の軍用車両を移動・戦闘に用いる部隊の事です)され、北海道の普通科は装甲車により機甲化されている場合もあります。一部はヘリボーン機動(ヘリコプターを用いた部隊の戦場輸送、最も機動力が高い)もできるくらいになっています。第一空挺団では主力部隊です
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