HOME>スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
HOME>SS

第6話:初陣

ユークトバニア 某所 9月27日 19:45
≪此処にニカノールが幽閉されてるのは事実なのか?≫
≪・・・・解らん、だから我々が派遣されているんだろう≫
≪やだやだ・・・。こんな任務やってらんねえよ≫
≪愚痴るな。それでもARCか?≫
ARCのユークトバニア駐留部隊はユークトバニア首都シーニグラードからあまり離れていない山小屋の近くに展開していた。此処にクーデターでニカノールを誘拐したスペツナズ隊員らが隠れているとの情報を他の捕らえたスペツナズ隊員より聞き出していた。それを確認する為に彼らは派遣された。
≪敵の歩哨は1、2、3・・・・12です≫
≪"浸透型"作戦で全部気付かれる前に殺るのは無理だ。"速攻型ブラック・ウィドウ"作戦を取るぞ≫
≪"素早く、見つからぬ様に"・・・簡単ですよ。レベルの差を教えてやります。ロック&ホールド!≫
ガシャガシャガシャッッ!
ロック&ホールド・・・つまり薬室に初弾を送り込んで安全装置を入れる。作戦準備状態を意味するコールだ。装備は主にARX160やMASADA、SCAR、XM8、FN F2000など最新型のライフルのみを装備し弾薬はSFGpと共有する為に6.5×50mmJAP専用に薬室とバレル寸法を変えたものだ。3点スリリングは勿論音が出ないようなものを使い、弾倉入れもゴムバンドで簡単に音を出さず出し入れできるように、そしてナイフは利き腕の反対側の胸の位置、全て実戦において洗礼されたポジションと装具だ。
≪アルファ42、43と44を率いて2時方向のブッシュでアンブッシュ(待ち伏せ)待機、向かってくる敵の歩哨を挟撃する。攻撃手段はナイフ及びロープだ。射撃は許可しない。SFGpの諸君は見ているだけで良い≫
≪≪Roger≫≫
味方兵士達が中腰で素早く移動する。隣で待機しているSFGpの隊員たちは万が一に備え小銃の安全装置に手を掛ける。
「・・・ったく、何で俺たちがこんな辺鄙な所でこんな事しなきゃいけねえんだ」
「愚痴るな、ちゃんと周りを見てろ。確かに臨時給与はでかいが・・・行くんなら最前線だろ・・・こんな安全地域俺は嫌だぜ」
≪3m・・・2m・・・1m・・・Go Now≫
ザスッ!
「!?な、なん・・・があ・・・・ッ・・・がはっ・・・・かっ・・・・」
グイッ!ギギギギギギギギギッ・・・・ザスッ!ザクッ!ザクッ!
雑談していた敵兵の一人の首にナイフを突き立てを刺殺、もう一人の頚動脈にロープを瞬時に通し地蔵背負いで締め上げ、気絶したのチェックするとナイフで止めを刺す。死体は当然隠蔽する
≪キル、確認。隠蔽します≫
≪・・・流石だな。死亡確認もこれまたえげつない。前進だ。我が隊は左翼を担当しよう。位置と歩哨ルート確認ならばしてある≫
≪了解、任せよう。ヘマはするなよ≫19時30分 サンド島
≪空襲警報!空襲警報!敵戦爆連合急速接近!接敵まで10分ーッ!スクランブル発進し、迎撃せよ!可動機はすべて上げろ!緊急発進急げ!離陸可能な機体から空中退避!≫
レーダー管制が敵戦爆連合を探知した途端空襲警報が鳴り響いた。エリックとナガセはゆっくり自室で休んでいたが聞いた途端にベットから跳ね上がって愛機に向かう。
「ユークの野郎ッ!念密にも程があるぞクソッ!エッジ!君が先に上がれ!間に合うかは解らんがやってみる価値はある!」
「ええ!チョッパー!急ぎなさい!」
「解ってるよ、畜生!ああ、折角ロック聴いていたのに!!」
装具室のドアを蹴破る様に開け、自分に適合した耐Gスーツとヘルメット、酸素マスクのある番号に向かう。
「ようよう、ブービー。慌てんのは良くないぜ」
「今慌てなくて何時慌てろって言うんだ!急げ!」
耐Gスーツのチャックを閉めて即座に装具室を飛び出す。野外駐機場のF-5Eへと全力疾走しながらヘルメットを被り酸素マスクをヘルメット右側に取り付け、ぶら下げて走る。整備班の連中がAIM-9Lを取り付けつつスクランブル発進する友軍機の音に負けぬよう彼らに大声で言った。
「現在海軍増援部隊VF-109と当基地のスクランブル待機中の全機が上がっています!君らを最優先で上げさます!第一波前には全て終わらせられますが、第一波が過ぎてからじゃないと離陸は不可能です!!」
「了解だ!エンジンを直ぐに回してくれ!エッジ、チョッパーも同様にやるんだ!AIM-9L6発、20mm全弾積んだ上で機内燃料は15分空戦出来れば良い!!」
「了解!!サインを!」
機体の整備終了を証明するサインにサラサラッと書き、機付長にわたす。コックピットに乗り込み、整備員のハンドサインに合わせてJFSをまわす。これに失敗すれば離陸すら出来ない。
≪スクランブル・エンジンスタートだ!急ぐよ!≫
キュウウウウウウウウウウウウウウウン!
≪レフトエンジン・点火!≫
ヒュイイイイイイイイイイイイイイイイ!
≪ライトエンジン・点火!JFS、Cut Off!≫
キイイイイイイイイイイイン・・・・・
≪両出力、アイドリング!動翼チェック!レフトアップ・・レフトダウン・・ライトアップ・・ライトダウン・・ラダーライト・・ラダーレフト・・エアブレーキON・・OFF・・チェック良好!サイドワインダーのシーカー・カバー外します!≫
≪マスターアーム・ロックOK!・・・シーカー及びリボン(機体のチェック箇所に取り付ける赤いリボン、飛行前チェックにパイロットと整備責任者がチェックする必要がある)・・・全て確認した!チョーク外せ!タワー、ウォードッグ離陸スタンバイ!タキシングの許可を!≫
≪ウォードッグ、ランウェイ前までタキシーせよ!敵機が迫っている!!緊急発進は第一波後だ!!!≫
≪ウォードッグ、タキシー許可了解!チョッパー急げ!≫
≪タービンの回転が上がらねえ!急げ!急げ!!急げ!!急げ!!! ≫
チョッパーの機体のエンジン出力が中々上がらない。このままでは動けない。彼の機体がようやく動き出した頃には空戦が始まっていた。直ぐ傍に脱出しコントロールを失った敵機が落ちてくる。
≪チョッパー備えろ!≫
≪うわっち!ああ畜生!あと数mでお陀仏だったぜ!やっと動ける!≫
敵機が直ぐ傍で爆発、3機を大きく揺らした。
≪滑走路に到達した。スクランブルの許可を!≫
≪ウォードッグ、此方タワー!クリアードフォーテイクオフ!幸運を!≫
≪ハンガーに整備中の隊長の予備機が!≫
≪もういい、構うんじゃない!上がったら出来るだけ早く高度を取るんだ。敵にかぶられるんじゃないぞ!≫
エッジが離陸体制を整えながらおやじさんに向けて言った。ハンガーには整備中だった体調のF-5Eが待機していたのだ。誰でも構わない、乗せて離陸させる必要があった。
≪よし、今だ!敵の第一波が通り過ぎた!≫
≪ブレイズ、緊急発進急げ!≫
≪了解!フルスロットル!≫
ブレイズのF-5Eが編隊の最後にアフターバーナーで滑走路を進んでいく。
≪V1・・・VR・・・V2、ブレイズ・エアボーン!≫
フワッと機体が浮き上がり、フラップが上がる。と同時に機体が少し沈み込むがギアを上げて何とか姿勢を維持した。
≪ブレイズ、高度制限を解除する。俺たちの基地を守ってくれ!≫
≪了解!Engage!エッジ、3時方向の爆撃機を!チョッパーは7時方向から接近してくる奴を!12時の2機は僕がやる!≫
≪≪了解!≫≫
≪ウォードッグ、此方タワー。爆撃機の撃墜に向かえ。滑走路を奴等にやらせるな≫
エアボーン(離陸)したと同時に状況をチェックする。既に敵の第二派が接近中だ。
≪どうにか上がったようだな。機体の調子はどうだい?≫
≪良好です、おやじさん!ロックオン・・・FOX2!≫
≪そりゃ良かった。備えておいた甲斐があったな≫
親父さんの声に答えつつ正面から飛んできた敵機F-4E2機にAIM-9Lを一発放つ。2機ともフレアを撒いて旋回し、サイドワインダーはシーカーの反応の大きな敵の1番機へと直進する
≪ドロセル2、脱出しろ!≫
≪ダメだ!振り切れん!脱出する!≫
≪良し、スプラッシュ1!逃がさないよ≫
撃墜した敵機には目もくれず旋回したもう一機の後方に喰いつき、機関砲の射程まで追い詰める。
≪喰らえ!≫
ボボボボッ!ガンッ!ガキュッ!ゴンッ!ゴバッ!
≪良し!≫
正面反航戦で先に旋回した相手は簡単に落とせる。傭兵らに教わったヘッドトゥヘッド対処法が早速役に立った。
≪此方ウォードッグ・リーダー、フォード中佐だ。 サンド島へアプローチ中。何が起こっているのか?≫
≪きやがったぜ、本隊の中佐殿だ≫
≪此方基地管制塔。当基地は敵の空襲下にある!繰り返す、当基地は敵の空襲下にある!≫
≪我々が到着するまで滑走路を維持できるんだろうな?≫
≪はい、やって見せます≫
≪そうだ。いかなる犠牲を払ってでも死守してくれ!≫
フォード中佐とのやり取りを最小に押さえ、敵爆撃機へと向かう。先程JDAMを基地のハンガーに落とした奴だ。再度侵入しようとしている。
≪やらせるか!≫
ボボボボボボボボッ!ガンガンガンガンガンッ!ボンッ
≪また一機やった。反航戦じゃかなり強いなブレイズの奴。飲み込みが早いのか・・・・こっちも忙しいがな!消火班、武器庫への延焼を防げ!可燃物を運び出せ。弾薬もだ!≫
地上でも火災による延焼を防ぐ為に決死の消火活動とVADSによる防空戦闘が行なわれていた。
≪此方チョッパー。 ブービー、ターゲットが分かるか?≫
≪ああ、レーダーの反応が時々小さくなったりする奴が爆撃機だね。B-1Bランサーだ≫
≪そうだ。爆撃機もいやがる。あいつらの狙いは基地自体の破壊だ。VF-12、カバーしてくれ!後ろのF-16を頼む!こいつ等はベルディゴからかっさらって来たオーシア製だ!クソッ、ふざけやがって≫
≪あいよ、ルーキーさん!VF-12FOX2!・・・スプラッシュ!≫
海軍機のF/A-18CがユークのF-16Cを吹っ飛ばす。元々ベルディゴにオーシアが支援として引き渡したF-16Cだったのをユークが購入し、それを使っているようだった。
≪救護班は負傷者の救助へ、手隙の者は消火作業を!≫
≪来たぞ、射撃用意!撃て!先に撃つんだ!≫
複数のVADSの6砲身から放たれる20mm曳光弾が空中で交差しながら弾幕が張られる。敵戦闘機がそれに突っ込み爆発する。地上も必死だ。
≪機体から燃料を抜け!消化剤がもう無い!≫
≪だったら飲料水タンクから飲料水を抜いて使え!グリム!そこの機体を表に出せ!!≫
≪戦闘機と爆撃機、どっちから先に片付ければいい?≫
≪出来れば両方、と言いたいが爆撃機から頼む!奴らは滑走路を狙ってくるぞ≫
戦闘機を2機撃墜し、滑走路にナガセは視線をやる。輸送機が一機、空中退避のために離陸しようとする
≪おやじさんが上がる≫
≪ハンガーを見ろ、誰だ?誰が引っ張り出したんだ?≫
チョッパーがナガセの真横についてハンガーの方を指差す。その機体から友軍の周波数で連絡が入る
≪グリムです!整備班を手伝ってハンガーにいました。離陸します!≫
≪お前にゃ無理だ!補習教育が済んでねえ。他の予備搭乗員はどうした?≫
≪姿も見えません。既に防空壕に退避したのかと・・・≫
≪もう引き返しても間に合わない。気をつけて、グリム。護ってあげる≫
≪やってみます≫
≪ブービー、グリムが上がってくる。頼りないが…このまま見てるのか?≫
≪勿論カバーだ。正面からF-16C4機、アレに当たろう≫
≪了解。奴をフォローしてやろうぜ。ナガセ!前方に集中するぞ!≫
≪了解!≫
ウォードッグの3機は正面から基地に向けて飛んできた爆装のF-16に突撃し、散開させる。他はサンド島東部と北部に、しかも遠距離に引き離されていた。これだけでやるしかない
≪操縦系統は大丈夫・・・油圧系は異常なし・・・エンジン音良好、整備兵に感謝!≫
グリムが魔法の詠唱のように機体のチェックリストと格闘している間に敵2機が態勢を整える。
≪これ以上の離陸を許すな≫
≪今のグリムは敵からみればいい的。護ってあげないと。FOX2!≫
≪勿論だ。FOX2!≫
攻撃しようとした二機を吹っ飛ばし、残り2機を喰いに向かう。
≪あの無茶な野郎は誰だ!?≫
≪いつでも助けられるように準備をしておけ!消化剤を集めろ!≫
≪もう一機が離陸しようとしている!阻止しろ!≫
≪燃料チェック・・これだけあれば何とかなる・・座席装置も問題なし・・こちら、グリム。これより離陸します。上から確認できますか?≫
≪勿論だ。滑走路端にしっかり見える≫
≪了解。少し安心しました≫
チョッパーが残り2機のうち1機を撃墜し、ナガセも最後の一機をもう一息で撃ち落せる時にグリムの位置を再確認。
≪戻れ!戻るんだ!≫
≪止めるな、あそこまで行けたんだ。行かせてやれ≫
≪V1・・VR・・・・V2!グリム機、エアボーン!≫
≪上がれ、上がれ!もっと上がれ!≫
最後の敵機を撃墜後、三機はグリムの後方から前方へと抜けて援護する航跡をたどる。グリム機が離陸後、チョッパーがサポート位置につく
≪上がりました!≫
≪グリム!こっちへ来い。俺の後ろにつけ≫
≪了解しました!此方グリム一等空士、コールサイン"アーチャー"。管制塔および全機に連絡。本機はこれよりウォードッグ隊に加わります!≫
≪こちら管制塔、了解。ブレイズ、彼を頼んだぞ≫
≪ブレイズ、了解。チョッパー、頼んだよ≫
≪任せておけ≫
さらにレーダーに機影が現れた。友軍機はまだ交戦中だ。IFFを確認してホッとする。それは友軍を示す応答信号を出している。
≪こちらウォードッグ・リーダー。サンド島、燃料がない。着陸許可を求める≫
≪無理です、フォード中佐!空襲中なんだ!≫
≪空中の味方機、本隊の着陸を援護せよ!≫
フォード中佐の考えに誰もが唖然とした。この状況がまるでわかってない。こっちはフュエルビンゴ(燃料減少警報。燃料が帰還用の分しかない事を示す。大体残量30%くらいだ)の警報がもう直ぐ聞こえてくるって言うのに、その大切な燃料を使ってまで着陸を援護せよというのだ。チョッパーが大声で言った。
≪阿呆が!≫
≪ダヴェンポート少尉か?≫
≪そうであります≫
≪着陸後に叱責してやr――≫
ドンッ!
≪中佐が墜ちた!≫
中佐は時期の後方に敵爆撃機と戦闘機の混合編隊が来ていることに気がついていなかったのだ。彼は絶好の案内役で隠れ蓑だった。彼に機体が基地側のレーダーと友軍機のレーダーに影を落とし、そこを敵編隊は突入してきたのだ。フォード中佐の機体はMig‐29の30mm機関砲で蜂の巣になり、空中で爆発した
≪敵第三波接近!隠れてたのね・・・何所までも役立たずな男!≫
≪此方管制塔。増援の爆撃機が接近中。急ぎ向かい撃墜せよ!≫
≪了解だ!チョッパー、アーチャー、爆撃機をやれ!他の友軍機とは差が広い。エッジ、僕に続いて彼らを援護する!チョッパー、アーチャーを頼むよ!≫
≪≪了解!≫≫
アーチャー、グリム機の飛び方は何所と無く安定感が無い。仕方ないといえば仕方ない。突然空中に放り出されてもがくのと似たようなものだ
≪落ち着け、落ち着け、落ち着け・・・≫
≪グリム、とにかく、こっちについて来い!≫
≪敵のミサイルが来たらMWSの画面を見て。そのミサイルがどの方角から来るか映っているはずだから。背中はまかせて、前方に集中して≫
≪了解です!≫
≪危なっかしい飛び方だな≫
≪あいつまで離陸とは、この基地もいよいよか?≫
≪黙って手を動かせ!予備役ごときに負けてられんぞ!≫
グリムの機体が敵爆撃機B‐1Bの後方についていく。シーカーが敵機を捉え、グリムのF‐5のコックピットに甲高いトーン音が鳴り響く。
≪良し、マスターアームをチェック・・・ロックオン!アーチャー、FOX2!・・・・やった!当たった!≫
≪グリム、その調子。悪くない≫
≪ナガセ、小蝿共を頼むぜ!グリム、もう一撃をガンでやれ!≫
≪野郎、あんなに上手く飛べたのか≫
(動きは悪くないな。こっちが敵機を押さえてればチョッパーとグリムがやってくれる)
エリックはMig‐29を追い詰めながら思った。低速域ではより軽量のF‐5の方が有利だ。敵機はかなり大きく旋回している。敵が驚愕しながら逃げ惑う
≪辺境の基地なのに、ベテラン揃いじゃないか!援護してくれ!≫
≪上がったやつらが邪魔だ!何だこいつ等!≫
(機体性能の引き出し方がわかってないな。機体の空力特性とエンジン出力だけで回ってるだけなんて・・・・)
≪スプラッシュ1!・・・・本当だ。上からだと損害が良くわかる。・・・ひどいな≫
チョッパーの手ほどきを受けつつ、グリムが一機落とす。大型爆撃機など戦闘機から見れば的でしかない。丁度良い経験になる。とエイノは考えて彼を当てた。
≪ナガセ、3時方向の奴にFOX2アタック。それに敵が気を取られた瞬間に僕が奴を落とす≫
≪OK、ロックオン・・・FOX2!≫
≪捉えた、FOX2・・・・スプラッシュ!≫
≪クソッ!護衛が二機喰われた!護衛機しっかりしろ!≫
≪もう上がってくる味方機はないの?滑走路がまだ一本生きてるわ≫
≪それを望める状態じゃあないよ。もう2機いる。僕の5時方向と11時方向だ。5時のは任せて。フッ!≫
右旋回で後ろについていたMig‐29とドッグファイトに入る。2基のAIM‐9Lのシーカーが覚醒し熱源を求めている低いトーン音をコックピットに伝える。シーカー冷却材の残量は1000(満タンで4000)を切っていた。かなり長時間マスターアームを点けっ放しで空中に留まっていたからだろう
(直ぐに飛ばしてあげるよ、サイドワインダー。だからそんなに焦らせないでくれ)
≪喰い付いてきやがる。やらせんぞ!≫
敵機は俯角があるというのにミサイルを放ってきた。HMD連動のLOALミサイルのようだ。しかし角度がありすぎて命中する筈も無い。一応フレアをばら撒きながら追い詰める。
≪クソッ、何で回避行動をしない!?≫
≪角度をつけ過ぎだ。狙いとタイミングが甘いんだよ・・・FOX2!≫
敵機の後方に回りこみ、シーカーが敵機を捉える音を確認し敵機の機首目掛けトリガーを引く。
≪畜生!ミサイルだ!助けて!たすっ・・・―≫
ミサイルは敵機の排気口に直撃、エンジンの燃焼室に排気ノズルをふっ飛ばし大量の破片を送り込みFODストールを引き起こし墜落していく。敵機の脱出を確認する前に爆撃機へと向かおうとしたところでチョッパーが最後の敵爆撃機を落とした
≪管制塔より全機へ。爆撃機の全滅を確認。皆良く守ってくれた!着陸を許可する≫
≪ウォードッグ、了解。一番近い我々から戻ろう≫
≪あ、あの僕は上手く飛べたでしょうか?≫
≪ん?ああ、初陣にしては素晴らしい飛び方だった≫
≪ありがとうございます。サポートのお陰です≫
≪グリムのやつ、取り越し苦労でよかったぜ。ほら、歓迎の準備をしろ!≫


ユークトバニア 某所 19:50
≪オールクリア、後は突入あるのみです≫
≪中に人影は?ミラーを使え≫
≪・・・2名です。ニカノール首相は見当たりませんが・・・≫
≪チッ、既に時遅しだったか・・・しかし、得られる物は得よう。あの指揮官を捕える≫
トラップに警戒しながら裏口、正面口、窓に陣取った彼らはスタングレネードを用意する。
≪3・・2・・1・・GO!≫
ガシャンッ!バンッ!
「ッッ!?」
ガシャン!パンッ!
窓ガラス、二つの扉からスタングレネードを投げ込まれ、ショック状態になって敵が転げまわる。何が起こったか理解する前に、窓から突入してきたSFGpの兵士に護衛は射殺された。
≪クリア、拘束しろ≫
「き、貴様等!?ま、まさか・・・」
≪そうだ、我々の知りたいモノを知っているな?それを全て話せば、命ぐらいは考えてやる≫

To Be Countinue…
スポンサーサイト

この記事のトラックバックURL

http://4253blog.blog115.fc2.com/tb.php/157-9b3b2fb5

コメント

コメントする

管理者にだけ表示を許可する

 

Template Designed by めもらんだむ RSS
special thanks: Sky Ruins DW99 : aqua_3cpl Customized Version】


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。