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第三十七話:解放2

新市街 0:09
(市街突入から4分で官庁街に侵入。これまでは損耗無しで来た。あとは・・・どうやって中の奴等を追い出すか)
コリンズは陸軍部隊の一部に再編成されていた。ベテランのベルツ中尉は上陸中に狙撃兵によって死にこれまでの間に沢山の仲間が戦死した。病院で俺たちが帰ってくるのを待った居る奴等も居る。そんなこんなでコリンズの海兵隊B部隊は陸軍の奴等に実質取り込まれていた。
「ホビー、あのビルに侵入してヘリを撒こう!」
「無茶だ。危険すぎる!」
「じゃあ此処でヘリの30mm砲にぶち抜かれるか、ロケットの破片でくたばるか!その二択しかない!分かったなら走るぞ!!俺の合図で行け。ホビー、マイケル、レイ。まずはお前等だ。先行して一階を掃討しろ」

「・・・ッ。分かった。分かったよ、軍曹。頼むぜ!
彼等は官庁街の制圧が任務。目標は市役所ビル。今それは目の前にある。だが、敵ヘリが邪魔をして侵入できない。コリンズはタイミングを計り始める。
「スタンバーイ・・・・スタンバーイ・・・・・・・Move Now!!GO!GO!GO!GO!GO!
敵ヘリが別の部隊に機首を向けた瞬間コリンズは彼等を走らせた。彼等はヘリに気付かれる事無く道路を渡りきり市役所ビルに突入した。直後遠くから響いていた銃声が、直ぐ近くでした。敵と交戦したのだ。
「俺たちも行くぞ!・・・・Go!GO!GO!
「!軍曹!!ヘリが気付いた!!」

部下のゼウ伍長が叫んだが、気にせず走る。たった10mちょっとなのに100m・・・いや1000mを走っている様に感じられた。
「伍長急げ!!」
「クソッ!」

対岸に辿り着いたコリンズは少し遅れて走り出した伍長に向かって叫ぶ。ヘリは旋回機銃を此方に向けていた。
ドドドドドドドドドド!!!!!ガンガンガンガンガンガンガン!!!!!!
「滑り込め!!」
二等兵がビル内部に着いた瞬間ヘリからの銃撃が始まった。コリンズは反射的に叫んだ。伍長はミシン目が出来つつある道路から一気に転がり込んできた。
「大丈夫か!!」
「はい!」
「レーイ!応答しろ!!」
「Sir!何でしょう!」

どうやら先行した奴等も生きているらしい。彼等と合流すると灯火管制が解かれ明るくなったロビーの中心で部隊を集めた。敵の死体は処理が面倒なのでダストシュートに投げ込む
「一階はクリアしたな。此処は10階建てのビルだ。後九回同じ様に制圧をする!」
「我々だけで、ですか!?」
「当然だ。此処じゃ空軍も呼べんし中隊とも連絡が取れん。行くしかあるまい。ホビー!」
「Sir!」
「先程と同じチームに分かれて、我々は東側の階段から、貴様等は西の非常階段から行け。同士撃ちに気をつけろ!Move Up!!」
「「「Sir Yes Sir!」」」

早速、6名の分隊は3名の分隊に分かれて行動を開始する。コリンズは東の階段を先頭に立って登っていく。
「行くぞ。静かにな」
「ya」
さっきまで居た所とは違い、ここは静かだった。外は大声で叫ばなければ何も聞こえないような戦場に対し、此処はまるで音響室だ。
〔ホビーだ撃つな〕
〔了解。・・・・止まれ。此処から行くぞ〕
ハンドサインで互いの位置を確認すると最も近い部屋のドアノブに手を掛けた。
〔内部に音響あり。敵兵・・・・2~3名。フラッシュバンを投擲後に突入。殺るぞ。ホビー、レイ、そちらは?〕
〔音響あり。敵兵・・・2名程度の模様。フラッシュ投擲後に突入〕
〔同じく音響あり。敵兵・・・1、2名。此方もフラッシュ投擲後に突入します〕
〔了解、3・・・2・・・1・・・GO〕
バンッ!ヒュッガチャンッ!・・バァン!!
炸裂音の直後、彼等はドアを蹴破った。ツー・マン・セルで2階の3つの部屋に同時突入する。
ババッババンッ!ババンババンッ!ドドッタタンッ!
M4カービンやAK-74suのダブルタップの軽やかな音と共にぐらりと斃れて逝く敵兵。死亡したのを確かめると命令を下した
「二階、クリア!」
「次行くぞ。分隊散開!」


旧市街 スカイキッド 00:10
「負傷者だ!こいつを頼む!」
「分かった!」

かつての活気ではない喧騒が響く酒場は野戦病院となっていた。
「・・・クソッ!死んだ!エルジアのクソが!クソッ!畜生ッ!」
「静かにしろ!敵はかなり近いところに居るんだぞ!」

「痛ぇ!痛ぇよおッ!俺は何所を撃たれたんだ!」
「右足、太股だ!大丈夫だ!動脈は外れている。だが、弾が抜けてない。今から弾を抜くぞ。モルヒネを!」
「俺は・・・もう・・・持た・・な・い。せめ・・・て楽・・・に逝・・・かせ・・・てく・・・・れ。モルヒネを3本・・・刺して・・・くれ・・・・」
「馬鹿言うな!撃たれてのは右の脇腹だ!肝臓は外れてる!まだ大丈夫だ!」
「・・・そいつはもう駄目だよ。肝臓は外れていても、動脈が抉られてる」
「・・・・・・」
「また一人・・・死んだか」

彼等の目は死んでいる。衛生兵はずっと死体を見なければならない。此処に運ばれてくる兵士は大半が再起不能な傷を負っている奴等だった。
「ご主人、二階を借りても良いですか?死体をどかしたい」
「あ、ああ・・・それにしても、酷いな」
「まったくです。此処で寝ている奴等の何人が、故郷に帰れるか・・・・」
「う゛あ゛あ゛あ゛お゛お゛お゛ぁぁっ・・・・」
「どうした!」

「バーンズ二等軍曹が傷口がかゆいと言って、此方が目を離した隙に引っかいたようです!御陰で大出血ですよ!今傷口を押さえています!手伝ってください!!」
「了解!直ぐ行く!」


旧市街 国道7号線 00:13
「小隊長、あの戦車を破壊するのに航空支援を要請しますか?」
「いや、制圧射撃後にウェイドのカールグスタフで叩く。合図をしたら飛び出せ」
「Roger」
国道7号線の東側には地雷が仕掛けられ、進めば進むほど敵の戦車の数が増えていく。それを一つ一つ空と共同で潰していた。
「今だ。制圧射撃!!」
「撃て!!」

ダララララララララララッ!!!ドドドドドドドドドドッ!!!!
「ウェイド!撃て!」
「Fire!!」

バシュッ!!!シャアアアアアアアッドンッ!!・・・グワッ
制圧射撃の中、ウェイド一等兵が放った87mmカールグスタフ無反動砲は真っ直ぐ敵戦車に命中した。そして、信管を作動させると、HEATタンデム弾頭の新型対戦車砲弾は敵戦車内部に向けてそのエネルギーを装甲をぶち破りながら進めた。そして、中の人間と機器類を"グッチャグチャに壊しまくった"結果、弾薬に誘爆し、砲塔を吹っ飛ばした。
Holy Shit!ざまあ見ろこのクソが!」
「頭下げてろ!敵兵は生きてるぞ!」
「大丈夫だ!上を見ろよ」

ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!ドドドドドドドドドドド!!!!!
友軍のA-10が他の戦車や歩兵を30mmアヴェンジャーガトリング砲でメチャクチャにしていく。敵兵は30mmという破格な口径の劣化ウラン弾を受けて内臓を10mから20m飛ばし、上半身や下半身が消滅し、戦車は吹っ飛んだ。
「友軍機に感謝!本部、こちらタンゴ3。国道7号の目標16は航空支援により壊滅!!」

新市街 00:15
≪本部、こちらタンゴ3。国道7号の目標16は航空支援により壊滅!!≫
≪アーチ周辺の地域を制圧した。≫
≪本部、こちらブラボー7。目標2、議会議事堂を占領!≫
≪作戦本部、こちらブラボー2。敵の抵抗がなくなった。突入する。≫
「コリンズ、聞いたか?」
「ああ・・・勝ったな」

コリンズ達は市役所ビルの屋上に立っていた。攻撃によって燃えている所もあったが、後はただの夜景だ
「此方ブラボー10、市役所ビル制圧完了。良い景色だ」
≪作戦本部、了解。暫くその景色を堪能しててくれ。敵軍は後退を始めた≫
「ブラボー10了解」
≪こちらスカイアイ。航空攻撃により空港付近の脅威はなくなった。≫
≪ブラックデスサイズより各機、引き続き他のエリアの支援に向かえ・・・・と言いたい所だが、黄色の残存機2機が撤退。他の敵機も殆どがトンズラしている。脅威レベル0。街は解放された。全軍に通達。街は解放された。弾薬が切れた機体は空港に向かって補給を受けろ。アルファ部隊は前進し、捕虜を取れ≫
≪アルファ1、了解≫

ブラボー10の兵士は全員屋上の上で座った。その時だった。
≪ん?・・・・ちょっと待て。 TU-160が多数、北西より侵入した。現在、新市街へ接近中。
ただちにこれを撃退せよ。≫
「何だと!?ファシストめ!焦土作戦か!」

fin
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