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第三十六話:解放



サンサルバシオン郊外 7月10日(ファイアフライ作戦決行日) 23:35
「今宵の任務はお前達の運と度胸が試される!貴様等のバックアップは存在せず!NGSDFやSGSDF、傭兵地上部隊は一切居ない!!空挺も、海兵隊、砲兵隊も居ない!ヘリも居ない!!誰がこんなクソッタレな作戦を考えたか!私は今!司令部に対して激怒を覚えている!!それは諸君も同じだ!!」
司令官は数十万ものISAF陸軍の兵士達に向かって拡張期を使い叫ぶ。
「私は怒りを司令部に向ける!!しかし、貴様等は!敵に向かって怒りを見せつけよ!!一人でも多くの敵兵を斃せ!撃たれて!地面にキスしても!!決してトリガーから指を外すな!!敵は徹底抗戦してくるだろう!!しかし、それを突破出来ずして笑い者と成るか!それとも戦友の屍を踏んで敵を打ち倒し、市民達と共に完成を挙げて勝利を祝うか!!我々にはその二択しかないのだ!我々には何がある!?制空権は空軍が確保してくれる!!先行した特殊部隊やレジスタンスが目標を教えてくれる!!それだけだ!他に何が必要か!!援軍か!?味方ごと吹っ飛ばす砲兵隊か!?簡単に落とされるソラの金の切り裂き野郎か!?答えろ!戦友達よ!!」
司令官はそこまで言うと拡張器を下ろした。今迄静聴していた兵士達が口を開いた。
「「「一粒の悪運と諦めの悪さ!!」」」

「「「使命感と戦闘意欲!!!」」」

「「「「「僅かな勇気と度胸!!!!!!!」」」」」

「「「「「「上官命令と戦友の励まし!!!!!!!!!」」」」」」

「「「「「「「「敵を斃す銃弾と手榴弾!!!!!!!!!!」」」」」」」」

「そうだ!我々にはそれだけで十分だ!それ以上何もいらない!!エルジアのポンポン野郎にISAF陸軍の恐ろしさを教えてやれ!!!」

「「「「「「「「「「「「「「Sir Yes Sir!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」

「声が小さい!!」

「「「「「「「「「「「「「「Sir Yes Sir!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」

「よおし!!前進!!全隊進撃開始!!!」

「「「「「「「「「「「「「「Sir Yes Sir!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」

彼等の士気は異様に高かった。サンサルバシオン出身の兵もいたし、今回は陸軍の独壇場だ。空軍は街の占領に間接的に関わる事になるが、それ以前に今回の主力は陸上戦力だ。市街地ではさほど役に立たない戦車も少なく、装甲車中心で戦う事となる。
「おい、上を見ろよ・・・」
「ん?・・・おお!SEAD任務機か!」
彼等の頭上をHARMを積んだヘイロー中隊が進んでいく。彼等の目的は新市街地手前に見受けられるSAM群だ。
「俺たちにも残してくれよ!」
「お前等!遅れずに付いて来い!」
「「Sir Yes Sir!!」」
ファイア・フライは0時から始まる・・・・作戦開始まであと15分

23:50
「・・・放送時間まであと十分ですぜ?旦那」
「ああ、でもまさか・・・君等の取引相手から直々に取材の以来が来るとは思わなかったよ。ズボフ」
「"中佐"はいつも良い額を出してくれる。アンタの護衛が安い位だ」
「ごもっとも」
アンドレイ・ペチェルスキィは周囲に居る黒尽くめの兵士達を見る。元ベルカ空軍のパイロットやSEAL'sの元隊員などが彼の周りをガードしていた。彼等はとある人間から直接依頼を受けていた。報道員を守れ。何があってもそいつの報道を邪魔させるな・・と
「では、スタンバイ・・・エディ、カメラを此方に」
「Ok、よっと・・・良し固定完了」
「ライト用意、マイクの位置は?」
「Okです。いつでもどうぞ」
「俺たちも配置に付こう。このTV局には誰にも渡さん。ISAFが勝つまでは」
「オーライ」
「衛星をキャッチ。データ送信準備完了」

ユージア中央標準時 0時04分
03分に陸軍は迫撃砲を発射、04分に着弾。と同時に主力航空隊と装甲車が市内へとなだれ込んだ。と同時に街の明かりが一斉につく
「3・・・2・・・1・・・GOだ!」
「・・・爆発音と戦闘機の爆音が聞こえます。街の光が、一斉につきました。ユージア中央部標準時、午前0時5分・・・・・・日の出を待たずして、戦闘が開始されました。一部画像と音声が乱れていることを、おわびします。」
アンドレイは緊張した面持ちで喋り出す。此処は戦場。数グラムの弾丸と数百グラムの手榴弾、数キロの迫撃砲弾や数十キロのミサイルの爆風や破片で人の命が奪われる場所。
≪たった今、灯火管制がレジスタンスによって解除された。作戦開始。旧市街、新市街、ならびに空港の敵を掃討せよ。≫
≪国営放送ビルが見える。あそこは中立だ。撃つなよ!≫
≪こちらタンゴ4、各自の判断で交戦を許可する。≫
≪メビウス1より各機、交戦を開始します!黄色はレイピア中隊第一小隊で、その他のレイピアとオメガは対地、ヴァイパーは黄色以外の敵機を≫
持ってきた無線機より混信が激しい。それにもマイクを向けておく。
「歴史上、幾度となく戦場となってきたこの都市で・・・」
≪右翼に地下から来た敵特殊部隊が侵入した!気をつけろ!≫
≪負傷者を絶対に見捨てるな!生きてる奴は全員つれて帰るんだ!≫
≪アーチ付近に強固な陣地がある。増援を要請する。≫
≪タンゴ1、アーチに当ててかまわんから撃て。≫
「・・・サンサルバシオンが再び戦火に包まれています。・・時折、軍用無線が・・・」
無線内容は戦争の雰囲気を漂わせるのに十分だった。
「この放送は録画ではありません。現地の生中継である事をお断りしておきます。そしてこの放送は検閲されて居ない事もお断りしておきます」
≪今のうちに着剣しろ!≫
≪ここの通行料は高いぞ!絶対に通すな!!≫
「曳光弾の軌跡とエンジンの炎、そして爆発だけが見えます。上空の方は光と音からして、かなりの数の戦闘機です!」


≪メビウス1が黄色と交戦開始。レイピア、ツクヨミも交戦開始した。グエン、ツクヨミを援護しろ≫
「バラード1、ダルモエード。二機は旧市街地国道7号線の戦車群を狙え。ヘイロー隊は換装後に旧市街の制空を担当。役立たずなA-10をやれ。オメガ11からオメガ20までは空港へ」
≪こちらタンゴ3。国道7号、アーチ付近で交戦中。上空援護を頼む。奴等戦車で方陣を作ってやがるぜ≫
刹那は高い、高い上空からそれを見ていた。しかも、画面と無線越しに敵地上部隊の砲火と居場所はオレンジ、敵機と敵ミサイルの曳航跡は赤、友軍地上部隊の居場所とその砲火は緑、友軍戦闘機と友軍のミサイルの曳航跡は青で表示される。それだけを見ると、何と美しいものだろうか。まるで流れ星のようにそれは流れる。そして、シグナルの一つを吹き飛ばすか、何処かに消える
「タンゴ4、近くに敵部隊。4時方向。3階建て建物の2階、そちらから見て右から4室目に5名。回り込んで攻撃」
≪タンゴ5、それは友軍だ!射撃中止!≫
「タンゴ5、敵は2時方向。それはタンゴ1だ。」
≪りょ、了解!≫
≪ブラボー1、こちらブラボー3。捕虜を連行して後退せよ。≫
「ブラボー3、此方JSTARS代理管制機。そこから8時方向に500m、そこにレジスタンスの臨時司令部が置かれている。」
≪本部、こちらブラボー8。航空機にヘリをやらせてくれ。≫
「ネガテイブ、ブラボー8。開いている戦闘機が一機も居ない。後方から接近するチャーリー10と合流、ステインガーを使え」
≪ブラボー8よりJSTARSへ、議事堂と中央銀行の近くにヘリが張りついている。近づけない≫
「Copy。AWACS開いている機体は?送れ」
≪スカイアイよりブラックデスサイズ、ヘイロー中隊が対空兵装で急行中≫
「Roger That。ブラボー8、間も無く航空支援が行く。ヘイロー中隊、第三小隊を新市街地のCAPに当てる」
≪ブラボー8、Roger!あわてるな、まもなく航空支援がくる!≫
≪ヘイロー1、Roger!4!5、6を連れて新市街地官庁街へ。ヘリを消せとのお達しだ≫
≪メビウス1、黄色を撃墜≫
「メビウス1、対空兵装で余裕はあるか?送れ」
≪あります≫
「宜しい、敵のヘリ・・・特に、官庁街のハインドを殺れ」
≪Copy Sir!≫
≪ブラボー10、気をつけろ。ビルの合間に対戦車ヘリ!≫
「現在対処中、ブラボー10は遮蔽物確保」
≪本部、こちらブラボー12。平和記念公園まで前進する。≫
「Copy、敵性勢力は平和記念公園周辺に集中している。再編成中の模様」
≪了解JSTARS、迫撃砲用意!≫
≪航空機の到着まで陣地を死守しろ!≫
「ブラボー8、10へ。航空隊ETA二分三十秒。それまで持ち堪えろ」
≪了解!!≫
≪此方タンゴ7、国道東側は地雷だらけだ。≫
「タンゴ7、そのままだと釘付けになる。5時方向にある路地に移動しろ」
≪Copy Sir!≫
≪こちらタンゴ2。200m後退する。≫
「タンゴ2、6時方向には敵特殊部隊が来ている。7時方向が手薄だ。そこから6時に隠れている敵特殊部隊を片せ」
≪タンゴ2、Roger!≫
≪もっと引きつけてからだ・・・・今だ、撃て!≫
「タンゴ10、2時方向に重装部隊。警戒しろ。タンゴ14、左側面の戦車は友軍だ。」
≪了解!側の戦車は味方だ!撃つなよ!!≫
≪目視で敵を確認しろ。見えるか?≫
「タンゴ6、1時方向距離50mに敵部隊。それ以上前進するな。格好の的だ。ダルモエード3。タンゴ6の2時方向、50mの五階建ての建物にアヴェンジャーで攻撃。周辺の敵対空砲は生きている。警戒して当たれ」
≪ダルモエード3、了解で御座いますです≫
≪航空支援により敵戦車撃破!TOW用意!JSTARS、敵戦車の位置を送れ≫
「了解、その撃破した戦車を基点3時方向、15m。砲塔旋回中だが、そっちには気付いてないようだ」
≪Copy、Fire!・・・・敵戦車撃破!≫
「良くやった」
(まったく・・・口と目が忙がしいったらありゃしない)
刹那はハアと、溜め息をつきながら思った。だが、解放戦はまだ始まったばかりなのだ。

fin

今刹那が眺めている世界はこんなもんです・・・


綺麗だろ?人が沢山死んでるんだぜ?これで
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