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第二十四話:哂うは啄木鳥。オペレーション・ウッドペッカー

2月24日 サラスタン駐屯地 04:50
「まったく・・・俺達ゃペッツのオマケじゃねぇんだぞ・・・ったく」
エメット隊の一人がぼやいた。今回SAFとSASDF・NASDFに与えられた任務はNASDFのF-2C10機編隊[パラサイト]隊と共に敵奥地の大規模航空基地に攻め入る事だった。
編成内容は
CAP
ブラックデスサイズ:F-4E改1機

エメット隊:機龍Ⅱ型8機

ガーゴイル隊:ADFX-02F1機、F-22A6機

スカーフェイス隊:XF/A-271機、Su-506機

ユニコーン隊:クフィル10機

NASDF・シルフ隊:F-15改A4機

SASDF・サラマンダー隊:Su-30MKS4機

CAS
NASDF・パラサイト隊:F-2C10機

目標までNOE飛行。途中で20km以上ある峡谷を潜って行かないと高度に入り組んだ全自動SAMの防空システムにやられる。これまた不可能任務だ。
「愚痴垂れるなよ。俺たちの腕の見せ所だろ?それに俺たちの援護が無いとISAFは大損害を被るんだから仕方あるまい」
ユニコーン1はそいつにこう言うと愛機に乗り込んだ。今回の目標はISAF軍のタンゴライン突破を援護する為の後方攪乱だ。今までのISAF軍の攻撃ヘリや輸送ヘリは峡谷でCAP中の敵機に落とされるか不安定な気流によって墜落している。これが成功すれば敵は航空支援が殆ど得られなくなりタンゴラインを放棄せざるえなくなる。峡谷内部はSTNは届かず、安全に侵入できる唯一のルートだ。
≪各機、此方ブラックデスサイズ。私語は慎め。本隊の出撃まで時間が無いんだ。解っているんだろうな≫
≪此方ユニコーン1、当然だよ。動翼チェック・・・アップ・・・ダウン・・・レフト・・・ライト・・・レフトアップ・・・レフトダウン・・・・ライトアップ≫
無線からは僚機が最終チェックを行なう声が聞こえる。刹那も整備員の合図に合わせて翼を動かす。
「次、エンジンチェック。レフト10・・・20・・・30・・・40・・・・・50・・・・60・・・・70・・・・・80・・・・・90・・・・ライト10・・・20・・・30・・・40・・・・・50・・・・60・・・・70・・・・・80・・・・・90・・・・AOK。」
≪次、装備チェック。・・・右ハードポイント良し、左ハードポイント良し。胴体下増槽・・・・固定確認。AOK≫
「オーライ。タワー・リクエスト」
≪こちらタワー。一番機ブラックデスサイズタキシー許可。滑走路前で待て≫
「ブラックデスサイズタキシー許可、ウィルコ」
ギアブレーキを解除してエンジン出力を一瞬だけ高め、直ぐに戻す。機体は一瞬だけ推力を得て前進を始めて惰性でタキシングロードを進む。右カーブを左ギアブレーキを緩め右ラダーを踏んで曲がり、滑走路前で機体を止めた。
≪此方タワー、ブラックデスサイズランウェイ36への侵入を許可する。ランウエイ中央に到達後離陸を許可する。後続は随時ランウェイ36侵入を許可する≫
管制塔の許可を得ると滑走路の中央で機体を止めて最終チェック。ギアブレーキを解除した。
「クリアードフォーテイクオフ、ラージャッ。A/B点火」
ガクッと言う軽いGと共に加速して行く機体。1500mしかない滑走路をミサイル8本、600ガロン増槽一本で離陸するにはアフターバーナーを焚くしかない。機体がフワッと浮かぶと操縦桿を軽く引いてハイレートクライムに入る。後ろを振り返ると機龍Ⅱ隊が2機ずつ離陸し始めるのが分かる。360に機首を向けて3000フィート上空で友軍機が上がるのを待つ。5分としないうちに各隊が編隊を整えた。
≪よーし、今は一秒でも時間が惜しい。急ぐぞ≫
≪ヤー≫

05:05

≪もう直ぐ敵の防空識別圏内だ。SAMをたらふく喰いたくなければ全機峡谷に入れ。エメット・ユニコーンは第一クリフ、スカーフェイス・ガーゴイルは第二クリフ、その他は第三クリフだ。ブレイク≫
≪エメットリーダー、ラージャ。フェリー飛行より戦闘速度に上げる。全機無茶はすんなよ。≫
≪OK、ガーゴイル各機、機間距離を取れ。仲間のジェット排気にやられたらたまらん≫
≪気流が激しい場所はマーキングされている場所だ。そこを通過する際は減速しろよ≫
≪サラマンダー了解≫
全機がそれぞれの峡谷へ突入する。これらは全て目標に通じる道になっている。上手く行けばトライデントを切る様に攻撃できる。しかしリスクは非常に大きい。傭兵であっても世界最強の空軍でも20kmの峡谷は抜けるのは難しい。下手を打てば全滅しかねない。まさにミリ単位の攻防だ。こんな事は平均台の上を全力疾走しながら透明なリンパ管を余分に傷つけないように縫い付ける様なものだ。
≪くっ・・・早速あぶねえな。ヘリでも厳しいだろこれ≫
≪まったくだ・・・!ユニコーン3!速度落とせ!それじゃ曲がりきれん!≫
≪ラ、ラジャー!くおっ!≫
刹那も速度を低く抑えて運動エネルギーを失わないように旋回する。プロペラ機のほうが良い様な気がしてきた。何故なら90度のターンは当然のようにあって、最も厳しいところは210度もの旋回せねばならない。ジェット戦闘機には厳しすぎる。そんな時に後方のドラッグシュート収納所に埋め込まれたIRSTに反応が出た
≪・・・!!IRSTに感!後方に敵機!CAP中のTND-ECRとADVだ!≫
≪何だと!?機数と方位、高度は!?≫
≪機数5機!方位3-1-0!高度3万2千!320kt!≫
≪気付いてないようだな・・・気付かれる前に抜けるぞ!全機無線を封止する!速度は抑えて進め!Out!≫
ブツッと言う音がした後は無線からは何も聞こえなくなった。サイレンサー越しに聞こえるエンジン音だけだ。
「くっ・・・・」
6G旋回を耐えながら敵機への監視も同時に行なう。集中力がとんでもなく必要になった。
「あと・・・10kmッ!グッ・・!」
ロール時に掛かる左右へのGもかなりキツイ。恐らく素人なら峡谷に入る前に恐怖で失神・失禁しているだろう。そんな時監視していた敵機が動いた。此方に向けて降下を始めたのだ。攻撃ならトーンか、レーダー照射が来るが中々来ない。もしかしたら燃料切れかもしれない。そんな淡い希望を刹那は持った。しかし・・・
ビイイイイイ!!!
「トーン!?クソッ!バレたか!?」
IRミサイルにロックされた事を示す警告音がレシーバーに響く。敵機の方を再度確認すると高度も下がってきて明らかに此方を狙っている。
≪全機!此方ブラックデスサイズ!後方の敵機が此方を発見した!第三クリフに向かってくる!≫
≪何!?クソッ・・・スクランブル機を上げる前に突っ込むぞ!パラサイト1、ミュージック・オン!≫
パラサイト隊がECMを作動させて先へと急ごうとする。目標まで後3km、曲がりくねっているとは言えど5分以内には敵基地上空に到達できる。
≪こっちで時間を稼ぐ・・・・奴等の何機かを第7クリフに誘導する!≫
≪第7!?あそこは乱気流がずっと吹き付けてしかも非常に狭い所だぞ!≫
≪わかっている!ブラックデスサイズは隊列から離れる!≫
刹那は敵機を誘導する形で峡谷から抜け出した。案の定敵は此方を偵察機だと思っているようだ。ECRを除く全機が喰い付いて来た。
≪貴様の相手はこっちだ!うるせえカトンボめ!≫
≪此方ブラック1、敵機は峡谷から逃げ出して超低空で0-9-0に亜音速で飛行中。ワイバーン指示を≫
≪了解、こっちは基地に戻るがそいつは落としておいてくれ。新鋭機のパーツを壊す訳にはいかないからな≫
新鋭機・・・?と刹那は一瞬思ったが、直ぐに敵機の事で頭が一杯になった。上空に上がればSAMで文字通り蜂の巣になって木端微塵になるだろう、かと言ってこのまま第7クリフに突っ込めるとは思えない。RAM-AIRエンジンを使った方がありとあらゆる面で有利になる。
≪仕方ないな・・・上に上がるか。撃ってくるなよ!?SAMさん!≫
A/Bでチャフ、フレアを放ちながら一気に4000フィートに上がる。当然の如く敵のSAMは猛然と喰い付いて来た。
≪何だあいつは・・・とち狂ったのか!?≫
敵の無線を頭の隅に追いやり、音速に達した愛機のエンジンをRAM-AIRに切り替えた。キュイイイイイイ!!!と甲高くなるエンジン音。揮発性が非常に高い水素燃料がハイオクタンの航空用燃料に代わって燃料室に送り込まれる。と同時に機体の推力は10倍に跳ね上がる。まるでロケットの様に加速を始める機体。SAMの性能は良い物で50G以上の旋回が出来るそうだが、それは水平に放った場合で最高速の時だ。垂直打ち上げでは訳が違う。SAMは必死に喰い付いて行ったが、とうとう失速した。連続発射すると発射されたSAM同士で誤射の危険がある為、それが避けられていたのが唯一の救いだった。
≪付いて来なよ。私を"Fuck"するんだろう?≫
≪あんの野郎・・・挑発に乗ってやる!2!3!機間距離を取って付いて来い!!≫
≪ウィ、ウィルコ!≫
パイロットは常に冷静でいるのさ。と敵を馬鹿にしながら細い峡谷に飛び込む。そこは乱気流である程度速度を出さないとコントロールが不能になる。その上ただでさえ狭いのでコントロールを一瞬でもミスれば脱出できずに即刻死に繫がる。さらに対地地形追従レーダーでの地形の読み取りも不可能なほど起伏が激しい所だ。作戦が失敗した際の緊急避難路としてこのルートがえらばれていたのだが・・・・
≪・・・くっ・・・機体が安定しないッッ!≫
操縦桿を握る手は勿論震えていた。例え自分でもこんな峡谷に落ちたら全身がバラバラに引き裂かれるに違いない。FBLも使っているものの相当これは危険だ。乱気流が襲ってくるタイミングすら掴めない。
≪こっちは此処を飛びなれているんだ。逃がさんぞ!≫
敵機も何とか安定させながらも必死に追従してきている。
≪しつこいカトンボだな。岩に当たって堕ちろ!≫
刹那は600m程の直線に入った所で零式奮進弾を選択した。全弾放ち、自機で誘導を開始する。ターゲットは後ろの敵機ではなく両側に切り立つ崖・・・放たれた"矢"は全て崖に直撃し直撃信管が作動・爆発した。そしてそのショックで崖が派手に崩れ出した。僅かに開いた空間に向けてA/Bで刹那の機体は突っ込む
≪なッ!?うおおおああああッッ!?≫
敵機は臆したのか2番機3番機は上空に上がろうとして崖に当たって爆発四散した。1番機は刹那の後ろにピッタリくっ付いてくる。
≪こいつ!只者じゃないな≫
≪絶対退くか!貴様は必ず落とす!≫
崖崩れを抜けた直後、急激な120度のヘアピンカーブが二機を待っていた。まるで死の壁のように。
≪ちっ!≫
刹那は反射的に右ターンをしようとロールをした直後に―――
ガンガンガン!!
≪グッ!≫
25mm弾が左翼に命中した。燃料系統、油圧系統に異常は無い
≪逃がすかぁ!!≫
敵は同じ様に左ハイGターンで喰い付きながら機銃を打ち込んできている。旋回を止めれば崖に激突、かと言ってこのままでは落とされる。刹那は人が瞬きするかしないかの瞬間にエアブレーキと空戦フラップ、さらにスラットも展開させて速度を落としつつ旋回半径を維持させた。
≪クッ!?≫
敵機は次第に迫ってくるファントムの機影に怯み、操縦桿を左手前に倒した。バレルロールでかわそうとしたのだ。そのせいで何とか崖にキスと言う状況は避けたものの、オーヴァーシュートしてしまった。
≪貰ったぞ・・・≫
≪しまった!≫
敵機の後ろを占位した刹那は武器セレクトを機銃にセットした。後は敵機の動きに機体をシンクロさせながら、機銃弾の航跡を示すHUD表示の中にある照準に敵を合わせるだけだ。そうなるまでそう時間は掛からなかった。
ドドドドドッッッ!!ガン!!ヴォン!!ギン!!ゴン!!メキャッ!!
≪ヴォア゛ア゛ア゛ア゛ァァァ!!≫

敵の悲鳴を無線の向こうに聞き、爆散する敵機を見ながら、目的地に向けて急ぐ刹那。
ターゲットを発見した時には既に黒煙を上げていて友軍機がCBU-82クラスター爆弾とバンカーバスターで攻撃を仕掛けていた。奇襲は一応成功といった所だ。そんな安心している彼等にAWACSより無線が入った。
≪各機へ、良いニュースと悪いニュースが入った。良いニュースは敵要塞への攻略が上手くいっていることだ。悪いニュースは貴君等がいるそこの基地めがけて敵機群が3-2-0より急行中だ。急いで撤収せよ≫
≪OK、さっさと全弾落としてマイスウィートホームに戻るぞ≫
パラサイト1が滑走路にクラスターとJDAM爆弾を落としながら言った。
≪スカーフェイス各機、地上のダックハントは終わりだ。逃げるぞ≫
≪ガーゴイル全機へ、トンズラすっぞ≫
≪サラマンダー、シルフ各機へ。作戦完了だ。逃げるぜ≫
制空担当の各機は既にトンズラを始めた。刹那も逃げ始めるものの、敵機が予想以上に早い。殿が必要だ。
≪ユニコーン、現場で踏ん張ってくれるか?≫
≪容易い仕事だ。ユニコーン各機高度を取れ≫
ユニコーンが高度を取り始めるのと同時にパラサイト隊が1-8-0に向けて加速を始めた。
≪OK、パラサイト投弾終了。もう動く者は見受けられない。逃げるぞ≫
≪スターバスター、ラジャー。ご苦労パラサイト≫
≪此方ユニコーン、コンタクト。方位3-2-0、高度2万4千、速度500kt。ディクレア≫
≪ユニコーン、そちらのコンタクト、EF-2000タイフーン、F-15Eストライクイーグル、Su-30Mフランカー、敵。ウエポンズ・フリー≫
≪Ok、ダックハントには飽き飽きしていたんだ。各機、存分に愉しめ≫
ユニコーン隊が迎撃準備に入った瞬間にサラマンダー4が叫んだ。
≪・・・!!此方サラマンダー4、6時にハリアーだ!クソッたれ!伏兵が居たぞ!≫
≪落ち着け。こっちに任せろ。ほいトーン来た!≫
≪頼むスカーフェイス1!≫
≪此方ガーゴイル、6時ににフォージャー5機。シルフ隊撃てるか?≫
≪おーおー前しか見ていない可哀想な小鳥ちゃんだなぁ。戦場では前2、後ろ8くらい気をつけないと・・・大変な事になるんだぜ?FOX2!・・・・スプラッシュ2!≫
峡谷に潜んでいた伏兵を軽々と食い荒らすと風のように撤収していった。

Fin

ユニコーン隊は敵機の接近を探知し、迎撃に向かったものの隊長機が援護に来たエルジア軍の精鋭アクイラ隊・レッド中隊と交戦、レッド2、4を撃墜し黄色の4の左エンジンに軽度のダメージは与えたものの帰路にて燃料切れにより脱出を余儀なくされた。
ユニコーンはAWACSにSARを要請してサラスタンに撤退した。ユニコーンは南半球真夏の荒野の地で十時間生存し、NASDFのUH-60NAに保護された。後に彼はこう言った。

「あのときほど救難隊が頼もしく感じたことも水が美味く感じた事は無い。生きている事は良いとも言えるし悪いとも言える。何故ならあの時に死んでおけば戦闘中のGやミサイルや機銃弾で死に掛ける事も無かったからだ。でも流石にもう荒野を歩くのは御免だね」

彼はこの後新たな翼を受領することになる。

エルジア軍パイロットの手記には
「あの戦場はかなり酷かった・・・。何と言っても連携がまったく取れていなかった。さらにそこへストーンヘンジが警告も無しに発砲してきたから最悪だった。多分、AWACSがいて尚且つ各隊が連携を取れていればこんな事には絶対になり得なかったと思う。あの戦場で死んだ戦友達は駒としてすら見做されなかったし、生き残って撤退した俺たちは上官から2~3時間説教を受けて、100ドルもの減給と2週間の謹慎を喰らった。とてもじゃないがもうついて行けないと思った」

そして、主作戦地のタンゴライン、イスタス要塞は現地のAV-8Bや現地の航空隊そして第一艦隊の生き残りの航空隊が奮戦し、STNの援護もあったものの、ISAF空軍攻略部隊はイスタス要塞を少数の犠牲で完全に撃破した。さらに入れ違いに空中機動化されたNGSDF第12師団、SGSDF第14旅団のヘリボーン部隊がイスタス要塞主要部を占領した。彼等の死傷者はゼロ。その主な理由はSTNが砲身加熱状態で撃てなかった事。そして基地守備隊との練度の差、さらに装備の面でもISAF軍やオーシア軍特殊部隊すらをも超えていた。局地機動戦では最強部隊だったのだ。
戦闘は空港施設に立て篭もったエルジア軍に対しMINIMI軽機関銃とM2ブローニング重機関銃で掃射しながら静かに裏から二個分隊が侵入して10分以内に空港を制圧した。
VTOL基地ではVTOL用の発進口に上空から侵入しUH-60とUH-1のミニガン、Mi-24、Mi-28、AH-64Dの連携で敵を牽制しつつ部隊をファストロープで降下させた。展開は素早く、エルジア軍は基地から追い出され、弾薬庫に追い詰められた後にVTOL基地守備隊は降伏した。
潜水艦基地では峡谷から侵入し空軍のSEAD隊のAGM-88Hと各種ヘリの対地ミサイルとロケットで対空火器を全て無力化した後に部隊を降下、僅か20分で守備隊を追い込んで白旗を揚げさせた。
補給基地では反撃を準備していた敵部隊と真っ向から交戦する事になったが軽量先進個人装備システムを装備した兵士と一世代前の正面重装備の兵士では狭い狭谷内にある基地を占拠するのに空中機動師団は1時間もかからなかった。現代の局地戦では数よりも質が必要なのだ。ISAF陸軍と海兵隊と正面から挑むにはエルジアの兵士達の装備は間違ってはいなかったが敵の急襲となると長距離移動、長期間戦闘の装備だと不利になる。彼等は装備を軽くしている間も無く交戦を余儀なくされたのだ。重火器類は揃って南下準備中だった輸送船と共に沈み、小火器でファスト降下して来た軽量急襲部隊と敵ヘリと交戦しなければならなかったのだ。

その後にISAF陸軍機動任務部隊第一連隊[ビッグレッドワン]がイスタス要塞を無事に通過し、ロスカナスのエルジア軍を撃退してロスカナスを占領した。

エルジア軍はイスタス要塞をいとも簡単に占領したノースポイントとサウスポイントの部隊を[ヴァンパイア]と呼ぶようになった。歩兵が重火器を用いずいとも簡単に占領した彼等を畏怖と敬意を表した言葉だ。彼等は力が強く、近接戦闘は死を意味する吸血鬼になぞられ、さらに血を連想する赤いスカーフをつけている事からこう呼ばれた。

ユニコーン隊長は改造クフィルの受領が出来ず、オーシアでスクラップになる予定だったXF8U-3クルーセイダーⅢXF8U-3クルーセイダーⅢにJHMCSにM61A1機銃を2門つけて、エンジンをF-136に換えて、FMRAAM(AMRAAMにスクラムジェットエンジンを取り付けた射程距離向上形。AIM-120D型よりも射程と速度が速い)やミーティア、R-73、AAM-4改の運用能力をつけたFCSと最新型レーダー、機動性を上げる為のX-31と同じ推力変更パドル、そして低速度での機動性を確保し、安定化させるためのカナード翼が特徴であるF-8EJSF-3スーパークルーセイダーを受領した。

大陸への突破口が大きく開かれた。これよりISAF、NSDF、SSDFの連合軍は西進と北部からの新たな突破口を開こうとしていた・・・・しかし、連合軍の連携を内より壊す事件が起きてしまった・・・・
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