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第二十二話:大陸への楔3反撃と悲劇の序章

オペレーション・バンカーショット作戦地域ヘイルビーチ・クラウンビーチ・カランダビーチより北に50kmの街 [サラスタン] 07:20
住民達は空を見上げていたり、街の北のエルジア軍駐屯地を眺めていた。ソラは中型位の輸送機からパラシュートでどんどん兵士が降下してくる。そして北の駐屯地には炎と煙が上がり、戦車や対空ミサイル、対空車両のの残骸が転々としていた。それでも幾つかの戦車は足掻く様に市街に向かってきている。だがそれらは戦闘機のミサイル攻撃や機関砲で次から次へと潰されていく。エルジア空軍機も飛んできたが10分と持たずに全機撃墜された。この町は連合軍にとっては重要市街なのだろうかと話あって居る。
彼等は降りて来た兵士を見てポカンとした。降りてきたのは映画などやエルジアの憲兵で見る屈強な兵士ではなく自分等より背の小さめで結構ひ弱そうなな黄色人種だ。日の丸を付けて居る。だがその顔を真剣そのものだ。住民に対して安全な場所に避難する様に伝えている。そこがどこら辺なのか、何日くらい掛かるのかまで説明している。さらに山の方からは見た事も無い様な戦車が出てきた。戦車長はこれまた黄色人種だ。そいつも日の丸を右腕につけている。迷彩には青い文字で[03式戦車]と書かれている。TK-XつまりNGSDF・SGSDFの新型戦車だ。(現実世界の戦車10式戦車と同等の性能を誇る)彼等はどうやら夜間に別の所から上陸してたらしい。かなり速い速度で市街を駆け抜けていく。目標はエルジア軍駐屯地だろう。恐らくこの空挺部隊もだ。

07:20

空挺部隊を降ろしていった輸送機が居なくなる頃には都市南部に空挺部隊は防御陣地を作り上げていた。駐屯地の残存部隊と戦闘が始まるが、戦車の数も練度も歩兵の数も練度も航空支援の正確さも差があり過ぎた。突入してきたT-72・T-80の三個小隊はNGSDFの戦車部隊によってロングレンジから狙われ、3分も持たなかった。歩兵も随伴しながらやって来たが、図上演習などで掴んだ地の利すらをも味方させて敵の装甲車やトラックを十字砲火とパンツアーファウスト3、84mmカールグスタフ無反動砲で破壊していく。最終的に沈黙した装甲車の兵士達は次から次へと降伏していった。数が多くとも練度で劣ればいとも簡単に撃破される。それが現代戦闘と言うものだ。最後まで抵抗しようと駐屯地に残ったMP達は、降伏勧告を無視した。上空の輸送機ヘリから新たに迫撃砲を受領するとすぐに発射体勢に入る。ステインガーを警戒し、ヘリでの攻撃はやめたのだ。簡易迫撃砲だが、歩兵に対しては強力な威力を発揮する。上空にはエレメントを組んだ機龍戦闘機とそれに囲まれた空中給油機がCAPを行なっている為エルジア軍機は迂闊に近づけないのだ。

07:50

簡易塹壕から迫撃砲での攻撃が開始された。それは市街の10階建ての市庁の屋上から修正が入り、重要な箇所を集中攻撃していく。指揮所、格納庫、弾薬庫を集中攻撃していく。

08:10

砲撃が終了し、戦車部隊一個小隊が先行し、空挺部隊一個小隊(軽装甲機動車2両)が駐屯地へと進む。この時既に、都市を囲むように01式対戦車ミサイルとパンツアーファウスト3、M249、92式対戦車地雷で構成された防御陣地と対空陣地(ヘリからの吊り下げで受領した93式近距離地対空誘導弾と輸送機から投下された組み立て式VADS、ヘリからの吊り下げで受領したJTPS-P18、JTPS-P14で構成)が出来上がっていた。それを見た残存MPは絶望の淵に立たされた。だがそれでも彼等は諦めずにRPG-7などをかき集める。戦車部隊は砲撃範囲内に駐屯地を捉えたが砲撃はせずにゆっくりと接近する。2分後にはMPたちがRPGの安全装置を切って戦闘の戦車に狙いをつけようとする。その瞬間、IRセンサーにMP達の微妙な赤外線をキャッチし、主砲をそこに向けた。MP達はそれに気付き退避しようとした瞬間に意識が途切れた。

「・・・・・はあっ・・・・はあっ・・・・」
MPの一人がようやく意識を取り戻した。だがキ~ンという音だけで何も聞こえない。
「はあ・・・・はああぁ・・・・鼓膜が・・・・・はあっ・・・・・やられた?」
鼓膜は幸いやられてはいなかったが辺りを見渡すMPだったがそれは酷い光景だった。さっきまで自分が居た所の壁が破壊されて、腕が千切れとび、壁に寄り掛かるように息途絶えた仲間、首から上が無い仲間、足が何処かに行って痛さの余りにショック死した仲間達だった。
「はあっ・・・・はあっ・・・・」
無我夢中で無傷だったRPGを拾うMP、それは戦死者の血でぬるりとしていた。
「はあ・・はああ・・・・」
RPGを構えて戦車に向ける。
「く、喰らえ!!」
バシュッ!シャアアアアア!ガンッ!
RPGは確かに当たったが、まるで効果が無かった。しかも弾かれたのだ。物陰に隠れて第ニ射を用意しようとするMPだったが、意識を取り戻した上官によってその場から突き飛ばされた。
チュン!キュン!コン!キュイン!チュイン!
そう、その壁は結構薄く銃弾は易々と貫通した。しかも敵兵が施設内部に突入しようとしているらしい。直ぐにでも退去しないと殺される

撤退

その二語が頭に浮かんだ。だがエルジア軍兵士としての理性が邪魔をする
(此処で逃げたら前線とのパイプ役が居なくなる。そうなれば・・・・・)
クレイモアも無く、追い詰められても此処で引けば前線の部隊を支援できるのはJ-STARS(E-8)とAWACS(E-3・A-50、E767)のみ、だがエルジア軍機にそんなものを前線に出せるのは無い。だがISAFにはそれがある。敵の上陸作戦は用意周到すぎるのだ。此処が落とされれば確実に防衛部隊は指揮系統を失いさらに挟み撃ちに合う。やる事は唯一つ。援軍の要請だった。無線室に走り至急救援をと送るとカラシニコフ小銃を取って応戦に備える。敵がやって来た様だ。
バンッ!!ビシュッ!・・キン・・・
「カハッ・・・」

初弾を装填した瞬間に目の前のデスクを盾にしていた仲間が撃ち抜かれた。練度の差がありすぎる。
ドガガガガッ!!!チン・・キン・・コン・・キン
連射に設定して何発か撃ち込んだが相手はそれより早く鉄柱や厚い壁に隠れた。カラシニコフでは抜けない所を選定している。そこから手榴弾を投げ込まれた。それをいち早く蹴っ飛ばした上官が敵の投げナイフで殺された。
「くっ・・・」
チャッ・・キン!ヒュッ!カン、カカン・・・・サッ!ヒュオッ!
手榴弾のピンを抜いて敵に投げるが、まるで野球でゴロを処理するように投げ返してきた。
「うおっ!?」
グワッ!!キイイイイ・・・・・・・・・ン・・・・ウオウ・・・ウオン・・・キイイイ・・・・・・ン

咄嗟に隠れるが爆風と衝撃で頭が強烈に振られ鼓膜が大きく震えた。何かに掴まれ床に叩き付けられた。そして半ば強制的に腕を後ろに回される。そこで意識を失った。

08:20

エルジア軍サラスタン駐屯地、NGSDF、SGSDFの正規空挺部隊により完全制圧。防御陣地対空陣地の構築が開始された。さらに駐屯地にあった1700mの滑走路に機龍戦闘機が着陸し敵の後方から奇襲を仕掛けることになった。

この一連の作戦をSD(サラスタン・ダウン)作戦と呼称されていた。これはBS(バンカーショット作戦)への支援と同時に敵の後方攪乱を主任務としたものだった。だが彼等機甲部隊と空挺部隊は内陸側から海岸に向けて各四個小隊を差し向けた。後方から敵を奇襲し、友軍の上陸と特殊部隊との動きに合わせて敵を全滅させる作戦に打って出た。さらに航空隊はKC-1AWACS・J-STARSを着陸燃料等の補給を開始し、他の敵航空基地への攻撃を準備し始めた。このことは敵増援の食い止める役をする特殊部隊とSAF・ISAF海軍戦闘・攻撃機部隊に伝えられた。

この時既に海軍のSEAD任務のAI(インターセプト)に敵の基地の戦闘機は出払っていた。つまり、簡単に制圧できると踏んだのだ。STN射程内の航空基地を除いての攻撃が開始される。


11:45 クラウンビーチ ISAF軍上陸部隊
「上陸30秒前ーッ!!」
後方で上陸艇の操船を行なっている水兵がB部隊全員に向け叫んだ。それを聞いたベルツは部下に向かって叫ぶ。
「良し、皆聞け!!これより海岸に上陸する!迷わず俺について来い!!」
「「「「Sir Yes Sir!」」」」

味方の砲撃が激しくなり至近弾が何発か水面に弾けた。
「上陸10秒前ーッ!!」
敵の砲火もそれに混じり心拍数が跳ね上がった。
「準備良いか!?マリーンズ!!」
「「「Sir! Yes Sir!!!」」」
「よーし!おれたちゃ世界最強のマリーンだ!!この海岸は俺達のものだ!!行くぞ!!ペイバックタイムだ!!!!」
「防弾扉解放!最終支援攻撃開始!!Open Fireーーーー!!!!」
ダラララララララッ!!!!ダララララララッ!!

機関銃・無反動砲が一斉に火を吹き始め、敵陣地は一瞬黙る。その瞬間にべルツは駆け出した。
「GO!!GO!!GO!!!」
「行けーッ!!どんどん行けーッ!!迷うなーッ!!!!!止まるなーッ!!!!」

海兵隊員たちは一気に躍り出る。敵はようやく機銃手が機銃に付いたが上陸艇の攻撃で撃ちぬかれる。
「Open Fire マリーンズ!!」
何とか無傷で辿り着いた海兵隊は敵陣地に攻撃を始める。
ドン!!パパン!!タタタッ!!ドドン!!ダカカカ!!
口火を切ったB部隊は敵の水際陣地を破壊しさらに進もうとして手榴弾を投げ込んで突入し爆薬を仕掛けた。
「ファイア・イン・ザ・ホール!!」
ドガアアアン!!!!!
・・・・・・バラバラバラ
「クリア!!次だ!行くぞマリーンズ!!!」
「Sir Yes Sir!!!!!」

台地の頂上に登った部隊だが、そこで足止めを喰らう事になった。敵のさらに強固な防御陣地があるのだ。
「クソッ!頭下げろ!!十字砲火を喰らうぞ!!コリンズ、パターソン!!抜け道を探せ!!!」
≪A部隊接岸!!突撃ーッ!!≫
≪O部隊接岸!!行け!行け!行けーッ!!!≫
≪此方カランダビーチのC部隊!空軍は何をやっている!?早く空爆してくれ!!≫
≪D部隊接岸!!攻撃開始ッ!!≫

無線からは友軍の状況が逐一伝えられてくる。空軍の航空機が足りないようだ。さらにエルジア軍機が直ぐ近くに爆弾を落とした。通信兵から無線をひったくって司令部に叫んだ
「HQ!HQ!!此方B部隊のベルツ中尉だ!制空権を確保するんじゃなかったのか!?敵機がまだ居るぞ!!Over!」
≪此方HQ、たった今増援の航空隊を送った。彼等に任せろ。Over!≫
舌打ちしながらも返信を送る。
「了解!彼等に大陸で会おうと伝えてくれ!Out!!」

Fin
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