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軍事研究第5回:自衛隊ROE(Rules Of Engagement)に関する事案

Rules Of Engagement(ルールズ・オブ・エンゲージメント。略称ROE)とは日本語訳にすると交戦規定と言うものだ

自衛隊では「部隊行動基準」と呼ばれる。

基本的には

「この様な状況下では、こういう風に対処(警告・威嚇発砲・危害発砲・退避etc)しなさい」

と言うものだ。しかし、国防機密(自衛隊用語で防衛機密)に匹敵するので公表されるのは、ほんの一部である。

アメリカ合衆国・グレートブリ(中略)連合王国軍(要は英軍)では武器の使用に関しては自衛と作戦目的達成のみに限定される。(もしROEに反した行動をとれば軍法会議行きは免れられない)

因みに警察予備隊~自衛隊は創立暫くはROEは存在しなかった(旧日本軍にも当時としては非常に厳しい規律※1として存在していたのだが、国民への配慮が理由で発砲権限が個人に任せられていた※2)

※1:知られていないが、旧日本軍は強姦・略奪(健康に悪いからと言う理由で支給品以外の現地の煙草も吸ってはならないとか言う軍律すらあった)などは一切容認せず厳罰化させ、兵士達の性欲処理をする為に後方地域に慰安所が設けられていた。因みに慰安婦は当時としては相当高額な給料(当時の一般的な下士官よりも給料が上だと言う噂もあるらしい)を得ていたとか・・・

※2:下手すれば傷害・殺人罪が適用されるので政治的決断すら現場自衛官が抱え込む事になった

ROEが存在しなければ、兵士それぞれが自由なまでに行動をして、法律の一切効かない戦場では・・・
それはもう好き放題に略奪・強姦・虐殺が行なわれるだろう。もしかしなくとも捕虜すら取らずに投降した敵兵を皆殺しにしてしまう。そうなれば敵も此方を皆殺しにしてくる

余分な殺戮を抑える為に戦場に於ける法律は「国際法」や「条約」、そして「法廷」などではない。ROEなのだ

もしも、自衛隊に明確なROEが整理されてなかった時期に冷戦が「熱戦」に変わり、ソ連軍が日本に侵攻していたら?

それはもう自衛隊とソ連軍の両軍の間で壮絶な皆殺し・日本国民らは虐殺され、強姦され、物品は残らず荒らされていたと考えられる。60年以上、あの緊張関係で平和な時間が過ぎていったと言うのは先人達の平和への努力だけではなく、様々な要因が重なって出来た。まさしく「奇蹟」だと言えよう

因みに先のイラク派遣では以下のROEが自衛隊から公表されていた。

自衛官に対してテロ・攻撃行為を行おうとする者に対する対処は以下の通り

1. 口頭による警告
2. 銃口を向けての威嚇
3. 警告射撃
4. 危害射撃

相手が武装していた場合は、即刻4の危害射撃が適用される。とも公表されていた

それに対し、米軍・英軍・PMC・紛争地域の警察軍等のゲリラ攻撃が考えられる占領地でのROEでは

1.口頭・銃口を向けての警告(もはや罵声でしかない警告を受ける。因みに彼らの前で携帯を出すと即刻地面に置くよう警告される。テロリストによるIED攻撃や応援を防ぐ為の処置である)
2.威嚇射撃
3.危害射撃

当然だが、相手が武装していれば3.危害射撃が適用される。

そしてROEを遵守していれば、身の危険を感じた上で戦場で民間人殺傷を行なったとしても本来ならば国内にて裁かれるであろう殺人罪・傷害罪・恐喝罪などは全て免除される。(ROEにて決められた手順を普通にしていれば自衛交戦権は認められる。たとえば、乗用車が停止命令・警告を無視してそのまま通過しようとすれば発砲が許可されている。当然自爆テロ防止の為だ。その際、乗員が誰であろうと、警告を無視した側に責任があるので兵士に罪はない。戦場の真ん中では人権など何の役にも立たないのだ)

ROEの存在は、「隊員の保護」と「無用な殺人の防止」そして「無用な軍事衝突の防止」が主な目的だ。

領空侵犯機への警告・実害射撃もROEで決定されているし、領海侵犯艦への攻撃などもROEで決められている。

もし中国の潜水艦が領海でウロウロしていて、海上自衛隊に発見されれば警告を与えられ、それでも退避しなければ、威嚇攻撃で強制退去させる。

もしロシアの東京急行(空自における太平洋側の防空識別圏を飛行するロシア軍機の俗称)が誤って領空侵犯した場合も領空に入る前から数度にわたる国際緊急無線周波数で警告し、その後警告射撃する。それでも退去する気配が無く針路上に市街地など重要地区があった場合やハイジャックされた機などが重要空域に接近した場合は撃墜か針路妨害して強制着陸させる。(去年のサミットでは会場から5ノーチカルマイル以内に侵入した航空機は航空自衛隊機・海上自衛隊艦艇によって撃墜する事が許可されていた。実際に空中哨戒任務にF-15J、F-2A、F-4EJ改がフル武装で任務に当たり、これの支援にAWACSなども加わり、海自艦艇が北海道の周辺海域を完全に固めた)

敵の攻撃体制が確認出来たら、即時発砲は許可される

これ等はROEによって完全に明確にされたことである。先程も書いてあったとおり、コレに該当する発砲は罪には決してなる事がない。

ROE自体は戦時に適用される「国際法」と各種「条約」が基本理念となる

その為、実質拘束性のない国際法と条約が唯一拘束力を持つ理念でもある。

しかしながら、「隊員の保護」を最重要とするのでアンチマテリアルライフルの対人使用、対戦車ミサイルや戦車の主砲等の敵性勢力が居ると思わしき建物への撃ち込み等、国際法・ハーグ陸戦条約を初めとする条約は守られない一面も持つ。

自衛隊のROEはまだ2006年に改定されたばかりだ。しかし、アフガニスタンでは多国籍軍・ISAFへの恨みなどが高まっている。イラクとは違い、ニコニコして街をパトロールすれば襲われる危険性も高いし、各国軍では住民に否応無しに銃口を向けながら安全確保せねばならない程なのだ。(武器・若しくは通信手段を持っていれば敵対行動とも見られる。こういう地域では民間人は自己完結能力及び危機管理能力が高くなければ生き残る確率は低い。外国人であれば尚更だ)
もしアフガニスタンやソマリア沖に自衛隊を派遣するのであれば、襲撃された多国籍軍・民間人の救援なども視野に入れたROE改定も必要なのかもしれない。
それだけではなく、国内に於ける緊急を要する(政経中枢や原子炉に対する攻撃など)作戦行動で、もし妨害する勢力が進路上に現れた場合も即座に対処(妨害が極度な場合※3は射殺も止むを得ないだろう)出来る様にする等改良の余地はまだまだ大量にある

※3:戦闘部隊の機動妨害や、投石などによる攻撃など

さらに同時にROE・イージス艦などの情報流出を抑える為にスパイ防止法・その為の防諜機関、そして軍事法廷を設けるべきだ。

自衛隊は完全な「軍事組織」でありながら、その権限は警察組織以下と言うあまりにも不遇な立場を強いられてきている。こんな国は世界各国を見ても「日本」だけしかない。かつての敗戦で日本は実力そして精神的にも牙を抜かれ、「軍」への極度に恐れを持っていた。だが、それがもう通じない時代になっている「事実」を国民は受け止めて欲しい

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軍事研究第4回:日印準同盟の今後に関する事案§01

日本では余りよく知られていないが日本とインドには「日印安全保障協力共同宣言」という、言うなれば"準"軍事同盟を最近になって組んだ。
その内容はURLの「日本国とインドとの間の安全保障協力に関する共同宣言」から

日本国とインドとの間の安全保障協力に関する共同宣言

条文を読んだだけでは「?」が頭の上に浮かぶであろう方も居られる筈だ。
要約すると
軍事・外交面では
インドの利益は日本の利益であり、そして日本の利益はインドの利益でもある。(これが共同声明の絶対条件)

それをさらに大きくし、円滑に推し進める為に、局長級含めた両国の外交官・武官・官民共同で、資金と核等の大量破壊兵器をテロリストに渡さない為の戦略を両国で対話・協議を行なう

そして日本の国益の為に(=インドの国益にも繋がるからである)シーレーンの確保に加え、海賊・テロ対策も両国海軍(海自)と海上保安組織がそれぞれ連携し、インド洋周辺の輸送安全を確立する事

さらに連携をより円滑にする為、双方の防衛関連機関への留学生及び研究者の相互派遣・両国防衛機関の共同訓練は勿論の事、周辺国や米国なども巻き込み多国間訓練を行なう。

民事では
日本の地震研究者とインドの地震研究者によって、インドにおける津波防災地図の作成に関する協力が始まる

両国間で有する知識・経験の共有を通じて、防災、災害への備えの能力を向上させる

宇宙空間の活用に関しても宇宙航空研究開発機構(JAXA)とインド宇宙研究機関(ISRO)の間で災害管理分野(火山・天候・地震etc・・・)において協力しあう

両国の海運に関するフォーラムを開き、両国の主な移動手段である鉄道に関しての実務者協議を行なっていく。

要約終わり

共同宣言ではあるが、実質的な準同盟関係(NATOの様な相互防衛では無い)の条約を組んだといえるものである。

因みにインドの仮想敵国は中国とパキスタンでありこの3ヶ国は互いに「カシミール地方」問題でいがみ合っていて、ムンバイ同時テロはそれに関連した動きとも見られるだろう。

そして日本の仮想敵国は中国、ロシア、北朝鮮、韓国の4ヶ国とされている。(韓国は竹島問題において最新鋭機を竹島防衛に当てるほどだ)

技術協力の面で言えば
インドにはロシア・アメリカが戦闘機に関する点でライセンス生産(米国はインドの新型軽戦用のエンジンであるF/A-18レガシーホーネットのF404、ロシアはSu-30MKI)認可・購入などをしている。(PAK FA計画にもインドは参加表明しており、2015年までに量産機初飛行がされれば、購入も計画に入れている)

日本はアメリカから戦闘機・ヘリなどの全面ライセンス生産を認可(EUのヘリも購入)している。

中国はロシアから戦車の技術導入・戦闘機・戦闘機用のライセンス生産認可・エンジンの購入をしていてる。

パキスタンは中国から多くの技術・兵器を取り入れている。

この様な複雑な関係もある上に、米印での交流・訓練(世界最大規模の航空実戦演習「レッドフラッグ」にも参加)も盛んになっている。ロシアの技術が導入されている戦闘機や、日本が持っていない軽空母などをインド軍は所持し、運用中である。

いつか、インドと"準"ではない防衛軍事同盟関係(他国への先制攻撃侵攻時は支援をしない軍事同盟)に発展させて両国の共通仮想敵国の中国への大いなる牽制抑止力とし、さらに重要なシーレーンがあるインド洋に於ける空・海自衛隊・海上保安庁の活動拠点としてインド空軍海軍基地・軍港の活用、アメリカと日本の先進技術や知識がふんだんに使われる自衛隊とロシアとインドの技術と知識が詰まったインド軍の新型機・新型艦・新装備の共同訓練やDACT(異機種間戦闘訓練)・別々の環境状態などでテストを行なえるなど、幅広い面でのメリットがある。

民事でも両国の宇宙開発においてさらに邁進する事も間違いは無く。スマトラ島沖地震のような大災害時でも両国の知識・経験(阪神淡路大震災のような都市に被害が出たときの教訓)が生かせられる

テロ撲滅と言う観点からも、テロリスト養成所(犯人はそういった施設で銃器・爆発物の取り扱いを教わったと証言)が国内にあるというパキスタンへのさらなるテロ撲滅協力の圧力も同時にかけるべきではないだろうか。

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軍事研究第三回目:自衛隊員個人の装備品と海外派兵時の武装事案

歩兵が戦場に於ける頼るべきものは何か

戦友?

運?

友軍の支援攻撃?

それらも重要だが、結局最後に役立つのは自分が身につける「装備品」である。例えば味方と分断された時、例えば偵察で最少人数(2名)により前線の不明領域を探りに行く時など、どうしてもそれらを受けにくい状況下では装備品とそれを引き出す自分の腕と弾に当たらない運が必要不可欠だ。現代戦では特に

1.軽量

2.あらゆる状況に対応できる

3.どんな劣悪な状態でも運用に支障をきたさない絶対の信頼性

4.身体にフィットし、長時間使用での肉体疲労を最小限に出来る

この4つが銃器から地図などに至るまで、全ての装備品に共通する事だ

この点に関しては米軍のSEAL's、グリーンベレー等は個人が研究試行し、実戦にて洗礼され続け。英国SASでは室内等で使用されるフラッシュバンの効果を無くす特殊なフィルムを風防に使用したマスクなど・・・特殊部隊では部隊予算で、一人のグラム単価が金よりも高い費用を使い込んで育て上げた隊員らの作戦遂行能力の向上に繫げている

この考えは通常部隊にも取り入れられている

米国海兵隊員・同陸軍兵士・英国陸軍兵士などなどと言った先進国の兵士達やPMCの戦闘要員はPXでの購入品(つまりは私物)で支給品も最大活用しながら自らの装備品を固めている

陸上自衛隊も例に漏れず、同じ部隊なのに良く見ると違った装備品を身に付けている隊員も多い

しかしながら、中には金銭的事情からそれらを購入できない者も多い。今日はその点についてと海外派遣時の装備品についての研究である

陸軍・海兵隊の歩兵は例え何所に派遣されようと柔軟に対応する事が絶対条件である。例えそこが砂漠であろうが、荒野であろうが、ジャングルであろうが、破壊された市街地だろうが、戦争状態ならば敵性脅威は地の利を用いて迎撃の態勢を整えているのだ。そういう場合は様々な索敵方法(UAV・強行偵察・砲爆撃によるあぶり出しなど)で敵を把握でき、戦術が練れる

しかしながら海外派兵ともなれば話は別である。敵は何所から来るか、それが一切把握できない。1m先の道路脇にIED(即席爆発物)があるかもしれない。1ブロック先にRPGやAK47・RPD等で武装した武装集団が居るかもしれない。そんな緊張感が市街地を移動するにしても大きな道を移動するにしても駐屯地に戻るまで続き、駐屯地の警備兵はいつ迫撃砲弾が落ちてくるか、いつ特攻車両が突っ込んでくるか、それに全力を注いで警戒せねばならない

移動中の不意のアンブッシュでモノを言うのは現場の指揮官(分隊長・車長クラス)の即断即決と各兵士の即応性の高い行動だ。これに失敗し、損耗を増やせば部隊は必然的に今後も損失を重ね、いつか全滅するだろう

指揮官に関しては訓練(現代戦では経験よりも訓練を如何に効率的に消化出来る様になるかが戦場においての部隊の生死を分ける。それが出来る兵士は実戦を訓練同様に行動できる)でどれほど早く決断できるかが焦点となる。そこは別問題だ。二つ目の問題は即応性の高い行動=機動性である

機動性とは戦場に於ける車両・走力を用いた戦場機動から、戦略面にて大きな効果を出す為の部隊配置など、その範囲は大きいが、此処では前者の事である。

「火力で劣っても機動力さえ勝っていれば戦闘に勝てる」

これは日本海海戦を始め、少数部隊同士の戦闘等で証明された事だ。
アンブッシュを受け、これに対抗・反撃・殲滅できる戦力が揃っているか車両が行動不能で危険であると指揮官が判断すれば、アンブッシュしていた勢力の集中砲火点から部隊を移動させ、より優位(遮蔽物が多い・高所etc)な位置から攻撃・殲滅を行なう。(通常コレの方が珍しい。大体は新たな脅威から逃れる為に強行突破を行なう)

この時に、目立つ車両に乗っていては対戦車火器で部隊共々無力化されやすい。その為、一時車両から脱出する必要があるかもしれない。その時は、より軽い装備品で無駄が無い事が重要だ。

次に敵弾を回避する以上、どうしても姿勢を低くする必要があり、尚且つ戦闘で装備品を酷使する事になる

さらにフットパトロールなどで長距離警戒移動・長時間警戒待機・歩哨を行なう必要もある。その為、肉体に影響を与えにくい物を調達する必要がある

しかし、これらは金銭的余裕のある兵士が調達できる物であってそれが困難なものも少なからず居る。各部隊ではダットサイトやフォアグリップ等と言う銃の性能向上のための装備品を個人・又は部隊で隊員から金を出させて購入している。しかし後者はまだしも、前者が中心の部隊では良質な装備品が配備されにくい。

そこで、各連隊規模で、銃器以外の良質な装備品(各隊員が推薦する装備品で、その推薦数が多いモノの上位3~4位)を調達できる様な予算・支給システムを組んではどうだろうか。

このシステムは主に特殊部隊で使われているシステムである。海軍の特殊部隊であるSEAL'sは水中にて任務をこなす場合も多い。支給品の耐水時計の性能に疑問を持った隊員が自分で決めたGショックの耐水時計が優れているとして使用し、部隊に触れ回っていたら実際にそれが優れていたので部隊制式装備として採用された事などから考慮すると、現場の声を最も反映しやすいシステムで、その部隊の特性に適合する装備品を統合して使用しやすいと言うメリットと金銭的問題でPXで購入できない者が使用でき、破損しても支給品である為にその隊員に金銭的ダメージは無いというメリットもある。

そしてもう一つの問題である。

アフガンなどの海外派兵・PKOの際に当たって部隊が編成された。としよう

この時、日本国内の文民達では脳味噌がサヨク(笑)の方々の反対の程度を考慮して派兵される部隊が用意する武装を制限する事を考える事があるのである。

海外から見れば日本のこの行為は「呆れる」の一言しかない。PKOや海外派兵の際は攻撃を受ける可能性が高く、部隊には高い火力も機動力も要求される。

かつて自衛隊はPKOで機関銃は部隊に何丁用意すると言うなんとも馬鹿馬鹿しい事で議論になった。結果として、機関銃は1丁のみで予備部品を大量に持たせる事にしたと言う。

武装を相手に合わせていては隊員達の命が何個あっても足りない。二度とこう言った問題を起こさせぬ為にも

「10人分隊には小銃8、SAW(分隊支援火器)2、各人拳銃携行」

の義務化を行なうべきである。さらに敵性武装勢力が明らかな武装をしていて、先制発見した場合は即刻先制攻撃させられるようにしなければ、今後の海外派遣で自衛隊初の「戦死者」を出すかもしれない

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軍事研究第二回目:F‐Xは何が最も適切か?§01

F‐X・・・それは戦場に於ける制空権確保、対地支援任務、対艦攻撃任務、敵地攻撃、平時では領空侵犯防止及び阻止、そして周辺国への抑止力を主任務とした戦闘機選定である。
第二回目の今回は、日本の航空自衛隊邀撃・支援戦闘機F‐4EJ(改)後継たるF‐Xと邀撃主力戦闘機F‐15J(DJ)後継に当たるF‐XXに関する研究である。
中期防衛計画ではF‐Xを選定し7機を購入予定だったのを、米国製「支配」戦闘機F‐22Aラプター禁輸未解除により取り消された。次期中期防衛計画にF‐Xは回されたのである。
代わりにF‐15J近代化改修22機分とその部品38機分確保し、防空力を維持し、軍事的プレゼンスを拡大し続ける中国に対抗する為に百里204飛行隊のF‐15が那覇の南西航空混成団第83航空隊と交代、任務に就いた。
現在上げられているF‐X候補としては
・F‐22A(F-22J-Ex)ラプター
・スペック
乗員: 1
全長: 18.92 m (62 ft 1 in)
全高: 5.08 m (16 ft 8 in)
翼幅: 13.56 m (44 ft 6 in)
翼面積: 78.04 m² (840 ft²)
空虚重量: 14,379 kg (31,700 lb)
運用時重量: 25,107 kg (55,352 lb)
最大離陸重量: 36,288 kg (80,000 lb)
動力: P&W製 F119-PW-100 A/B付きターボファンエンジン, 156 kN (35,000 lb) (A/B時) × 2
最大速度: M 2.42, 2,575 km/h (1,390 kt) (高々度において)
巡航速度: M 1.72, 1,825 km/h (985 kt) (高々度において)
航続距離: 2,775 km (1,724 Mile)
実用上昇限度: 15,240 m (ft)
上昇率: 機密 (非公表)
翼面荷重: 348.92 kg/m² ()
最大推力重量比: 1.268
翼幅荷重: 148.01 kg/m²
AN/APG-77 レーダー
M61A2
AIM‐120C「AMRAAM」(F‐22のウェポンベイに6基収める為に翼を小型化させた)
AIM‐9L・X
GBU-32JDAM
SDB(ウェポンベイに収める為の小型GPS/INS誘導爆弾、総重量285ポンド)
ロッキードマーティン社の新鋭最強戦闘機、ロッキードマーティン社はF-15運用経験のある日本・イスラエルに輸出しようとしていたので、乗り気ではあるが議会がストップをかけている。J-Ex(エキストラ)とは、日本向けダウングレード型機。コストが総じて高い、購入費は200億円、運用費用はそれ以上とも。空自にとっては喉から手が出るほど手に入れたい戦闘機。(主にステルス機対策にも重要)

F-15FX アドヴァンスドイーグル
スペック
乗員: 2名
全長: 19.44 m
全幅: 13.05 m
全高: 5.63 m
翼面積: 56.5 m2 (C)
最大離陸重量時翼面荷重: 650.265 kg/m2 (C)
空虚重量: 14,515 kg
最大離陸重量: 36,740 kg
燃料容量: 7,643 L(機内)、2,737 L(コンフォーマル増槽) ×2、2,309 L(ドロップ増槽) ×3
動力: P&W製 F100-PW-229 ターボファンエンジン × 2
推力: 8,076 kgf(クリーン)× 2 /12,642 kgf(オグメンタ)× 2
巡航速度: M0.9
最大速度: M2.3(最大M2.5)
航続距離: 3,450 km(フェリー)、5,750 km(増槽)
戦闘半径: 685海里(1270キロメートル)
実用上昇限度: 19,800 m (65,000 ft)
固定武装: M61A1 20mmバルカン砲 ×1(装弾数:450~512発)
兵装類最大搭載量: 11,113 kg
※スペックはE型
ボーイング社製F-15Eを空対空戦闘に特化させた再々改造機。F-15ユーザーの航空自衛隊だが、唯一マルチロールのE型を導入していない。しかしながら、ステルス戦闘機相手では優勢制空権は確保できない。対艦ミサイル等の装備品を何の改修も無しに装備できる。ただし、ステルス性は無い

F/A-18E・F スーパーホーネット
乗員
E:1名
F:2名
全長:18.38 m
全幅:13.62 m
全高:4.88 m
主翼面積: 46.45m2 (E/F)
最大離陸重量時翼面荷重: 644.52kg/m2
空虚重量:14,007 kg
最大離陸重量:29,938 kg
燃料容量:8,063L (機内)
エンジン:GE製 F414-GE-400 ターボファンエンジン × 2
推力:5,669 kgf (クリーン) × 2 / 9,979 kgf (アフターバーナー) × 2
最大速度:M 1.8+
航続距離:約 3,705 km
実用上昇限度:13,865 m
兵装類機外最大搭載量 (E) :8,029 kg (離陸時) /4,491 kg (着陸時)
M61A1/A2 20mm バルカン×1(装弾数400発)
搭載可能兵器:AIM-120×12
JDAM 500lb誘導爆弾×28
米海軍主力戦闘機であるが、加速力・ステルス性・航続距離に不安が残る。しかしながら、F-2以上の多用途性を誇り武器搭載量も申し分ない上にアビオニスクは最新鋭(F-22のアビオニスクを生かしたBlock2がF-Xとして上がっている)である。しかし、騒音問題に関しても訴訟沙汰になった程である上に第5世代戦闘機が求められるF-Xの中では最も可能性が低い

F-35A ライトニングⅡ
乗員: 1名
全長
F-35A, F-35B: 15.41 m
F-35C: 15.50 m
全幅
F-35A, F-35B: 10.97 m
F-35C: 13.12 m(折りたたみ時:9.10m)
全高: 4.60 m
翼面積
F-35A, F-35B: 42.74 m2
F-35C: 57.6 ㎡
空虚重量
F-35A: 12,426 kg
F-35B: 13,888 kg
F-35C: 13,924 kg
機内燃料重量
F-35A: 8,165 kg+
F-35B: 5,897 kg+
F-35C: 8,618 kg+
最大離陸重量
F-35A, F-35B: 22,680 kg
F-35C: 27,216 kg
エンジン
F-35A P&W製 F135ターボファンエンジン × 1
F-35B P&W製 F135 ターボファンエンジン × 1
F-35C P&W製 F135 ターボファンエンジン × 1
GE/RE製 F136 ターボファンエンジン × 1
推力: 18,144 kgf
最大速度
F-35A, F-35C: M1.7
F-35B: M1.6
戦闘行動半径
F-35A, F-35C: 1,200 km
F-35B: 1,000 km
実用上昇限度: 19,240m
固定武装(A型のみ): ゼネラル・エレクトリック GAU-12/U 25mm ガトリング砲 × 1
計画が遅れ、F-X導入には到底間に合わない・・・・筈だった統合戦闘機は思わぬ形で急浮上してきた。それは、「米空軍向けのF-35Aをイスラエル同様に輸出しても構わない」とアメリカが提言してきたのである。ただし、武器搭載量が少ない上に、緊急時に単発機である事が影響する為ある程度敬遠しているようだ。

ユーロファイター タイフーン
乗員: 1名または2名
定員: 2名
全長: 15.96 m (52.4 ft)
全高: 5.28 m (17.3 ft)
翼幅: 10.95 m (35.9 ft)
翼面積: 50 m2 (538 ft2)
空虚重量: 10,995 kg (24,240 lb)
最大離陸重量: 23,500 kg (51,809 lb)
動力: ユーロジェット EJ200 ターボファンエンジン
ドライ推力: 60 kN (6.188 kg) × 2
アフターバーナー使用時推力: 90 kN (9,178 kg) × 2
最大速度: マッハ 2+ (2,120 km/h)
フェリー飛行時航続距離: 3.706 km
航続距離: 1.389 km
実用上昇限度: 18,300 m以上
上昇率: 315 m/s
固定武装:マウザーBK-27 27mmリヴォルヴァーカノン 1門
爆弾
GBU-31 JDAM 誘導爆弾
ペイブウェイ Ⅱ/Ⅲ/IV 500ポンド-2000ポンド 誘導爆弾
空対空ミサイル:IRIS-T、MBDA ミーティア、AIM-9 サイドワインダー、AIM-120 AMRAAM、AIM-132 ASRAAM
空対地ミサイル:MBDA ブライムストーン、MBDA ストームシャドウ、タウラス巡航ミサイル
空対艦ミサイル:AGM-84 ハープーン、KDA ペンギン
対レーダーミサイル:ALARM対レーダーミサイル、AGM-88 HARM
※トランシェ2のスペックである(F-Xのはトランシェ3)
日本が導入した事の無い欧州機。だが、BAE社がライセンス生産を許可した上で、国産ミサイルの搭載を全面的に認可している。様々な点で有利な戦闘機でもある。スーパークルーズ(超音速巡航)性能を保持し、RCS(レーダー反射断面積)も4.5世代戦闘機としては最小である。さらに日本が開発中のIRSTをさらに発展させられるPIRATE(受動式赤外線探知装置、FLIR[赤外線前方監視装置]の機能もついている)を装備している。EW(電子戦)においても他の4.5世代機に遅れは取らない。しかし、第5世代戦闘機を要求されている空自F-Xにはそぐわない

ロシアでは2015年までにはPAK FA(今年に初飛行予定)、韓国では2014年にF-35が、中国ではJ-12・J-14が開発・購入・生産を決定している為、ステルス戦闘機対策としても第5世代機導入は必須・・・と航空自衛隊上層部である空幕は考えている。
管理人としてはオバマ政権にF-22の生産停止阻止と輸出解禁に圧力をかけ続ける米国の保守派と協調を取っていくべきであると考えている。F-22は確かに高い買い物だが、それがあれば少なくとも10年間は領空の絶対制空権は確保できるであろうと踏んでいる。しかし、それが叶わなければF-35を輸入して量産が利かないATD-X「心神」(2009年製作開始・年間90億円前後、初飛行予定2013年内)の代わりにアグレッサー(仮想敵)「部隊」を編成し、ステルス対策としてのレーダーの改修など、防空能力を上げてもらいたい

そして、F-15JのF-XX「後継戦闘機」はATD-Xを元にし、改良を加え、実戦に耐えられる機体になった純国産「F-3」戦闘機となるだろうと防衛省はにらんでいる。
しかし、ステルス戦闘機は繫ぎ目を従来の戦闘機より少なく仕上げなければならないため、部品数が少なく必然的に高額となる。それを防ぐには機体を大量生産するしかない。

今後は防衛関連費GDP1%である税金を可能な限り活用・それを維持する為に、武器輸出三原則の緩和などではなく、廃止を視野に入れて第三世界(F-35・PAK FAが売られない国々)へのF-3のダウングレード版輸出も考えるべきではないだろうか

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軍事研究第一回目:陸自普通科連隊と警察機動隊との連携事案

初めての研究です。第一回目は最近増加している陸上自衛隊普通科連隊(陸軍の歩兵連隊に相当、自衛隊の「言葉狩り」の一環としての表記である。軽装甲機動車・高機動車により機動力に富む自動車連隊化が進んでいる)と海上保安庁や警察機動隊(SATのような特殊部隊を含む)の連携訓練についての研究です。

まずは、普通科って何?って方には後ほど詳しく説明いたします。
機動隊に関しては、恐らく説明不要でしょう。まあ、簡単に言えば所轄の交番などの警官や捜査官が対処不能な事案(立て篭もり事件など)に対処する重装備且つ高機動性に富む警察の部隊です。

つい先日には、東京ビッグサイトのイベント会場で「ダーティーボム」(放射物を撒き散らす爆弾)が爆発した事を想定した訓練が実地で行なわれ、陸自第1師団、中央即応集団と消防・警察機動隊・海上保安庁が連携して訓練を行なったのは記憶に新しいと思われます。この場合(警察のみでは対処不能の事案が発生した場合)、自衛隊には治安出動・国民保護等派遣要請がなされます。自衛隊側は、その要請に応じて適切な装備品(例えば今回の場合は、化学防護服を着用し防護マスクをしっかりして、OH‐6により、観測を行なって化学防護車による除染を行いつつ消防の救助隊と連携して要救助者の救護を行いました。相手がインドのムンバイ同時テロのような市街地への大規模攻撃目的ならば、89式小銃とその実包・防弾チョッキ2型等の様な比較的軽装備で市街戦に備えます)を即座に整え、可及的速やかに現地に中隊又は連隊規模で駆けつけます。つまり、最上層部から命令があるまで動けません

それに対し警察側はイベント会場などの警護を行なっている場合が多いです。そういう場合は現地の警察官からの応援要請により、部隊が編成され素早く動けます。その代わり、自衛隊側と違って装備は劣ります(治安維持組織と国防組織では元から装備の要求が違うのです。防弾チョッキ一つにしても、警察側は小口径小銃弾を防げる程度のものを、陸自側は防フルロード小銃弾セラミックプレートを挿入するかしないかで防弾性能が大きく変わり、重量も変わり、そしてタクティカルベストが不要な様に多機能化を狙っています)

その組織の内容も、目的も、装備も違うのが共同訓練を行なうのには大きな訳があります。それは

対テロ戦

この一言に尽きます。

テロ攻撃一つ例にとってもムンバイ同時テロのような国家対国家の非正規戦(ゲリラ戦闘・要人奪取・隠密による敵後方の要所攻撃による敵国の弱体化を狙うもの)に近いものもあれば、宗教原理主義者の様な兎に角自分達の論理を通したいが為の攻撃。と言うのもあります。

因みに、ムンバイ同時テロでの犯人は数年前まではただの一般市民でした。ほんの数年だけで年間1000万ドル程度の訓練でアレだけの被害を出せる事を考えれば、テロ攻撃は極めて効率的だと言う事が判るでしょう。(訓練内容は10マイル(18km)ランニングなどの各種基礎訓練、銃器・爆発物取り扱い訓練、ボート機動訓練etc)
しかも、パイロットの訓練までしていた9・11テロ(陰謀説は別として)に比べたら格安且つ簡単です。ローリスク・ハイリターンな攻撃ですね。

このインド・ムンバイに対する攻撃には警察特殊部隊とインド陸軍が連携して、犯人のいるホテルの全ての部屋の制圧と犯人の射殺・確保を行いました。

この事例を見れば明らかですが、警察組織と軍事国防組織が協力せねばならない程に状況が切迫しやすいのがテロ攻撃です。その点では9・11後から共同訓練を行なっていた自衛隊・警察・海上保安庁はちゃんと仕事をしているといえるでしょう。しかしながら、まだ問題は山積みです

緊急車両指定を受けていない自衛隊車両の機動等の様々な問題がありますが、事態鎮静化を図る事が何よりも大事です。
一番の問題は武器使用のハードルです。敵が無差別殺傷を始めた場合、即座に敵を制圧しなければ被害は拡大する一方です。その時は正当防衛・緊急避難により射殺できますが、日本赤軍のよど号ハイジャックの様な立て篭もりで、ある目的のために相手が武器の使用を限定していた場合は、制圧時の武器使用に許可がいる場合があります

この点は、上層部が決める事です。イザ!と言う時に、しっかり判断できるのか、その点が最大の懸念です

※陸上自衛隊普通科:陸軍で最も汎用性に富む歩兵部隊の自衛隊での総称です。師団隷下の連隊規模で各地方の防衛の一端を担っています。最近は正規戦闘重視から対非正規戦・機動力重視に再編されて多くのの連隊が高機動車・73式トラックにより自動車化(トラック等の軍用車両を移動・戦闘に用いる部隊の事です)され、北海道の普通科は装甲車により機甲化されている場合もあります。一部はヘリボーン機動(ヘリコプターを用いた部隊の戦場輸送、最も機動力が高い)もできるくらいになっています。第一空挺団では主力部隊です

第7話:第三艦隊集結

オーシア 某所 9月30日 9:45
「・・・・で、結局ニカノールは見つかってないと?」
≪ハッ、申し訳ありません≫
「いや、貴官等が責任を取るものではない。我々が取るものだ。気にするな。此方でも新たな事案が見つかってる任務に戻ってくれ」
≪了解≫
ARCのオーシア支部ではベルーサ大陸支部からの報告をARCの長が聞いていた。受話器を元に戻すと彼はいつも「中佐」と呼んでいる刹那に話し掛ける。刹那は静かに口を動かし、彼と"声の無い"会話をする
「中佐、やはり灰色は穏健派を排除している様です。ユークの穏健派で知られる書記官が轢死体でシーニグラード郊外の駅の線路で見つかってます」

だと思った。奴等は事故死に見せかけて殺るのは得意中の得意だ。車に何か仕掛けるのも朝飯前だ。それでベルカ戦争前に政権を盗っているのだからな。ホームから標的の足を引っ掛けて夜間の通過列車に轢かせる等、ガキだって出来る。・・・・別に何兆、何京人死のうと知った事ではない、が。此方にとっては良くないな。一応対策を検討しておこう。それより、第三艦隊に引っついてる「例の潜水艦」は?

「冷戦のカーテン下で作られてたものですな。間違いなく新兵器の散弾ミサイルに関しては灰色が関与しています。"モルガン"の賜物でしょう。今すぐにでも沈められるよう追跡してますが、どうします?」

泳がせておけ、15年間の技術進歩がどれだけのものかこの目で確かめたい。オーシア軍が馬鹿でなければ"アークバード"を使う筈だ。ノースポイント軍は"機龍C"は接収させる気は無いだろう。「オーシアがその心算ならアークバードを物理的に破壊しても構わん」と既に命令が下っている筈だ。・・・まあ、今のうちは好き放題やらせておけ。誰もが好き放題やれば自然と年季の入ったヴィンテージモノの素晴らしい戦争が出来上がる

「了解です。ノースポイントへのホットラインは・・・設置しますか?」

ああ、形だけでも共闘体制を見せておけ。灰色の"蛆虫"共の目的は混乱を創り、両国の軍事力を一気に下げて、その隙につつっとベルカを盗んで強いベルカを作り出す事だろう、まるで"餓鬼の喧嘩"だな。・・・我々の目的は奴等の目的が"達成される寸前"のタイミングで奴等を闇討ちする。それ以外の方法はどんなに考えても賭けになる。まあ、「白銀の騎士団」や「国境無き世界」等とは"仲良くやって行く"心算だがね。彼らはダイレクトにしか行動できない。上手く行くかどうか全て運任せと腕任せでしかないやり方だ。そんな真似した所で面白くも何ともない。・・・・これは極度に計画され、極度に計算された戦争だよ、これまでに無い、誰にでも"大番狂わせ"が出来る戦争・・・・コイツはゾクゾクしないかね?

「勿論です、中佐殿。面白みが半減しますしね。フフフ・・・では、私も"泳ぎ"に行って来ます」
彼はそう言うと部屋から出て行く。刹那は遠くに見える街並みを見て哂う。
(さて、どの様に此処の国民は慌てるのか、それともこれまで通り静観するのか・・・・極めて楽しみだ・・・・・!?)
彼の血の臭い、戦の臭いには狼以上に効く嗅覚と第6感・・・生存本能が全力で危険を察知した。即座に警報退避スイッチを入れる。部屋の片隅の武器庫からSA-14を取り出す。敵が来たのだ。誰かがこのセーフハウスを嗅ぎ付けて・・・
(灰色め・・・・動きが速いな。・・・・来るッ!)

 

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