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"今"を守って戦った人々を忘れてはならない







やっぱり危険な程度ではない愛国心も国を誇る気持ちも必要だと私は思います。今まで国の事、家族の事を思って戦った人々に報いる為にも・・・・
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第二十五話:悲劇と歓喜と栄光の始まり

サンサルバシオン空港 3月13日 22:50
「ナガセ副長、今日もお疲れさん。今日は悪天候だったのに上手く降ろしたな」
「いえ、まだ私は未熟ですよ機長。では」
タクシーを拾いにターミナルを歩く「ケイ・ナガセ」彼女は若干18歳で旅客機の"見習い"副機長に抜擢された生粋のパイロット。彼女は今、今日のフライトを頭の中で復習している。
(・・・・乱気流に飲まれたとき少しパニクッちゃったな・・・・まだ経験が足りない・・か)
彼女は携帯の電源を付けながらタクシーに向けて手を上げる。タクシーが止まるとドアを開けてビジネスホテル街への番地を告げて一本入ってきたメールを見る。彼女の"元"彼氏「ソラ」のものだった。かつては肉体関係まで行ったほどだが、ケイは民間機のパイロット、ソラは戦闘機パイロットを選びお互いの進む道を違えた結果は静かなる破局だった。メールの内容は・・・

今何所に居るんだい?こっちはサンサルバシオンだけど・・・ちょっと休暇が入って、かつての恩人に会うんだけど・・・

とあった。ケイはクスッと微笑むとこう返した。

こっちもサンサルバシオンだよ。と言うより、フライト時間中にかけて来ないでね?所で恩人って?

メールを送信すると5分以内に返って来た。まだタクシーの中だって言うのに・・・・

そりゃ良かった。ホテル「カミーノ」一階でその人と会うんだ。君もどう?互いの無事を祝ってさ。勿論支出は僕出しだよ。その人が誰かはちょっと言えないんだ・・・ごめん

驚いた。自分の目的地も「カミーノ」だ。それにその人が誰かと言うのも気になる。

私は今そこに向かってるわ。奇遇ね。

すぐに返信すると、運転手が着いたよと言ってくれた。戦争の御陰で客もガソリンも給料も減っているらしく結構痩せている運転手だが笑顔は欠かさなかった。そんな彼に運賃は勿論の事だがチップを多めに払うとホテルカミーノに向けて歩み出した。
2分位歩くとビジネスホテル「カミーノ」が見えてきた。早速入ってフロントに予約していた事を告げて荷物を預けるとソラを探した。フロントから結構離れたホテル内のレストラン内に彼は居た。そして"その人"は細く痩せた東洋人で真っ黒なコートを着ている。その人とソラの話し合いはとてもじゃないが友人のようには見えなかった。まるで軍隊の上下関係のようだ。
「ソラ!」
「ケイ!久しぶり!」
お互いを確認し合い、声を掛け合うとやはり笑みがこぼれる。ジュニアハイスクール時代からのかけがえの無い人だ。
「あ、紹介します。サンサルバシオン航空のケイ・ナガセ副機長です。」
ソラがその人に畏まって言うとその人は黙って頭を下げた。見た感じだと無口でクールな人だ。
「ケイ、この人は刹那元一佐。NASDFの元戦闘機パイロットだ」
「"今も"そうだが?それに今は准尉だ。一佐って呼ぶな」
間髪居れずにその人・・・刹那はソラに言った。
「ま、良いけどね。一佐でも何でも呼んでくれ。」
刹那は二コリともせずに続けた。そして彼はケイの為に自分が席から退いた。
「ど、どうも・・・ソラ、一体何の話をしていたの?」
席に着きながらソラに聞く。彼は刹那にちょっと視線を移して彼が頷くとソラはケイに真剣な目で語り始めた。
「実は、明日に此処でとある作戦が展開されるんだ。それに君がフライトを予定している機体が主目標として入っていてね。メールを君にあげたのはこの為なんだ・・・君を混乱させたくないから・・・」
最後あたりにソラの声のトーンが下がった。ケイは情報が不十分ではあったが何とか理解しようとした。明日のフライトは外せない。何故なら明日はエルジアの将校を乗せて飛ぶし、重要人が乗る事が決定していてしかも自分の正式な副機長を決める大事な日でもあるからだ。
「・・・・・そう・・・・」
「・・・驚かないのかい?君の乗った機をハイジャックしないといけないんだよ?」
「あなたが乗りこんできても別に平気よ。あなたは私が抵抗したって私を撃てる訳が無い。それに私は明日は外せないの!」
そこまで言うと沈黙が訪れる。それを打ち破ったのは刹那だった。
「・・・・・・それならそれでも構わない。作戦は明日決行される事は決定している。変更など無いし、抵抗があっても無力化すれば良いだけだ。それに、パイロットが居なかったら大変だしな。我々も予定通りに動き、君もスケジュール通りに動く。それで良いだろう。問題といえば君等二人の仲じゃないのかな?それによって今後お互いに支障が出るし命の危険もある。今夜当たりじっくり仲直りをしてみたらどうだ?」
今回の作戦は長らくエルジア当局の監視下にあったストーンヘンジ開発に携わった技術者とその家族が、ストーンヘンジに関する情報提供を見返りにISAF参加国への亡命を望んだため、民間旅客機2機にてサンサルバシオンから脱出させる事だった。
刹那はクスクスと微笑みながら二人に言った。刹那は二人の協力で円滑に作戦を進めたいと思っているらしい。刹那は702便をソラと共に制圧し、誘導する役目を負っている。701便は元SAS隊員と元スペツナズ隊員の刹那の部下が担当するという事で701便のパイロットと702便の機長には既に作戦の承諾を受けていた。しかし、彼女に抵抗されてハイジャックコールがなればスクランブル機に即座に捕捉される。それを避ける為に彼女の元彼氏のソラに白羽の矢を立てたのだ
「「なっ・・・/////」」
「おっと、口が滑った。邪魔者はさっさと退散するよ。では良い夜を」
刹那は顔を赤らめる二人を置いてそう言うとさっさとエレベータに乗って上へと昇っていった。
「・・・・僕たちも上に行こうよ。ケイ・・・明日の事もあるんだしさ・・・・それに詳しい話もしたいし」
「・・・そうね・・・・・・・襲わないでよ?」
「出来る訳無いよ・・・それに、それが告発されたら僕はオーシア軍人として終わりだって事が分かっているでしょ?」
「クスクス、冗談よ」

翌日 サンサルバシオン空港 702便客室後部 10:20
「さて、と。ソラ、準備いいか?」
「勿論です。サー」
完全武装したソラに刹那は落ち着いて言った。無事にテイクオフしてから15分経過している。彼等がいるのは荷物格納庫だ。そこから音を立てないように客室への侵入口を作り出すためにバーナーで客室の床下をを焼ききる。刹那はSIGと64式小銃を装備し、ソラはM9とMP5SDを装備しフラッシュバンも装備している。
≪良し、前方クリア。Move up≫
≪クリア、進みます≫
クロスコムを使用しながらボーイング767-400の機内をゆっくりと進み出す。戦争の影響で乗客が殆ど見受けられない。空席の所をゆっくり進んでいくとVIP室が見えてきた。目標と脅威がこの部屋に集中している為に慎重を規す必要がある。小銃をドアの回転部分に向ける。
≪突入5秒前、5・・・4・・・3・・・レディ・・・・≫
ドン!ドン!ドカッ!!ドドドン!
ピンッピンッ!ドカッ!!
≪ブリーチング!!フラッシュバン!!≫
回転部分を撃ち抜き、ドアを蹴破る。刹那が突入し、拳銃を取ろうとした警護兵を撃つとソラはフラッシュバンを投げた。と同時に刹那は身を隠す。
バンッ!
≪GOGOGO!≫
ピンピンピンピンッッ
ドドドンッ!
死体の数を瞬時に数え、一人足りない事に刹那は気付いた。
≪クリア!目標確保!取り逃がしが一人居るぞ。ソラは急いで探せ!後部には居ない筈だ!≫
≪ラジャー!≫
ソラがコックピットの方向に走り出すと刹那は701便を見た。向こうでも始まったようだ。閃光が一瞬光ると静かになった。
(701便クリア・・・)
バンッ!!
「!!」
刹那はコックピットの方で拳銃の乾いた音を聞き逃さなかった。
≪ソラ!現状報告!≫
≪は、はい・・・コックピットにエルジア軍将校が居ました。そいつが機長に向けて発砲しました。そいつは即刻射殺しましたが機体に穴が開いています。機長は命に別状はありませんが重傷、気圧が下がり始めています!どうすれば!?≫
≪・・・・クソッ。発光信号で701便に伝えろ。私がそっちに行くからお前は目標の確保を頼む≫
≪ウィルコ。≫
刹那はクロスコムを切るとコックピットに走り出す。作戦の秘匿性を確保する為に人数を減らしたのが災いしたようだ。コックピットに到達すると、かなりの風が吹いていた。ナガセ副機長はかなり慌てている。
「副機長!落ち着け!高度を下げるんだ!」
「は、はいっ!」
刹那はナガセに対し大声で言った。小さな拳銃弾だが、機体の気圧を下げるのには十分な穴だった。塞ぎようが無いと確信した刹那は高度を下げさせるように言ったのだ。
≪ソラ!機長を頼む!それとシートベルトで全員を固定させろ!!ディセント(緊急降下)に入るぞ!≫
≪ラ、ラジャー!≫
「ナガセ副機長、良いか?下降角度は15度を保て。それ以上は機体が持たない。速度も殺せ。高度は1万フィート以下だ」
「は、はい!」
矢継ぎ早に指示を出しながらナガセの手伝いを始める。エンジン出力を下げ、フラップ、スラット、エアブレーキを使って可能な限り速度を上げないようにしながら降下を始める。
(何時エルジアに捕捉されてもおかしくないな・・・ISAFに緊急連絡も頭に入れておくか・・・)
刹那は緊急事態が起きた事は既にエルジアも知っているだろうと踏んだ。ロスカナスへ向けて機を向けて高度を下げるように言うと刹那は機長席に座った。
「無線は其方に預ける。エルジア軍が追跡してきたら君が操縦しろ。いいな?」
「は、はい!」
山間部に差し掛かってきた。気流が乱れ始める。機体を安定させる為にエンジン出力を強める。
≪701便、ロスカナスのISAF空軍に一報入れろ。現在緊急事態が発生。エルジアも探知したと思われるとな≫
≪ダー、刹那中佐≫
701便の手で通報を終えると、刹那はナガセに操縦をするように言った。1万フィート以下になればドアロックを外に開けても問題は無い。飛ばされないように気を付ければ良い話だ。最後部のドアロックをあけて飛ばされないように片手でドアの淵を掴んで後方を見ると予想通りに敵機が見えた。EF-2000だ
≪701便、敵が来たぞ。注意せよ≫
≪OK、そちらで迎撃できますか?≫
≪可能といえば可能だが・・・機銃は使用が制限される。有効射程3km内に近づいてこなければ撃てないぞ≫
≪オーライ、敵機からの警告を受理しました。ロスカナスまであと30分ですが・・・そっちに機を向けます≫
≪・・・・良し、こっちは射線を確保した。撃てるぞ≫
キュイイイイインダラララララララララララララララ!!
刹那は敵機の予測針路に向けて格納庫に隠してあった12.7mmチェーンガンを片手で持って撃った。薬莢が機外へと落ちていく。運良く命中したようだ。敵機は煙を吹き始めたが今度は此方を標的に変えた。
≪よーし、良い子だ。こっちに来い≫
照準に敵機が入るのを待つとトリガーを引いた。
ダララララララララララララ!!!!!ガンゴンガイン!!
敵機のキャノピーが赤く染まるのを見た瞬間にトリガーから指を離した。
≪グッキル。・・・・中佐、ISAF空軍基地から援軍が発進した模様、敵機もさらに接近してきます≫
≪後はISAFに任せよう。こっちは今のであっと言う間も無く弾が切れた、もう逃げの一手だけだ。三十六計、逃げるにしかずってね≫
≪了解、エンジン出力を上げます≫
701便のエンジン出力が上がって加速を始めたのを確認すると同時にドアロックと力だけで閉じるとコックピットへと走る。コックピットに着くとナガセに接近中のISAF軍に状況を伝えるように言った。敵機はまだ接近してくる。
≪此方空中管制機スカイアイ、701便、702便状況を≫
≪此方701便、現在敵が迫ってきている!早く来てくれ!≫
≪此方702便!機長が負傷!現在副機長が操縦中です。気圧低下の為高度が取れません!≫
≪スカイアイ了解、現在援軍をそちらに向けている。もう間も無く到着する≫
刹那は701便に敵機が迫っている事を見つけた。それを即座にAWACSに伝える。
≪スカイアイ、此方ブラックデスサイズ。敵機はMigとタイフーンだ。接近中の戦闘機にそう伝えてくれ≫
≪特殊戦か!了解した。メビウス1損失ゼロで頼むぞ≫
≪メビウス1、ウィルコ。敵機を捕捉しました。IFF確認、AIM-120Cロックオン!FOX3!≫
ISAF軍機メビウス1がエルジア軍と交戦を開始した。ミサイルを回避する為に701便の後方に迫っていた敵機は急速旋回を始めた。
(何とか引き離せたか・・・後15分・・・持ってくれよ)
ISAFが出せる戦力はそれが限界なのを刹那は知っていた。現在敵基地攻撃の為にロスカナスには彼女の機と少数の近接航空支援用海兵隊所属の旧式のハリアーしか居なかったのである。
≪メビウス1、さらに方位0-3-0、高度10000より敵の増援だ。そっちも頼む≫
≪了解、FOX3・・・スプラッシュ3!増援を叩きます!≫
≪すごい・・・あの戦闘機・・・単機で戦ってる≫
当然だなと刹那は思った。ISAFの攻撃に備えてエルジアのベテランはSTN周辺基地に配属されていて、ここら辺のエルジア航空隊は新人しかいない事もそして共食い整備の状態で機体を飛ばしていることもノースポイント防諜部から報告があったため分かっていたからだ。それにF-22の機体性能が味方をして圧倒的優位な立ち位置に彼女はいたのだから。彼女の機体には機外ハードポイントも含めてAMRAAMが14発も搭載されているしAIM-9Ⅹも4発搭載されている。これで勝てなかったら承知しないつもりだった。
≪敵機を捕捉!ロックオン・・・FOX2!≫
≪ブルー17!後方だ!ブレイクしろ!≫
≪畜生!ステルスかよ!助けてくれ!≫
敵の無線を聞きながら刹那はククと哂った。
(馬鹿な奴等だ。敵は何所に居るか解らないのに索敵もせず突っ込んでくるからこうなる。機体と自分の目すら信じられない馬鹿が・・・)
窓の外では時折光る爆発の閃光とミサイルの軌跡、曳航弾が飛び交う。
≪メビウス1、3-4-0より新手高空から来るぞ≫
≪ウィ、ウィルコ!≫
≪此方ブラックデスサイズ、メビウス1聞こえるか?訓えたとおりにやってみろ。私の命は貴様に預ける。≫
≪え・・・は、はいっ!≫
≪それとスカイアイ、0-1-0からSu-35スーパーフランカー、距離25万2千400~100、高度34450、速度450kt≫
≪ブラックデスサイズ何を言って・・・!?コンタクト!高度34400、速度450kt、方位0-1-0!?ば、馬鹿な・・・見えるはずが・・・≫
刹那には戦場の様子が全て分かる。何故なら空気で目標と繋がっていて殺気で敵かどうかを判断するからだ。獣としての捕食本能を究極まで強化した影響がこれだ。
≪そいつはただの見張りだな。ほおって置いても構わん≫
≪ああ、確かにこっちには向かって来ていない・・・・≫
≪メビウス1、そいつを迎撃したら今度は1万フィートまで降下、3-5-0へ。敵機が侵攻してきている。Mig-29Bが4機。AMRAAMを撃ち込めば良いな≫
≪え・・・・≫
≪ぼおっとするな。敵機に喰われたいのか?それでも構わんが≫
≪は、はい!!≫
やれやれと思いながらクロスコムをはずして置く。
≪畜生、悪魔だ畜生!≫
≪落ち着け!勝てん相手ではないはずだ!≫
≪だ、駄目だ!誰か助けてくれ!誰か!うわあああ!!!≫
もう直ぐロスカナスと言うところに差し迫った。その頃には敵機は殆ど堕ちていた。
≪消防車と救急車の手配を!≫
≪此方ロスカナス空港、そちらを捕捉した。702便から着陸態勢に入れ≫
≪了解≫
≪此方スカイアイ、敵機全滅を確認!損失ゼロだ。よくやった≫
≪あの敵機を落とした右側に戦闘機が見えます。こんなにも綺麗だったんだ戦闘機って・・・・!左にもう一機!?エルジア軍機だ!≫
≪なっ!?何時の間に!?≫
≪しまった!何時の間にロストしていたんだ!?≫
刹那は既にその機影に気付いていた。しかし何も言わなかった。その機体は先程AWACSが捕捉したSu-35スーパーフランカーだった。メビウス1はようやく気付き、攻撃しようとAIM-9Xを選択した。その瞬間刹那が制した
≪待て。あいつに攻撃の意思は無い≫
≪え・・・?≫
刹那がクロスコムで全周波数で言った後にエルジアのパイロットが答えた。
≪・・・・今日はもう人が死ぬのは良いよ。それにしても素晴らしい空戦だったよ。"蒼いリボンのエンブレム"また戦場で会おう≫
そう言った後、そのフランカーはバンクをして去っていった。

この作戦は損失ゼロで成功した。技術者のもたらしたデータによってISAFはストーンヘンジの弱点を掴む事が出来たのだった。そしてメビウス1の栄光と黄色中隊の悲劇はここから始まる・・・・

fin

かるーくグロイ動画や欝な動画を集めてみる。苦手でしたら見ないほうが・・・













見る方は自己責任でお願いします。(クレームは受け付けませんのであしからず)一つだけグロも欝でもないのが入ってますが気にしない方向で(オイ)

第二十四話:哂うは啄木鳥。オペレーション・ウッドペッカー

2月24日 サラスタン駐屯地 04:50
「まったく・・・俺達ゃペッツのオマケじゃねぇんだぞ・・・ったく」
エメット隊の一人がぼやいた。今回SAFとSASDF・NASDFに与えられた任務はNASDFのF-2C10機編隊[パラサイト]隊と共に敵奥地の大規模航空基地に攻め入る事だった。
編成内容は
CAP
ブラックデスサイズ:F-4E改1機

エメット隊:機龍Ⅱ型8機

ガーゴイル隊:ADFX-02F1機、F-22A6機

スカーフェイス隊:XF/A-271機、Su-506機

ユニコーン隊:クフィル10機

NASDF・シルフ隊:F-15改A4機

SASDF・サラマンダー隊:Su-30MKS4機

CAS
NASDF・パラサイト隊:F-2C10機

目標までNOE飛行。途中で20km以上ある峡谷を潜って行かないと高度に入り組んだ全自動SAMの防空システムにやられる。これまた不可能任務だ。
「愚痴垂れるなよ。俺たちの腕の見せ所だろ?それに俺たちの援護が無いとISAFは大損害を被るんだから仕方あるまい」
ユニコーン1はそいつにこう言うと愛機に乗り込んだ。今回の目標はISAF軍のタンゴライン突破を援護する為の後方攪乱だ。今までのISAF軍の攻撃ヘリや輸送ヘリは峡谷でCAP中の敵機に落とされるか不安定な気流によって墜落している。これが成功すれば敵は航空支援が殆ど得られなくなりタンゴラインを放棄せざるえなくなる。峡谷内部はSTNは届かず、安全に侵入できる唯一のルートだ。
≪各機、此方ブラックデスサイズ。私語は慎め。本隊の出撃まで時間が無いんだ。解っているんだろうな≫
≪此方ユニコーン1、当然だよ。動翼チェック・・・アップ・・・ダウン・・・レフト・・・ライト・・・レフトアップ・・・レフトダウン・・・・ライトアップ≫
無線からは僚機が最終チェックを行なう声が聞こえる。刹那も整備員の合図に合わせて翼を動かす。
「次、エンジンチェック。レフト10・・・20・・・30・・・40・・・・・50・・・・60・・・・70・・・・・80・・・・・90・・・・ライト10・・・20・・・30・・・40・・・・・50・・・・60・・・・70・・・・・80・・・・・90・・・・AOK。」
≪次、装備チェック。・・・右ハードポイント良し、左ハードポイント良し。胴体下増槽・・・・固定確認。AOK≫
「オーライ。タワー・リクエスト」
≪こちらタワー。一番機ブラックデスサイズタキシー許可。滑走路前で待て≫
「ブラックデスサイズタキシー許可、ウィルコ」
ギアブレーキを解除してエンジン出力を一瞬だけ高め、直ぐに戻す。機体は一瞬だけ推力を得て前進を始めて惰性でタキシングロードを進む。右カーブを左ギアブレーキを緩め右ラダーを踏んで曲がり、滑走路前で機体を止めた。
≪此方タワー、ブラックデスサイズランウェイ36への侵入を許可する。ランウエイ中央に到達後離陸を許可する。後続は随時ランウェイ36侵入を許可する≫
管制塔の許可を得ると滑走路の中央で機体を止めて最終チェック。ギアブレーキを解除した。
「クリアードフォーテイクオフ、ラージャッ。A/B点火」
ガクッと言う軽いGと共に加速して行く機体。1500mしかない滑走路をミサイル8本、600ガロン増槽一本で離陸するにはアフターバーナーを焚くしかない。機体がフワッと浮かぶと操縦桿を軽く引いてハイレートクライムに入る。後ろを振り返ると機龍Ⅱ隊が2機ずつ離陸し始めるのが分かる。360に機首を向けて3000フィート上空で友軍機が上がるのを待つ。5分としないうちに各隊が編隊を整えた。
≪よーし、今は一秒でも時間が惜しい。急ぐぞ≫
≪ヤー≫

05:05

≪もう直ぐ敵の防空識別圏内だ。SAMをたらふく喰いたくなければ全機峡谷に入れ。エメット・ユニコーンは第一クリフ、スカーフェイス・ガーゴイルは第二クリフ、その他は第三クリフだ。ブレイク≫
≪エメットリーダー、ラージャ。フェリー飛行より戦闘速度に上げる。全機無茶はすんなよ。≫
≪OK、ガーゴイル各機、機間距離を取れ。仲間のジェット排気にやられたらたまらん≫
≪気流が激しい場所はマーキングされている場所だ。そこを通過する際は減速しろよ≫
≪サラマンダー了解≫
全機がそれぞれの峡谷へ突入する。これらは全て目標に通じる道になっている。上手く行けばトライデントを切る様に攻撃できる。しかしリスクは非常に大きい。傭兵であっても世界最強の空軍でも20kmの峡谷は抜けるのは難しい。下手を打てば全滅しかねない。まさにミリ単位の攻防だ。こんな事は平均台の上を全力疾走しながら透明なリンパ管を余分に傷つけないように縫い付ける様なものだ。
≪くっ・・・早速あぶねえな。ヘリでも厳しいだろこれ≫
≪まったくだ・・・!ユニコーン3!速度落とせ!それじゃ曲がりきれん!≫
≪ラ、ラジャー!くおっ!≫
刹那も速度を低く抑えて運動エネルギーを失わないように旋回する。プロペラ機のほうが良い様な気がしてきた。何故なら90度のターンは当然のようにあって、最も厳しいところは210度もの旋回せねばならない。ジェット戦闘機には厳しすぎる。そんな時に後方のドラッグシュート収納所に埋め込まれたIRSTに反応が出た
≪・・・!!IRSTに感!後方に敵機!CAP中のTND-ECRとADVだ!≫
≪何だと!?機数と方位、高度は!?≫
≪機数5機!方位3-1-0!高度3万2千!320kt!≫
≪気付いてないようだな・・・気付かれる前に抜けるぞ!全機無線を封止する!速度は抑えて進め!Out!≫
ブツッと言う音がした後は無線からは何も聞こえなくなった。サイレンサー越しに聞こえるエンジン音だけだ。
「くっ・・・・」
6G旋回を耐えながら敵機への監視も同時に行なう。集中力がとんでもなく必要になった。
「あと・・・10kmッ!グッ・・!」
ロール時に掛かる左右へのGもかなりキツイ。恐らく素人なら峡谷に入る前に恐怖で失神・失禁しているだろう。そんな時監視していた敵機が動いた。此方に向けて降下を始めたのだ。攻撃ならトーンか、レーダー照射が来るが中々来ない。もしかしたら燃料切れかもしれない。そんな淡い希望を刹那は持った。しかし・・・
ビイイイイイ!!!
「トーン!?クソッ!バレたか!?」
IRミサイルにロックされた事を示す警告音がレシーバーに響く。敵機の方を再度確認すると高度も下がってきて明らかに此方を狙っている。
≪全機!此方ブラックデスサイズ!後方の敵機が此方を発見した!第三クリフに向かってくる!≫
≪何!?クソッ・・・スクランブル機を上げる前に突っ込むぞ!パラサイト1、ミュージック・オン!≫
パラサイト隊がECMを作動させて先へと急ごうとする。目標まで後3km、曲がりくねっているとは言えど5分以内には敵基地上空に到達できる。
≪こっちで時間を稼ぐ・・・・奴等の何機かを第7クリフに誘導する!≫
≪第7!?あそこは乱気流がずっと吹き付けてしかも非常に狭い所だぞ!≫
≪わかっている!ブラックデスサイズは隊列から離れる!≫
刹那は敵機を誘導する形で峡谷から抜け出した。案の定敵は此方を偵察機だと思っているようだ。ECRを除く全機が喰い付いて来た。
≪貴様の相手はこっちだ!うるせえカトンボめ!≫
≪此方ブラック1、敵機は峡谷から逃げ出して超低空で0-9-0に亜音速で飛行中。ワイバーン指示を≫
≪了解、こっちは基地に戻るがそいつは落としておいてくれ。新鋭機のパーツを壊す訳にはいかないからな≫
新鋭機・・・?と刹那は一瞬思ったが、直ぐに敵機の事で頭が一杯になった。上空に上がればSAMで文字通り蜂の巣になって木端微塵になるだろう、かと言ってこのまま第7クリフに突っ込めるとは思えない。RAM-AIRエンジンを使った方がありとあらゆる面で有利になる。
≪仕方ないな・・・上に上がるか。撃ってくるなよ!?SAMさん!≫
A/Bでチャフ、フレアを放ちながら一気に4000フィートに上がる。当然の如く敵のSAMは猛然と喰い付いて来た。
≪何だあいつは・・・とち狂ったのか!?≫
敵の無線を頭の隅に追いやり、音速に達した愛機のエンジンをRAM-AIRに切り替えた。キュイイイイイイ!!!と甲高くなるエンジン音。揮発性が非常に高い水素燃料がハイオクタンの航空用燃料に代わって燃料室に送り込まれる。と同時に機体の推力は10倍に跳ね上がる。まるでロケットの様に加速を始める機体。SAMの性能は良い物で50G以上の旋回が出来るそうだが、それは水平に放った場合で最高速の時だ。垂直打ち上げでは訳が違う。SAMは必死に喰い付いて行ったが、とうとう失速した。連続発射すると発射されたSAM同士で誤射の危険がある為、それが避けられていたのが唯一の救いだった。
≪付いて来なよ。私を"Fuck"するんだろう?≫
≪あんの野郎・・・挑発に乗ってやる!2!3!機間距離を取って付いて来い!!≫
≪ウィ、ウィルコ!≫
パイロットは常に冷静でいるのさ。と敵を馬鹿にしながら細い峡谷に飛び込む。そこは乱気流である程度速度を出さないとコントロールが不能になる。その上ただでさえ狭いのでコントロールを一瞬でもミスれば脱出できずに即刻死に繫がる。さらに対地地形追従レーダーでの地形の読み取りも不可能なほど起伏が激しい所だ。作戦が失敗した際の緊急避難路としてこのルートがえらばれていたのだが・・・・
≪・・・くっ・・・機体が安定しないッッ!≫
操縦桿を握る手は勿論震えていた。例え自分でもこんな峡谷に落ちたら全身がバラバラに引き裂かれるに違いない。FBLも使っているものの相当これは危険だ。乱気流が襲ってくるタイミングすら掴めない。
≪こっちは此処を飛びなれているんだ。逃がさんぞ!≫
敵機も何とか安定させながらも必死に追従してきている。
≪しつこいカトンボだな。岩に当たって堕ちろ!≫
刹那は600m程の直線に入った所で零式奮進弾を選択した。全弾放ち、自機で誘導を開始する。ターゲットは後ろの敵機ではなく両側に切り立つ崖・・・放たれた"矢"は全て崖に直撃し直撃信管が作動・爆発した。そしてそのショックで崖が派手に崩れ出した。僅かに開いた空間に向けてA/Bで刹那の機体は突っ込む
≪なッ!?うおおおああああッッ!?≫
敵機は臆したのか2番機3番機は上空に上がろうとして崖に当たって爆発四散した。1番機は刹那の後ろにピッタリくっ付いてくる。
≪こいつ!只者じゃないな≫
≪絶対退くか!貴様は必ず落とす!≫
崖崩れを抜けた直後、急激な120度のヘアピンカーブが二機を待っていた。まるで死の壁のように。
≪ちっ!≫
刹那は反射的に右ターンをしようとロールをした直後に―――
ガンガンガン!!
≪グッ!≫
25mm弾が左翼に命中した。燃料系統、油圧系統に異常は無い
≪逃がすかぁ!!≫
敵は同じ様に左ハイGターンで喰い付きながら機銃を打ち込んできている。旋回を止めれば崖に激突、かと言ってこのままでは落とされる。刹那は人が瞬きするかしないかの瞬間にエアブレーキと空戦フラップ、さらにスラットも展開させて速度を落としつつ旋回半径を維持させた。
≪クッ!?≫
敵機は次第に迫ってくるファントムの機影に怯み、操縦桿を左手前に倒した。バレルロールでかわそうとしたのだ。そのせいで何とか崖にキスと言う状況は避けたものの、オーヴァーシュートしてしまった。
≪貰ったぞ・・・≫
≪しまった!≫
敵機の後ろを占位した刹那は武器セレクトを機銃にセットした。後は敵機の動きに機体をシンクロさせながら、機銃弾の航跡を示すHUD表示の中にある照準に敵を合わせるだけだ。そうなるまでそう時間は掛からなかった。
ドドドドドッッッ!!ガン!!ヴォン!!ギン!!ゴン!!メキャッ!!
≪ヴォア゛ア゛ア゛ア゛ァァァ!!≫

敵の悲鳴を無線の向こうに聞き、爆散する敵機を見ながら、目的地に向けて急ぐ刹那。
ターゲットを発見した時には既に黒煙を上げていて友軍機がCBU-82クラスター爆弾とバンカーバスターで攻撃を仕掛けていた。奇襲は一応成功といった所だ。そんな安心している彼等にAWACSより無線が入った。
≪各機へ、良いニュースと悪いニュースが入った。良いニュースは敵要塞への攻略が上手くいっていることだ。悪いニュースは貴君等がいるそこの基地めがけて敵機群が3-2-0より急行中だ。急いで撤収せよ≫
≪OK、さっさと全弾落としてマイスウィートホームに戻るぞ≫
パラサイト1が滑走路にクラスターとJDAM爆弾を落としながら言った。
≪スカーフェイス各機、地上のダックハントは終わりだ。逃げるぞ≫
≪ガーゴイル全機へ、トンズラすっぞ≫
≪サラマンダー、シルフ各機へ。作戦完了だ。逃げるぜ≫
制空担当の各機は既にトンズラを始めた。刹那も逃げ始めるものの、敵機が予想以上に早い。殿が必要だ。
≪ユニコーン、現場で踏ん張ってくれるか?≫
≪容易い仕事だ。ユニコーン各機高度を取れ≫
ユニコーンが高度を取り始めるのと同時にパラサイト隊が1-8-0に向けて加速を始めた。
≪OK、パラサイト投弾終了。もう動く者は見受けられない。逃げるぞ≫
≪スターバスター、ラジャー。ご苦労パラサイト≫
≪此方ユニコーン、コンタクト。方位3-2-0、高度2万4千、速度500kt。ディクレア≫
≪ユニコーン、そちらのコンタクト、EF-2000タイフーン、F-15Eストライクイーグル、Su-30Mフランカー、敵。ウエポンズ・フリー≫
≪Ok、ダックハントには飽き飽きしていたんだ。各機、存分に愉しめ≫
ユニコーン隊が迎撃準備に入った瞬間にサラマンダー4が叫んだ。
≪・・・!!此方サラマンダー4、6時にハリアーだ!クソッたれ!伏兵が居たぞ!≫
≪落ち着け。こっちに任せろ。ほいトーン来た!≫
≪頼むスカーフェイス1!≫
≪此方ガーゴイル、6時ににフォージャー5機。シルフ隊撃てるか?≫
≪おーおー前しか見ていない可哀想な小鳥ちゃんだなぁ。戦場では前2、後ろ8くらい気をつけないと・・・大変な事になるんだぜ?FOX2!・・・・スプラッシュ2!≫
峡谷に潜んでいた伏兵を軽々と食い荒らすと風のように撤収していった。

Fin

平和は安くない。軍事力と警察力があってこそ国家と国民の安泰は守れるのである事は全世界での共通の原理。それを忘れた人間はいずれ滅ぶであろう。

平和を欲するならば戦争を知れ

      マルクス

兵を養うは国家百年の安泰の為である

     山本 五十六














忠告して置きますが、管理人は右の音楽馬鹿や左のデモ阿呆とは違います。あくまで中立な立場でものを言っているのであしからず。苦情は受け付けません(何?

(今更ですが)小説の設定

機龍・・・ATD-X[心神](防衛省技術開発本部のATD-Xと同じ心神心神とシルフって結構似てるんだよね)から派生した制空(ロケットエンジンを搭載しオーシアのアークバードや衛星に搭載する制宙護衛戦闘機としても運用予定)ステルス戦闘機。推力変更パドル、収納可能なカナード翼と全ての速度域(低速では高機動、亜音速ではステルス重視)でスリーサーフェイス機。Ⅱ型には連射・チャージショットが可能なパルスレーザーを搭載している。エメット隊の乗機であり、F-15改A(F-15アクティヴに最新型IRSTとステルス性を考慮した再設計、スーパークルーズを可能にしたX10エンジンを採用したNASDFの魔改造イーグル)、F-2C(本当のF-2とは違い、戦闘妖精雪風の日本軍機F/A-27に大きめの水平尾翼を追加したような機体。実は実際にあった国産案のFSXであるFSX(F-2C))、ダウングレード(初期)型のATD-01M疾風・ATD-G烈風とハイ・ローミックスで防空を担当する。現在はSASDF・SMSDF第一空中機動艦隊(小型正規空母一、イージス護衛艦6で構成)(此方はSu-30mkとF-2C、疾風・烈風とのハイ・ローミックス)・NASDF・NMSDF第一機動艦隊(小型正規空母一、イージス護衛艦6で構成)の主力
↑長々と言うよりも[シルフ]と言った方がいいですね。シルフの機首を伸ばしてノズルの間の開いているのを塞いだ感じに近い。因みに可変翼はX-02のと一緒です。尾翼は動きませんが( ̄A ̄;)

SAF・・・ISAFでは雇えないような問題児、又は正規軍として参加できないノースポイント、サウスポイント空軍のエース中のエースが集まる所。しかし、与えられる任務の2/3は死んで来いという様な任務なので所属者・部隊はユージアの不死鳥[スカーフェイス]、ベルーサの怪鳥[ガーゴイル]、空飛ぶ傭兵の始祖[ユニコーン]、NASDF、SASDF最強飛行隊の最強の人間を集めた[エメット]、そして何所にも属さない死神でありこの物語の主人公の[ブラックデスサイズ]のみとなっている。
↑はい、これまた雪風のSAFやマクロスFの凄腕の傭兵たち(最初にプチッと潰された人の所属するやつ)を元にしています。オペレーションカウントダウンで一度壊滅してしまったので再編されてます

Su-50・・・ユークトバニアで開発されたステルス戦闘機。機龍やオーシア・FCU(中央ユージア連合)のF-22Aに対抗する為の機体。しかし、機体価格の高騰によりユークトバニア軍では採用できておらず、採用は2012年以降と決定している。傭兵が安いが性能がF-22より低いコピー品(ダウングレード品)を使用していることもあり、スカーフェイス一番機以外の乗機となっている。ロシアのT-50である

F-22A・・・オーシアで開発されたステルス戦闘機。ゲーム内でも後半で高性能機として搭乗出来る。本作ではガ-ゴイル1以外のガーゴイル隊の乗機であり、蒼きリボンの死神メビウス1の乗機。

EF-2000ユーロファイター・・・現ISAFやウステイオ軍の制式主力戦闘機。傭兵や採用国では高い運動性とミーテイアとの相性が好評でF-15やSu-27シリーズ、コストパフォーマンス重視のJAS-39Cと艦載機ラファール・F/A-18Eと並んで現代の4.5世代戦闘機のベストセラー機となる。

XF/A-27・・・統合軍(現UNF)で開発されたステルス艦上戦闘機。カナード翼と推力変更パドル、VG翼の機動性では最強レベル。ミサイルの搭載量も最大級である。機龍はこの機体とF-22やSu-50を元に心神から多数の改良を加えた機体である。本作ではスカーフェイス1専用機である。

ADFX-02F・・・旧南ベルカ兵器産業廠(現ノースオーシアIG社、後のゼネラルリソース社)の多目的戦闘機。ガルム2(ラリー・フォルク)がガルム1とのアヴァロン上空で戦闘時に左エンジンが被弾し墜落。だが損傷が少なく、ガーゴイル1が残骸全てを回収したノースオーシアIG社より購入して修復し使用している。散弾ミサイル・試作レーザーポッドを使えたのだが、ガルム1の手で全て破壊された為に現存していた高性能ECMと通常兵装を搭載してガーゴイル1が使用している。ADFX-01は量産されてノースオーシアグランダーIG社で使用して刹那を襲うも、返り討ちにあってプロトタイプを含め全機が撃墜された。データは全て刹那とノースオーシアグランダーIGの手の中にあり、機龍のアップグレードやノースオーシアグランダーIGの新型機に使用されるらしい。
↑後々機龍Ⅲ型ってのを出します。色々追加してスーパーs(メコッ・・・かメイv(ヒュガッ・・・みたいにしようと考えてます

X-01、1.5、02・・・三枝の手で開発したステルス戦闘機。その性能はF-22を凌駕するらしい。今の所搭乗者は三枝のみだが、本人はユリシリーズの破片で死亡。現在のデータはその養子に渡っているもののエルジアが資金援助しているのである程度はエルジアもデータを持っているが、刹那の手には三枝のデータがある。


STN・・・ストーンヘンジと呼ばれるレールガン。サンサルバシオン領内に存在、射程1000kmだが最大は1500kmまで撃てる。8門あったが1門はユリシリーズの至近弾で破壊される。大陸戦争勃発時にエルジアが奪取。ISAF最精鋭部隊が破壊しようとするもののアクイラ中隊機に部隊は撃破されて失敗。現在までISAF空軍を苦しめる要因となっている。

ユリシリーズ・・・地球に落下した隕石群の総称。被害は1000万人、全世界に18ヶ月の経済損害現在もアークバード、ノースポイントの衛星・レーザー砲台、高空に昇った機龍Ⅱによる破片の掃宙作業が続けられている。被害国は大量に落下したユージア大陸全土、迎撃手段を持っていなかったエストバキニア、エメリア、レサス、ベルーサである。ユージアの人間は「星の降った夜」とユリシリーズの事を言っている。

エースブレイカー・・・刹那が開発したノースポイント・サウスポイント航空自衛軍で使用する人工知能。既に特許が出ているのでコピーは難しい(第一非常に高い技術力が必要である)。カメラにより人間の感情・状態により鎮静剤や圧縮空気などを使って平常に戻し、機械的な補助を行なう為の人工知能。02型は人間の限界を超えた空戦もこなせるようになっていて、操縦する人間が死亡・負傷時には基地に自動的に帰還・又は緊急着陸し、機体の整備をも行い、異常があれば交換するように警告される。類似システムにローレライシステム(人間の脳波・電気信号をヘルメットから探知する為エースブレイカーよりも性能は上だが、苦痛を伴う)が機龍に搭載されている。しかしとれる情報量はエースブレイカーより少ない。エースブレイカーは新人がエースパイロットを撃破する為のシステムで教育課程で使用されるが、有事の際は全機がエースブレイカーによるデータ交換と敵の電子連絡手段の全てを遮断、コントロールする。ISAF軍も導入しようと特許主の刹那に"実弾"も大量に使用し直談判したがNASDF、SASDFのみと言う条件は曲げられなかった
↑・・・はい、まんま雪風ですね。ッても色々変えてみたんですけど結局余りかわら(ガッ

F-4E改・・・エースブレイカー02を世界で唯一搭載した刹那専用機。カナード翼、推力変更ノズルや複合素材、セラミック追加装甲によりステルス・高機動を実現。零式奮進弾しか誘導弾は使えないという特殊機体である為量産はされていない。2006年に新造機に変わっている為に最大15Gまで耐えられるように再設計されている。この15Gの超急速旋回は[ドラゴン・スライド]と呼ばれ、1秒間に285度の旋回が可能。450ktの瞬間的(0.2~0.3秒ほど)な15G旋回で15~20m右、左、上に機首の向きをを変えずに移動できる。但し、パイロットにはリクライニングされていない本機の15G旋回は気を抜けば一瞬で首の骨を折るほどのGである為にこの機体の専属パイロットの刹那にしか体はもたない。刹那ですら首を痛めるほどだ。搭載エンジンFE-14は推力一基辺り24000kgとF135を大きく上回る小型最強のエンジンを二基搭載している

アクイラ隊・・・Su-27シリーズの試験機Su-37(スーパーフランカー・ターミネーター)で編成されたエルジア最強部隊。通称黄色中隊。隊長はエーリッヒ・クリスマンで黄色の13と呼ばれている。因みに彼は刹那と幼馴染であった。しかし、空での戦いでは弱みは出さない。STNの護衛に就いている

メビウス中隊・・・ISAF空軍最精鋭部隊、当初はF-15で構成された部隊だが第一次STN攻撃時アクイラ隊の攻撃で現在のメビウス1と負傷し戦傷療養中のメビウス2のみとなった。現メビウス1はISAF空軍の精鋭のレイピア中隊の一員扱いとなっている。彼女は刹那が育った後が面白いと言って1から育てなおしている。

UNF・・・国際連合軍。通称新統合軍。刹那が所属する軍事機構。世界の秩序の安定を主任務として傭兵、大使館武官、正規軍、特殊部隊等が非公式に国際連合の名の下に集まり、紛争の解決などを協議、作戦立案、作戦実行までやる実力組織。スカーフェイス、ガーゴイル、ユニコーン、ブラックデスサイズなどの凄腕傭兵は此処に所属し今回の大陸戦争でのISAF、エルジアを陰から牽制する。オブサーファーとしてガルム1がいるが、刹那の姉である彼女は刹那の事を覚えていない。(一時的な部分的記憶喪失と思われる)

ICPO・・・刹那が所属するもう一つの国際組織。通称インターポール。国際警察とも呼ばれ、麻薬、闇世界を監視する全世界の最高の警察執行機関。刹那はこの中で唯一全世界で通じる殺人許可証を持っている。その為彼が何人殺しても捜査中といってこれを呈示すれば全ての警察の協力を得られる

刹那・・・旧名ラインハルト。ベルカ人の母とノースポイント人の父(二人とも傭兵だった)を持っていたが二人とも目の前で射殺され、姉に殺されかけて放浪。その後傭兵に育てられるもその傭兵が遊ぶ金欲しさに殺しを教えていた刹那と同年齢のもう一人の拾っていた孤児を売ろうとしていた為にそいつを殺害。何事も無かったように売られた所に向かいじわじわと頭角を現した。親の財産を使ってクローン製造施設を作り、自分の金で運営していて。試験体に自分の体を使っている。ベルカ戦争時の陣営を変えて世界を翻弄し、アヴァロンダム制圧時に戦死したもののクローン施設にて擬似記憶を吹き込まれて生き返った。正確に言えば今の刹那は本物のクローンである。ユリシリーズを落とし大陸戦争を発生させて世界的軍縮に向けようと考える。もはや自分は様々な"ロジテスクを無視したテクノロジー"により人間からかけ離れている(銃弾を受けても死なない、IQが異様に高いなど)。人を殺さないと自分を癒せないと自覚しており、自分を殺せる人間を求めて戦い続けている。しかし刹那の目的はあくまで世界平和であるが、他人には自分が快楽殺人者と言いふらして殺意をつのらせようとしている
↑・・・・ヘルs(ドカッ・・・の旦那とDODの王子を足して二で割った感じですね。

第二十三話:謳うのは"啄木鳥"オペレーション・ウッドペッカー・・・究極のドッグファイター

サラスタン基地 2005年2月27日 14:00
ウ~!ウ~!ウ~!
≪レーダーに感!戦爆連合約20機接近!開いている奴は居ないのか!?≫

明日のウッドペッカー作戦の先遣囮任務によりサラスタン駐屯地には航空隊が居ない状態だった。そこをエルジア軍は奪還の為に空襲を仕掛けてきた。
「私が行く。滑走路開けろ!輸送機の空中退避は後だ!」
「は、はい!!」

愛機の"矢"となる零式奮進弾を前線にいるNASDFから受領する為に来ていた刹那は愛機のタラップを駆け上がりながら整備員に向け叫んだ。既に管制塔は海軍の援軍を要請した。ETAは早くて20分後。それに対し敵爆撃機[Tu-22Mバックファイヤ-]とMig-23、ミラージュ2000Cの戦爆連合は10分から~15分で此方を長距離対地、対空ミサイルの射程に捉える。間に合わない
≪滑走路開けろ!SAF[フォース・リコン001]ブラックデスサイズ発進する!≫
≪タワー了解!見たところ貴機にミサイルが無いようだが!?≫
≪大丈夫だ!機龍と海兵隊のF-35Bの奴らも呼び戻せ!そっちの方が早い。タキシーを始めるぞエンジン・スタート!≫

エンジンスタートのスイッチを押すと、FE-14のエンジンが唸り始める。他のエンジンよりも小型だが大推力を誇る。計器類をチェックし、各種兵装をチェックしながら滑走路へと進む。
≪こちらタワー、即時離陸してくれ!方位335、高度35000、速度550kt、機数20から24!≫
≪了解、即時邀撃し撃破を図る!ブラックデスサイズ・テイクオフ≫
元々迎撃は想定しておらず、落下式タンクなどは積んでいない。誘導弾もなし。耐Gスーツも着てる暇すらなかった。あるのは機銃弾とフィードタンク目一杯に入った燃料のみ。その御陰か250mほどで離陸できた。本当に機体が軽い。
≪ブラックデスサイズ・エアボーン。頼むぞ!≫
≪コピー、A/B最大で行くぞ。相棒≫

ハイレートクライムで上昇。強力なエンジンの最大出力は軽い機体を簡単に高空まで持って行く。あっと言う間も無く高度14500まで上昇した。そこからは25度の仰角で加速しながら敵編隊に正面から機首を向けミリタリー推力で接近する。
≪寒い・・・・まだ人でいられるんだな・・・私は・・・・≫
ドライスーツは着ているが流石に高度1万メートルを超えると非常に寒い。多少加圧されているとは言えど外とは厚い防弾ガラスと装甲だけだ。あっと言う間も無く氷点下を下る。それを嬉しく思えるのは何故か良く分からない。
≪!・・・コンタクト。敵影多数。まるでカーニバルだな。エースブレイカー、脅威判別開始≫
音声指示用のマイクに声を吹き込む。するとIRST上の敵機の反応の中で大きいものをバックファイアとして探知し始める。攻めるには敵の3倍の戦力がいると様々なドクトリンにはあるが、これはオーバーキルじゃないかと思えるような戦闘機の数だ。

ファイター:15機

ボマー:5機


判別内容にはこう出た。爆撃機5機。だが敵の殆どが護衛機だ。
≪殺り始めますか≫
スロットルを絞りながらバルカンを選択する
≪敵機は一機。ブルー5~8は奴の相手をしろ他は直衛のまま編隊を維持≫
≪ラージャッ、6、7、8は我に続け。単機で挑んでくるとは愚かな奴だ≫
どっちが・・・と刹那は心の中で反論した。例え敵がBVRミサイルを撃ってきてもかわせる自信はある。
≪ブルー5FOX1!≫
予想通りに敵機はミサイルを放ってきた。それはセミアクテイブミサイルだ。ビーム機動で敵のレーダーに映らないようにしてECMで敵のレーダー波を遮断しチャフを二、三回ばら撒いた。敵にはAWACSが無いのは確認できた。何故なら敵のレーダー波は放った敵機から来ているからだ。AWACSがいたなら別の強力なレーダー波が慣性誘導と週末誘導を担当している筈だからだ。敵のレーダー波の遮断に成功し、ミサイルは明後日の方向に行った。
≪DOGFIGHTだ。こっちの機動に付いて来れるか?≫
ビーム機動から離れ、敵機編隊と正面から相対する。操縦桿のトリガーのカバーを人差し指で外し、フェイスインを宣言する。迷う事無く敵機に向けて突進する。
≪ECMか・・・ブルー5より各機へ、DOGFIGHTに突入する!IRシーカー作動!≫
敵はIRミサイルを選択したようだ。トーンが来ている。それでも迷わずに突進する。
≪ブルー6、FOX2!≫
≪ブルー8!トーン来ているだろ!?撃てよ!≫
≪ラ、ラジャー!8、FOX2≫

IRミサイル約12発が殺到してくる。それを確認した刹那はGリミッタを解除した。最初のミサイルが1000mを切った所で操縦桿をへし曲げるような力で左斜め手前に引いた。G計が瞬間的に15Gを数えて目の前の景色が攪拌され、呼吸が止まった。
≪よ、避けた!?なんて機動だ!≫
≪まぐれだ!!俺のは避けられん!≫

二発三発目を右ハイGバレルロールでかわす。この時も瞬間+15Gを記録した。脳味噌が掻き混ぜられる様な錯覚に陥るが刹那はあくまで冷静だった。
(4・・・5発目・・・・6発目!・・7発・・・・・・8発!!・・・・9・・10発!・・・・11・・・12!!)
≪な、何だあれは!?≫

最大15Gの旋回を耐えて全弾かわしきると、そのまま敵機を正面に捉える。
≪行くぞ・・・!≫
≪う、撃て!全弾撃ち込めぇ!!≫

今度は後方の護衛機のミサイルを含め計36発。視界目一杯に自機を包むように接近してくる。
≪甘い・・・・・行け!≫
ミサイルの雨の中、かわせる筈が無い。誰もがそう思った。それでも刹那は突進を止めなかった。

その様子を見ていた地上の農民はこう証言した。

あれはもうスーサイド・アタックって言った方が良かったね。自分ですら目をそらしたよ。ところが20秒ほど経っても爆発音はしなかった。また空を見上げるとミサイルの白煙を縫って行く様に・・・まるで本物の竜の様にそれらのミサイルの白羽の矢を寸前の所でかわしていたんだ。

刹那は僅かなミサイル着弾のタイムラグの間にフレア・チャフを放ちながら一本一本のミサイルの近接信管作動限界ギリギリを先程の超加重Gの旋回でかわしていた。人が瞬きをするかしないかぐらいの時間の間に敵のミサイルの針山の間を縫っていく。
≪この程度か!≫
ドガガガガ!!!・・・ガン!ヴァン!ギン!バシャッ!!

敵が怯んだ隙に一気に隊長機を落とし敵編隊を突破する。狙うは爆撃機のみ。それを阻むのは敵の直衛戦闘機のみ11機。全ての敵機はミサイルを撃ち尽くしていた。
≪ク、クソッ!行かせるな!!≫
敵機が後ろに付いた、だが敵機は距離が離させられる。速度差が違いすぎる。刹那は編隊を維持しつつ未だに任務を放棄しようとしない敵爆撃機編隊に突っ込んだ
≪堕ちろッ・・・≫
ドガガガガッ!!ヴォン!!バン!ガン!!ドガガガガガッ!!!ギン!!ガン!!ヴァン!!ボッ!!ドガガガガガッ!!ガイン!!ゴン!!ビキャッ!!グワッ!!
一攻撃で三機撃墜、まるで流れるように次から次へと撃墜する。反転しようとする刹那の機に敵機がようやく追い付いた。
≪させるか!!≫
≪チッ!≫
ドドドドドドッ!!!!ヒュン!シュン!
30mmDEFA554機関砲弾が旋回しようとする刹那の機を襲うが発射される直前にスパイラルダイブでかわした。
≪畜生!外した!!≫
≪・・・・ッッ!!≫
≪んなッ!?≫

必殺の一撃を外したミラージュがスパイラルダイブで追おうとして背面になった時に追っていたファントムは頭上にいた。刹那の機はスパイラルダイブの直後に最大Gをかけて上昇に転じたのだ。機首の下がチカッと光ると機体と体に衝撃が走った。ミラージュのキャノピーに大穴が開き、血で染まった。主の制御を失った敵機はそのまま堕ちて行く。
≪ブルー4が堕ちた!!≫
≪あんの野郎!!≫
≪よせっ!敵の増援だ!!おいッ!≫

敵の僚機だろう。そいつは此方に突っ込んで来る。既に友軍機が到着し、ミサイル・ロック始めていた。周りを見てないと大変な事になる。と言うのは良い教訓になるだろう。友軍のミサイル攻撃が始まった。足の遅い爆撃機とこっちを狙ってきた敵機を木っ端微塵にされて敵は全力で撤退し始めた。
≪良く持ち堪えたな。ブラックデスサイズ。ご苦労だった≫
≪もっと早く来てくれれば助かったんだが・・・・ッッ!・・・首を痛めたよ・・・まったく・・・・≫
首の後ろを抑えて痛みに耐えながら刹那は機を基地に向けた。
≪明日はどうするんだ?やっぱり出るのか?≫
≪何言っているんだ。そのために最前線に飛んで来たんだぞ。当たり前に出るよ≫
≪ま、いいけどな≫

[サラスタン基地の攻防戦]では単機で迎撃に上がったSAF機に攻撃を遅らせせざるをえなかった状態になるまでエルジア空軍攻撃部隊は混乱に陥った。それが原因でサラスタンにISAF空軍機(TND-IDS)が進駐を許す事になった。もしこの作戦がエルジア側の勝利だったならば攻撃機不足でISAF軍は翌日のタンゴライン攻略(ウッドペッカー作戦)は諦めていただろう。意外な人物が歴史を動かす事は珍しい事ではない。このISAF側の勝利は後の終戦まで響く事となる。

fin



 

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